-------- --:-- | カテゴリ:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2014-11-04 12:00 | カテゴリ:文芸パンク


「雨曝しの手のひらよ」


波打つ草原、夜闇の色はブルーベリー、
かすかな光が散らばるなかを、紛れ込むよう走るキャンピン・バン、
撃ち殺されてた風見鶏、それを啄む鳥は群れ群れ、

根を張らずに生きると決めた、他の誰よりも孤独で自由だ、
手にするものはひとつもない、欲しいものも思いつかない、
ゆく先々の誰かに温もりだけを分けてもらって、

星を数えるなんてもうやめたんだって、
何ひとつもつかまないから、何ひとつも失わない、
鹿の角でできたライター、
それくらいなら、それくらいなら、

ブルーベリーをつまんで煙をふかす、
自由を手にしたんだって悲しそうに喜ぶふりで、スタントマンは月夜に眠る、
風向きなんて知りたくなかった、向かい風さえ振りも変えれば追い風だって、
渇ききっているのであれば、泥水でさえ飲み干すだろう、

連れてたネコから甘い匂い、
天使みたいなふりをして、冷たい頬を舐めている、
悪魔みたいな牙を剥く、風見鶏を喰いちぎる、

風は汚い雨まじり、それがなぜかいまの気分、
汚れるだけ汚れちまって、いくら拭えど白くはならぬ、
欺きたいならそうすれば、手にした誓いを忘れるまではあと少し、
ここから先に花を見る、ここから先も孤独は続く、

橋の向こうに繋ぎとめる花が咲く、エンジン途切れた月夜の草原、
狂うくらい静かできれいだ、狂うくらいに何もなかった、
そんな景色は嫌いじゃなかった、いまもたぶん嫌いになれない、
雨曝しの手のひらよ、君はその手になに想う





billy_tanaka instagram

Instagram





Copyright (C) 2014 copyrights.billy tanaka All Rights Reserved.


〝Please give me an aid click〟
にほんブログ村 小説ブログ 現代小説へにほんブログ村 ポエムブログ 自作詩・自作ポエムへ
関連記事
スポンサーサイト

管理者のみに表示する

トラックバックURL
→http://stardustjohnny.blog.fc2.com/tb.php/3113-ef43094f
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。