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2014-05-25 12:00 | カテゴリ:文芸パンク

「路上に赤裸々」


赤裸々なる独白を、
通りすがりの匿名に、唐突すぎる出来事に、
怯えた其の眼が意味する拒絶、
水たまりの波紋に映る、彼の真暗な瞳の貌は、
子供のころに怖れた病、狂犬病に重なった、

刻を重ねて手に入れた、彼の全てである城は、
気まぐれ程度に降らされた、春の静かな水滴くらいで陥落の途に、
脆く儚い砂の城、玉座を飾るはずだった、
青い石はカラスが咥えて持ってった、
ついさっきまで絶えたイヌを啄ばんでいた黒い空腹、

もつれた長い赤い髪、両眼と乾いた唇と、
痩せさらばえた骨はきっと乳白色、それに貼りつく薄い肌、
匂い始めた季節を吸って吐き出した、

安普請の身なりに調和のない、蹄を模した指環の白銀、
抜け落ち転げ側溝に、そのまた先の排水溝へ、
振り返ろうにも男は独白続けている様子、
誰かじゃなくて自分に語っているだけだろう、

セキララなる独白を、
無名が路上に零し続ける、周囲が彼を見る冷えた、
其の眼差しは奇異と憐れみ、
昨日の夜まで怖れたはずの、電気仕掛けの椅子はすぐ其処、
続きの長い告白は、最期の玉座が似合う気がする其処の底、





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閃 ロックンロール ワールズエンド
天 草原 蟻
ゾンビ 祈り 砂時計


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