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2013-08-04 17:05 | カテゴリ:イケメン・ジョニーはスーパースター?
金髪 パンク イケメン 画像


「それゆけジョニー!」


ロックンロール イラスト ロカビリー 画像



 彼らバンドは一年しかキャリアのないジョニーがフロントを務める。そして、そのジョニーの突然の覚醒によってパフォーマンスを成立させてきた。
 しかしその覚醒は偶発性に頼ったものであり、起動させるスイッチがあるわけではない。晴れ渡る空の下で落雷を待つようなものだ。異常な熱狂を巻き起こすか、波すら立たない凪になるか、どちらかしかない。

「……ちょっと……またヒラサワくんがぶつぶつ独り言を……」
 異変に気づき目覚めた天野くんは不安げにつぶやく。小柄な彼はドラム・セットに隠れてしまっている。
「去年、どこかでカブトムシ採ったよね。元気かなぁ、あいつ」
 ジョニーはどちらの声もまるで聞いていなかった。 
 すでに寝ぼけ、そして夢の続きが現実に繋がる。過酷な旅の活動は忘れ、夏の思い出であるカブトムシを思い出す。

「な、お前らジャズ・スタンダードも練習しておこうか……」
 ヒラサワくんが提案する。
「最近のまどかさん、いくら暑いにしても露出多すぎるよね……。俺らのことペットだとか思ってるのかなぁ」
 天野くんは天野くんで違うことを言い始めた。
「今年はクワガタが採れたら嬉しいけどなぁ……両方ならサイコーだよね」
 なぜかニコニコのジョニーが言う。

……彼らは思うこともバラバラだった。当然、会話も噛み合わず、ついでに練習らしい練習さえしなかった。

ロックフェス フライヤー 海 画像


 窓の向こうは差し込むだけでその手まで染まりそうなほどに青い夏の空が広がっていた。
 仮設スタジオから外を眺める、彼らが向かうステージと、それに正対して海が光に乱反射していた。
 人々が歓声をあげる、音楽が鳴り始める。
「行こう、俺たちの出番だ」
 三人は強く握りしめた拳を合わせ、ステージへと駆け出した。



<そしてロックンロールが加速する……はず>

━━━━━━━━━━━━━━━

<愛と青春が大マヌケなロックンロールの前回まではジョニーをクリック!>
ロックンロール・スイッチ

〝JACKPOT DAYS〟-image

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あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの人への想いに綴るうた

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