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2013-07-09 12:04 | カテゴリ:文芸パンク
photo:01


「波待ちサーファー」


波を待つだけ、曇天サーファーズ・タウン、
空を映す海の色はディープブルー、
肌寒くて引き上げたサーファーたちはパーカを羽織る、
まるでひとけのないビーチ、砂を巻き上げる水平から届く風、

倒れるパラソル、順に揺れる海面のブイ、
虚しく鳴るラジオのサーフ・ミュージック、
最期は無名が名無しに捧げたラブ・ソング、

あきらめたらナッツなんか食べたりして、
物欲しげなイタチを追い払う、

浮上してきた潜水艇はクジラに見えた、
欠伸をかみつぶす、恋人の肩を抱いて、
耳元で何か囁く、
誰かがくすくす笑っていたよ、
笑われてるのは俺たちだった、

集めた貝殻、ネックレスでも作ろうか、
フルーツゼリー食べてもいい?
波はもう立たない、今日は帰ってベッドのなかに潜り込もう、

もうすぐまた雨になる、
ポットのコーヒー、苦すぎたから、
彼女が舐めてるキャンディ溶かして飲んでみたんだ、

ディープブルーにぬるい雨が混ざってる、
空が舌を出して嘲笑う、
サーファーズ・タウンの季節が終わる、
なんだか愉快な気分になって、
やけくそサーファー、雨の海に走っていった、

波に乗れないサーファーは、
溺れるふりではしゃいでた、
気楽で淋しげ、サーファーたちはいまを楽しむつもりで生きる、
明日なんていらないからって、
スコールと荒れた波、貫くように南へと、
せめてのせせら笑いで今日も、

海 砂浜 子どもたち 画像



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鐘が鳴り響く朝に私は悲しい夜を想う(FC2への投稿)

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〝JACKPOT DAYS〟-image

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの人への想いに綴るうた

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