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2013-06-25 11:56 | カテゴリ:イケメン・ジョニーはスーパースター?
photo:03


「それゆけジョニー・サマー!」


photo:01


「まどかさん、あのさ……」
「ん?」
 燃え落ちる西陽を背にしたジョニーがいる。か細いシルエット、頼りないライン。酷使のせいか掠れた声。
「俺……商売とか契約とか……そーゆーの分からないけどね」
「うん」
「ヒラサワくんとか天野くんと……まどかさんもそうだし……バンドだしチームじゃん。ここでバンド辞めちゃったらダメだよ。先のことなんか知らない。続けてもダメかもしれない。でも、辞めて、諦めても後悔すると思う。それならさ……」
「なら……?」
「バンドやろう。俺らはロックンロール・バンドなんだから」
「……お、お前……」
 たまには……いや、初めて良いこと言ったんじゃない? だけどそれは言葉にならなかった。しなかったのかもしれない。
「まどかさん。帰ろう、ヒラサワくんや天野くんがいる、俺たちの場所に」
「うん!」

 そうだよ、彼女は思う。
 どのみちバクチ稼業なんだ、やりたいことをやらないと言い訳しながら生きてゆくことになる。
 諦めさえしなければ、きっと私たちは最強になれる。
 だから行くんだ。見通しがなくても甘くってもいい。
 生きていればさえ奇跡は毎日起こせる、そんな気がする。
「よし、帰るかジョニー!」
「うん!」

 ふたりは一気に駆け出した。睨みつけるのは風の先の一点だけだ、未来は無条件に呼んではくれない、迎えにゆくくらいのつもりで走る。

……後。
 人の限界を超えたふたりの暴走は「突如発生した小型のハリケーン」として報道されるに至る。
 誰ひとり怪我がなかったのが幸いだった。

photo:02



<ロックンロールは加速しながら続いてゆく……>

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ジョニーが読めるのはここだけ!

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あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)

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あの人への想いに綴るうた

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