machinegunbilly on instagram 「イン・ア・ボトル」外れ続けて投げ棄てられた降水予報機は眠りにつきかけ薄眼をあけてつたう滴に安堵する、躯体はやがて錆びて失くなるだろうがそれでもいいとたぶん泣いてた、路傍に凍る孤独なる、赤をすべて吐き出しちまったワインボトルはラベルにチェコのトランプが、カフカの羽根を背にするジョーカー、王と女王は遥か高みで市井の民には指先さえも触れられぬ、金の匙...">
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2015-03-06 18:30 | カテゴリ:文芸パンク・旅
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「イン・ア・ボトル」


外れ続けて投げ棄てられた降水予報機は眠りにつきかけ薄眼をあけてつたう滴に安堵する、
躯体はやがて錆びて失くなるだろうがそれでもいいとたぶん泣いてた、

路傍に凍る孤独なる、
赤をすべて吐き出しちまったワインボトルはラベルにチェコのトランプが、
カフカの羽根を背にするジョーカー、
王と女王は遥か高みで市井の民には指先さえも触れられぬ、金の匙と銀の器を稲穂のように持っていた、
雲を見上げているのは麦穂を愛でる人々と、彼等を載せるピックアップの運転手、

氷河に生まれた迷い子たちは青い季節を越えてなおも彷徨い歩く、
星が集まる時間に琥珀を注ぎしグラスを重ね、
これでいいと一人愚痴ては其の呟きに浮かぶ疑問符、
ありのままなんていう、無責任なる自己肯定は雨の何処かで流れちまった、

外れ続けて投げ棄てられた降水予報機は眠りにつきかけ薄眼をあけてつたう滴に安堵する、

日々を重ねて時代は移る、しかしは変わらぬ迷い子たちは雨の恵みを待つだけか、
置き去られた人工降雨機なる鉄片、いまや不要なブリキと玩具と箱から出されて荒れ果てたる砂地に転ぶ、
躯体はやがて錆びついて、手足は風雨に捥がれるだろう、
それでもいいと言って笑った、笑う以外に知らぬ人形、

私たちは其れに自身を重ね合わせる、
赤い魂なんぞは誰もが有す、しかしはそれが、ときに私たちを迷い子へと戻してしまうと知ってしまったからだった、




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