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2013-05-26 21:53 | カテゴリ:イケメン・ジョニーはスーパースター?

「それゆけジョニーと仲間たち!」


〝JACKPOT DAYS〟-image

 ライヴにて隠された潜在能力を解放したバンドは、NASAの衛星に捕捉され、後に「謎の発光現象」と述懐に至るまでの怪現象を引き起こし、そしてその夜の出番を終えた。

「お疲れー」
 ヘッドライナーを務めたダーティ・スター・オーケストラやその他のバンドも集まり、熱狂のうちに終了したイベントも幕である。
 結果は大成功であった。

〝JACKPOT DAYS〟-image


〝JACKPOT DAYS〟-image


「お疲れっす……それから……。ヒラサワさん、お久しぶりっす」
 そう声をかけたのは、現在のダーティ・スターズでバンドマスターを務めるチャベス・ヤマモト・ペドロという、名前から風貌まで不審極まる青年だった。
「チャベス……久しぶりだね」
 ヒラサワくんはかつてダーティ・スターズに在籍していたことがある。
 キャリアの長い彼だ、もう十年は前だろうか。当時のダーティ・スターズは拠点を持たず、世界各地を転々としながら演奏するバンドだった。
「ミスター・ヒラサワ、もうミュージックはヤメたものだと思ってましたよ……」
「辞めようと思ってたんだ、でも……結局、好きなんだな、バンドが」
 ヒラサワくんは苦笑いを浮かべる。俯きタバコに火を点けて、満足そうに煙を吐き出す。

「テクニックがダウンしましたよね、ヒラサワさん」
 瓶のままビールをあおる、一口二口飲んでからチャベスはその瓶をヒラサワくんに手渡した。
「遠慮ないなぁ、チャベス……」
「バット……ディス・タイムのヒラサワさん、悪くないすよ。すごくプレイをエンジョイしてる。ハッピーに見えた。それに……」
 チャベスは打ち上げ会場のど真ん中で飲み食いに明け暮れるジョニーと天野くんに目をやった。
「あのブロンドの彼……ミスター・ジョニーか……ヘタだけど……でも、とんでもないポテンシャルがある」
「ああ」
 ヒラサワくんもジョニーを見る。
「いいチーム……ナイスなバンドになるっすよ、メイビー」

 ジョニー。
……そうだ、あいつは俺らとは違う。モノが違う。死ぬほどバカだけど……ヤツは黄金の羽根を持っている。ロックンロールですべてを体現できる。今日だってそうだ、ここにいた誰もが体感している。
 そう、瞬間最大風速を記録したのは俺たちなんだ。

「……What? ヒラサワさん、何か言った?」
「……え」
 ヒラサワくんはまたも思ったことをブツブツと呟いていたらしい。


<そして彼らは二度目の夏へ、ロックンロールは続いてゆく……>

━━━━━━━━━━━━━━━

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「出番なかったじゃん……」

デタラメなくらいでちょうどいい前回まで




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あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)



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あの人への想いに綴るうた

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