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2013-07-31 10:06 | カテゴリ:ショートショート・フィクション
球児 夏 甲子園 画像

「20XX ボールゲーム ー2nd halfー」


20XX ボールゲーム ー1st halfー
「ゴールは?」
 ひとりが尋ねる。
「じゃあ、あの窓。まだガラスが残ってる」
 人差し指の先には半壊した倉庫がある。
「バットは?」
 別の誰かが聞く。
「これでいいだろ」
 先端が鍵状に曲がったアルミニウムのパイプ。

「じゃ、どっちやるか決めるか」
 帽子を被った少年が手を開く、握っていたのは「100」と刻印された古いコインだった。
 弾かれたそれは回転しながら鈍い光をキラキラ跳ねる、そして砂の上に落下した。

「プレイボール!」
 誰かが叫んで痩せた背中の少年たちが散り散りに走り去る、それを陽が照らしていた。

 どこにでも見られた風景だ。ごくわずかな人々にとって遠い世界でしかなかった。
 そしてわずか先の未来において、その光景は世界のどこにでも見られることになる。

 過去と未来は現代を繋ぐ線なのだと、誰もがどこかで知っていたはずだ。
 そしてその日も青い空にボールが跳ねた。


ボールパーク 近未来 画像



<GAME SET and PLAY GAME.>

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ロックンロール・スイッチ

〝JACKPOT DAYS〟-image

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの人への想いに綴るうた

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