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2014-11-19 18:00 | カテゴリ:文芸パンク・憧


「放課後」


放課後は真冬の庭で、透き通った白が吹く、
トラックラインを踏まないように、振り返ると窓が夕陽を跳ね返す、
鮮やかなオレンジ染まる、砂の上まで届いてた、
隅の木陰に住む花と、どこからか水の匂い、
時間はただの一瞬さえも、待たずに僕らを連れてゆく、

重なり合う僕らの影は、
離れず寄り添うみたいに見える、
君の影を踏まないように、爪先、次の一歩を探す、
触れてみたい、その手までは3センチ、
細い手首に淡色ミサンガ、どんな願いを託してるだろう?
聞きたいけれど言葉が出ない、

灰色フェンスに緑のツタが、背伸びをしてもあまりに高く、
夏の終わりに刈り取られるから、いつも触れられないまんま、
夢に描く景色に似てる、

永遠なんてあるのかどうか知らないけれど、
ふたりで歩く瞬間だけは、一瞬なのに忘れない、
そんなふうに歩く放課後、

僕らの歩くその先は、
眠りかけの銀杏が乾く金の坂道、
小高い丘の向こうには、陽の落つ海が見渡せる、

僕らの歩くその先は、夏の雲と空に繋がる、
世界でいちばん高鳴るこの時が、明日もまた来る、
僕は彼女の影を踏まないように、
青みに溶けるオレンジへゆく、

新たな季節はまた僕らを導いて、
新たな季節はまた僕らを連れてゆく、








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