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2013-06-18 12:55 | カテゴリ:少年ゾンビ高橋。
photo:01


「少年ゾンビ高橋」


「暑い……」
 目を覚ますと頭上は騒々しいまでに照りつける太陽が昇っていた、梅雨前線はどこへ行ってしまったのか、夏の空が広がっている。

「いったいいつから眠ってたんだっけ……」
 途切れがちな記憶を手繰りこもうとしてあきらめる、それが蘇らないものだと彼は分かっている。
 体中が痛むような気がした、だけど、気がするだけで痛みはない。なぜなら既に彼の身体からは感覚というものが失われている。

……えと……そうそう、梅雨に入ったらしいし、また暑くなるから……。
 少年は考える。
 今後の自分にとって必要なものを考える。
……肉体の維持には防腐剤でいいのかな……。不審がられるから消臭剤も……それから……ファブ◯ーズはオーデコロンの代わりになるだろうか。
……で。お腹すいたな……何を食べたらいいんだろ……。
 映画とかだと……だいたいは人を食べてるけど……。
……。
 いやぁ、ないない。そんなことしたら捕まるじゃん……そもそも食べ物じゃないし……食べたくないし……うーん……。

「いや、待てよ……」
 少年は気づく。
 ハラが減ったような気がするだけ、錯覚なんじゃないか、と。何故なら彼はすでに死んでいる。ハングリーな死者など聞いたことがない。
 そもそも栄養の摂取というのは生命活動のために行われることだ。活動を終えてしまったあとに食糧を摂る必要はない。
「うん……そうだ……食べなくても大丈夫だよ。ラクと言えばラクかな……」
 少年は思う。
 彼はゾンビである。

photo:02




<……なんだこれ、と書いた本人さえも首をひねってしまうところですが……ひょっとしたら続くかも>

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<普段の記事はもう少しマトモです>

再生のアクアリウム
悪魔と天使のバラッド
モンスター


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あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう…… 流星ツアー(表題作を含む短編小説集)

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あの人への想いに綴るうた

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