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2014-02-09 12:00 | カテゴリ:文芸パンク

「発光」


凍りついた湖を、その氷を見に行こうって、
目覚めたのは夜が過ぎてゆく少し、
少しだけ前のこと、窓から覗く東は白く発光してた、
昨日の映画のビデオは予告編を繰り返してる、
新作だった10年前をふと想う、

ドラッグレースの痕跡残る、
タイヤの型のついた花束、泥を吸って眠ってた、
「暇潰しに死んじまって」
「潰せただけマシ」って独り言みたいに、
運命論者じゃないにせよ、やがてはその日が訪れる、

生に意味などないように、
死にも意味などないように、
〝個々の魂なんぞにわざわざ意味など持たせるものか〟
花びら一枚くわえた鳥は、
群れから離れ湖へと旅立った、
純粋さに呆れてるだろう、内包される愚かさには嗤いさえ噛み殺す、

耳を澄ませば風が空から流れてゆく音だった、
目を閉じ耳に手のひらをあて、風が空を切ってゆく、
どこ吹く風か、真下に金と銀の細い星、
カーブに散った暇つぶしの痕跡なのか代償か、

安い酒で容易い夜を明かしては、
澄み切らない琥珀の泡を眺めた時間、
あてどもなく彷徨った、日々をいつか振り返るのか、
永遠たりしは一度もない、欲しくもなかったろうって今日も、
発光したフィルムのなかに溢れてた、
一糸纏わぬ美貌の曲線、時は過ぎゆき時代も巡る、
もつれにもつれた内面吐露を繰り返す、
冴えないときは有り触れて、
何処にでもあるはずの、ありふれたる午後の景、

探していた湖なんて、視界のどこにも見つからない、
それは探していたつもり、つもりだけの幻だった、

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