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2013-09-25 19:42 | カテゴリ:文芸パンク
流星 旅 世界の終わり 画像

モデル チバユウスケ イラスト 画像

「移民の歌 (20090925-you can REDO.)


風が鳴るときを待つ、
西から東、尖って乾いた風が鳴る刻だけを待つ、
それは海に舞う鳥に似た声、
新しい風だろう、どこから吹き、どこへ流れるのか、
それはいまだ誰も吹かれたことのない、

僕は君はその行く先を睨んでた、
荒れた地ばかりが拡がり続け、
そこには道らしい道もなく、
辿るべきの足跡さえも見当たらない、

僕は思う、君に問う、
君は思う、僕に問う、

風の声に耳を澄ませて、
天が涙するときは、両の手を高く掲げた、
稲妻が喚く夜にはその叫びを浴びてみようとも、

朝焼けに目を細め、幾億の星を数える、
太陽に灼かれても砂上を歩き、
凍てつく氷の国でも立ち止まることはなく、

新しい世界で新しい名前を呼び、
新しい街で新しい想いを抱き、
新しく出会う人々の鼓動を、この痩せた体に刻み続ける、

光を追い、光を求め、
闇に触れることを恐れることもなく、その2本の足で歩き続けろ、

孤独に負けない心を持ち、
体温と同じくらい優しい言葉を探すくらい、

抱いた想い、そんな全てを自分の言葉で紡いでみたい、
愛だとか自由だとか優しさだとか、
あるいは希望や願いでも、
かたちにはならなくも、誰もが胸に宿らせる、
命への想い、希求と賛歌、
果てしない旅の憧憬、

目を閉じて、微かに感じる光に手をかざして、
旅人はいま、その名を移民に変えて、
立ち止まるをやめるだろう、
空を見上げた、そこには風に乗る鳥が、
この世でもっとも美しい、
その瞬間は、僕が君が知るだろう、
ひとつとひとつの孤独に過ぎぬ魂として、


━━━━━━━━━━━━━━━
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