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2014-05-26 12:00 | カテゴリ:文芸パンク

「漂泊の海岸」


酷く深い眠りから醒めた、
リアルと夢の境界は曖昧として、
こすり見る空、流れてゆく風、

そばに微笑む、憧れたのは美しさ、
どうやら新たな世界にたどり着いてた、
愛する人々だけの笑う顔だけ、

もうここで生きると誓った、
それが幻だとしても、
明ける朝にも真実なんていらない、

〝明日なんて何処にもなかった、
永遠としか言いようのない、
手にしたのは終わらない凪〟

互いに名前を呼び会おう、
与えられたそいつじゃなくて、
意味の有無の取り去った、
原始に近い快楽だけで、

まるで終わりすらもない、
そして日々が愛しさだけを持つ、
僕らだけが生きる季節は巡る、
凪いだままの海辺で、

酷く悲しい夢を見ていた、
架空の世界に生きた僕らは、
すでに汚れに満ちた原始の獣、

海風が流れてる、
だけど幻だと知った、
砂がつくる果てた波、
その渇きに夢だけ見てた、

これからここに生きるにしても、
あまりに喪失だけが浮かぶ世界、
砂時計さえ落ち行かない、

呼びかける、
声は誰に届くのだろう、
恋人の名を呼ぼうにも、
その記憶さえもなく、
無音の砂海、声なんて届かない、

呼びかける、声はいつ響くだろう、
恋人を描いても互いに名前なんてなく、
止めた時間に叫びなんて響かない、

叫んでる、
止まったままの時計の針を指で進めた、
動くことはあるのだろうか、
その砂の波が光る水の青さを取り戻す、
夢に見るから幻なんだと、

鳥たちまた飛んでゆく、
醜ささえもが戻ってく、
描いた夢想に生きられるほど強くはないと、

張りあげる、
声は空の彼方に突き抜ける、
届くだろう、
声は海の色にも似た青み、
叫んでいたのは誰も知らない架空の言葉、

薄汚く着の身着のまま、
たゆたうようにぶらつきながら、
すべて終われと嘯いて、
流れるまんま睨んでた、
視点の先には食べ残したカラスの意地が、
それはまるで悪くなかった、
君が僕が愛おしむ程度の言葉よりもずっとずっと、
まるで悪くはなかったんだ、


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閃 ロックンロール ワールズエンド
天 草原 蟻
ゾンビ 祈り 砂時計


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