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2014-09-15 12:00 | カテゴリ:文芸パンク・憧


「草原の舟」


月の光が輪郭なぞる、楕円をいくつか重ねた丘陵、
柔らかそうで撫でたくなった、雨季を越えた幼い背丈の緑たち、
儚くなんてちっともなかった、

眠りに帰る鳥たちまるで、
微かに灯るお星様へとせめての願いを届けるように遊泳続けているみたい、
目を閉じ耳を虚空に澄ます、呼び合う声は眠らぬ親子のハーモニカ、

旅の途中の言葉少ない孤独は口笛吹いていた、
静謐すぎる背中は溶けて消えゆきそうで、
揺れて惑う、置き去られた毛糸の人形、
星が散らばるガラスの青い目、花飾りの木綿のドレス、

眠りに帰る鳥たちまるで、
通りすがりを連れゆきそうで、そこにぽつんと置いてゆかれた、
ハーモニカから花の匂い、銀の匙に似た体温、
人形劇の人形たちは月の真下で誰も知らない話をしてる、

幼い夢想をいまだ続ける草原は、
藁の靴をほどいて編んだ、小舟を揺らしてくれていた、
鳥が運んだ花一輪と月あかりが乗る波飛沫、
それは昨日も夢に見た、永久の眠りにつく前の、
まぶたの裏に描いた景色、







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