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2014-12-14 18:30 | カテゴリ:文芸パンク・憧


「月とあの陽が酷薄だろうと」


星がその夜の座に着こうと揺らぐ、
月が森の大樹に刺さるころ、夕刻前の宵闇は、
蒼は空から離れてゆこうと目を閉じる、
遠く天を眺めるリスは、明日には獣の胃に眠るだろう、
美談を語れど此の世が酷薄たるは変わらず、

景色は今日も、背後背後へ流るる霞む、
右手に月を、左に沈んだ陽の余熱、
車輪外れた馬車の荷台に昇るはずの弓張月待つ人と人、
森の行方を案じる蜥蜴は砂漠で渇いてしまっていると、
お腹の大きな娘がその子の父と手を繋ぐ、
ほんの少し前までは、ふたりは同じ管弦楽団だった、

今日も明日も連綿たる命が続く、
白み続ける天上は、冷笑さえも薄ら笑いにて孤を映す、
孤独なる森、孤独なる海、
孤独なる星、孤独なる酒、
孤独な果実、孤独な煙、
孤独な灰、孤独な魂、
今日も明日も私が其処に続く限りはやはり、
唯々、不器用だとしても、ありがとうを言葉にするほかないだろう、






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