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2013-09-12 12:54 | カテゴリ:文芸パンク
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「ルフトハンザの孤独」


解放された夜を使って、闇とレールを抜き去る詐欺師、
名前を夜ごと使い分け、本当の名前は誰も知らない、
義であるべきと誓いをたてた、カネに綺麗も汚いも、
所詮は甘えた寝言だろうと、

〝使い途は手にしてから考えるだけ〟

不要な者が力持つより、彼は甘い言葉を吐いた、

逃げ脚の、速さは生まれつきみたい、
ホラも史実も同じ列にて語られる、
母親らしきが数人もいた、父を名乗るに血を流されて、
薄汚なく見たレール、
扉の向こうに灰色がかった自由があった、
偽名が彼を解き放つ、夜の紛いに溶け込ます、

詐欺師は今宵も甘い嘘、ありもしない未知の金塊、
童話を写した宝の地図や、観測されない星でさえ、
酔いどれたちが集う夜会に、甘美極まるウソを並べて、
汚れた手から汚した手へと、
ばら撒く夢で手にする現実、

解放された、夜の詐欺師の猜疑心、
彼はたったひとりでさえも信じず、
塗り重ねた美談を抱え、青い午前に跋扈する、
遠くへ続くチケットは、片道だけで東に向かう、
振り向きざまに目に映る、飢えたネコが横たわる、

片手にナッツ、喉の奥から薄ら笑いの優しい嘘を、
閉じた眼には通過儀礼の街の鐘、
失くしたものを数えるも、手にしたものが見つからない、
せめて俺は自由だと、燃え尽く陽のオレンジ見てる、
新たな地でも同じ嘘、積み重ねては歩くんだろう、
すでにその名を持たぬ者、唯一あるのが自由に似た不自由で、
彼は誰も愛さない、
彼は誰も愛せない、



[DustStar-REMIX]
大嘘つきのロイ
ペテン師チェルシー
世界地図は血の跡
瞬光


〝JACKPOT DAYS〟-image

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの人への想いに綴るうた

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