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2013-07-08 17:25 | カテゴリ:イケメン・ジョニーはスーパースター?
イケメン パンク ジョニー 画像

「それゆけジョニー!」


バンド パンク イラスト 画像

 カウント、そして即座にリズムが撃たれ始める、叩き上げるドラム、ウッドベースがそれを追撃する、音塊が重なり弾け、スクリューしながら虚空を貫いてゆく。
 屋内ながらなぜか麦わら帽子をかぶり、寝起きまんまのパジャマ姿のジョニーが開放弦を一閃する、残響のままコードストロークに移り、バンドは回転してグルーヴになる。

モデル 桐谷美玲 イラスト 画像

 見慣れた練習風景だ、デニムのマイクロミニから伸びた白い脚、まどかさんは腕を組んで踵でリズムをとっていた。

 練習スタジオ兼住居、そもそもは単なる納屋だ、空調なんてあるはずもなく、バンドメンバーは噴き出すように汗をかいている。

マリアッチ iPhone イラスト 画像

「ヘイヘイヘイヘイ!」
 閉め切られたシャッター隣の小窓から呼んでいる者がいた。だがパンク・バンドの演奏真っ只中だ、声は掻き消されてしまう。
「聞こえないかぁ……」
 男は孵化する毛虫のように身をよじらせて小窓から納屋に侵入を試みた。

「ヘイヘイヘイヘイ! ミスター・ロンリートラベリンマンたち‼」
 文法として正確なのかどうかはともかく、この時点で彼は「たち」しか日本語を発していない。
「誰……?」
「ミスター……ロンリートラベリン……?」
「ロンリーなのに複数形……?」
「なによコイツ……どこのバカよ……」
 侵入者に気づき演奏は中断していた、彼らの前に現れた男は小躍りしながらメンバーのもとへ寄ってくる。
「あっ、チャベスじゃねーか!」
「ヒラサワくん、知り合い……?」
この前会ったじゃん、ほら、ダーティ・スターの……」
「……バ、バカがバカを呼ぶってやつ……」。

 早々にバカ認定を受けたチャベス・ヤマモト・ペドロは再び「ヘイヘイヘイヘイヘイ」しながら、指を鳴らし腰をスウィングさせる奇妙な舞いを続けていた。

「よく動くなぁ……」
 突然の不審な来客だったが、ジョニーの感想はそれだけだった。



<チャベス・ヤマモト・ペドロ、登場の真意は?……次回に続く>


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愛と青春のロックンロールおバカ伝説、前回まで


〝JACKPOT DAYS〟-image

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの人への想いに綴るうた

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