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2014-09-17 12:00 | カテゴリ:文芸パンク

「時よ」


ときに僕らは振り返る、
過去になった足跡が、懐かしくも愛おしく、
氷のなか眠らせたはず、優しさなんて忘れたつもりを振る舞った、
赦し合える、そんな気がした、

片隅にてほころぶ笑顔、傘もささずに濡れている犬、
誰もが享受できるはず、静かで満たされなくとも足らずを数えることもない、
指折り数えた希望は眠る間に見る奇跡のよう、
私たちは微かな灯を明日へと手繰る、

ときに私は目を細め、
赦し合える日々がくること、
飢えに飢えては脇腹に、骨を浮かせて歩む馬、
幌には何も積まれていない、

天を仰ぐ砂漠の駱駝、瘤は流れて首だけ伸びた、
眠るように夢を見る、疲れさえも心地よい、
夜を明かした焚き火の赤は、昨日のようで遥か遠くか、

人はいつも振り返る、
都合の良い過去をつくって、すべてを赦す聖人だとさえ思い違う、
気分次第で夜も朝も赦しを乞える刻になる、

ときよ流れよ、
刺し違おうにも相手はいない、
手にしたナイフは生温いまま溶ける氷か、
ときよ流れよ、
軽々しく望みを躱す、あの日のあざとき者でさえ、
やがては時が赦すんだろう、
其処にはそもそも何もなかったかのように、
腹のなかには煮えたぎる、毒の炎が続ける騒ぎ、

ときに僕は振り返る、
あの日の僕があの日の僕を、赦すことはしないと幾度、
旗を振らされ言葉を吐いた、
空虚の日々を赦すことなどできるだろうか、








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