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2014-02-05 18:30 | カテゴリ:ショートショート・フィクション

〝killing me softly〟


 気持ちはいい、とりあえず、やっぱり。だって、あたしも人間だから。あ、この場合の人間ってのは大きな意味で「動物」に含まれてるわけ。
 そう、動物だから肌を重ねて夜を過ごすのは特別なことじゃない、むしろ当然の行為だと思ってる。眠いときは眠るし、お腹が空けば食べるし、したいときは誰かを探す。

……貞操観念なんて退屈な発想は勘弁してよね。そんな縛りプレイみたいな生き方はあたしには合わない、ルールが好きな人はずっとそのなかで檻に閉じ込められてればいいだけだしね。
 どちらが正しいとか正しくないとか、それ自体が単なる拘束だし束縛だし、あたしはそんな制度の外にいたいだけ。
 それでなくても不自由と閉塞が極まる世界でしょう?

 あんたたちが大嫌いで、でも、どこかで憧れてもいるビッチになるって決めたんだから。
……誰とでも寝る女の子って、オトコたちは大好きでしょう?
 だからあたしは体を提供する代わりにありとあらゆるものを戴いてくの。
お金でも情報でも、そいつの才能だったりね。それがないならタダはゴメン。
「この世はすべて等価交換なの」って、脱ぐ前には絶対言うから、それがあたしのせめてのルール。

 退屈すると死を思うから、気持ち良くないまでも、せめて退屈だけはさせないで。あたしだっていつもギラギラに磨いてるんだから。


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