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2014-09-14 12:00 | カテゴリ:文芸パンク・旅


「砂上」


夜の雨は悲痛に響く、地表すべてを濡らして誘う眠りの底に、
慈しみ、嘆きを溶かし合う、
泥の海へ誘い込む、

朝に歌う鳥たちが、砂煙に揺らめいていた、
まだまだどこか飛んでくだろう、
疲れながらも空にしか居場所はない、

朝の雨が昨日を流す、過去は過去としながらで、
前に向かう力にもなり、風に吹かれた真横の雫、
そしてまた汚れゆく、

犬は吠えた、太陽に向かって吠えた、光と影が対にないこと、
どちらも線の上にあると気づいた、

充分生きた、そんな気がして嘯きながら呟いた、
いっそのこと消えてしまえば、深海似て想う、
その底潜って光の漂い、見てみたいような気が、

明日また生きる、命が続いているって分かる、
誰も彼もが悲しみながら生きてるらしい、
明ける日を、照らす陽を、
雨のなかさえ、泥にまみれる、

悲しみながら生きてゆくしかないんだろう、
渇きになれた振りをして、やり過ごすしかないんだろう、
遠く揺らめく陽炎が、ゆくべき視界を惑わせる、







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