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2014-11-29 18:30 | カテゴリ:文芸パンク


「12月に君を想う」


水たまりにも冬の空、夕刻前の微かに青い、
クジラのいない小さな海は、落ちた黄色のひとひらが、
風に吹かれて凪いでいた、
行き先のない船が、音なく漂ってるようで、

手にいれた、微かなキセキは手のひらから零れ落ち、
なにもかもを失くしてしまった、
そんな気がする、思い過ごしならいいのになぁ、
指切りした約束は、いまもずっと胸に燻る、
「あきらめずに行かなくちゃ」って、
僕が僕を失くさないよう、見えもしない明日に手を、

あの娘がくれた宝石は、僕が握りしめていた、
いつの間にか石ころに変わってる、
悲しくなって空を睨んだ、答えなんて探せない、
汚して無価値にしてしまう、悪いクセだとうそぶく日々が、
ガラス混じりの砂を噛む、血が滲む唇で、
「明日なんていらねぇから」って叫び声をあげたくなった、






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