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2013-06-24 08:42 | カテゴリ:poetrical punk 00B
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110623_172129.jpg

「野生の花々」


荷をトランクに詰め込んで、
青空の下、錆びたオレンジ、
土にまみれたタイヤはヒビ割れ、
埃が下がるミラーに映る、
いまはもう過去、過ぎた日々に口笛を吹く、
もう誰もいなくなった、
枯れ地に潤いだけを求めた、

雨季は何度も通り過ぎ、
続く灼熱、過酷な熱に背を撃たれ、
痩衰えた芽を抜いた、
かつてこの地に咲き誇りし赤い花、
ここに生きるがいる限り、続く命に限りはないんだ、
話す相手がいなくても、
手に地を握り、寝そべっては行く雲を見た、

“この地に花が咲くことはない、
土はもう死んでいるんだ”

嘆きと怒り、残されたいくつの言葉もいまなら笑える、
俯き加減に唇を噛む、笑えるような気がしただけだった、
青年はいま、この不毛の地を後にする、
苦渋の決意をかためたばかり、

いつかまた来る、強くしなやかなる手をもって、
歓喜の種を携えて、途切れた時間を繋ぎにくるから、
大地を抱きしめるくらいの慈愛、
僕にはそれが足りなかった、

18回目の夏が来て、
坂の向こうには海が、軋みながら走らせる、
ひび割れたサイドミラー、そこにゆらめく白い花、
別れを知って笑ってた、気づくことなく旅人はゆく、
気づかぬまま青年はゆく、

死にゆく大地はどこにもない、
やがては命が芽吹き出す、
ほら今日もまた、誰かが新たに生まれては、
連綿たる命が続く、



〝JACKPOT DAYS〟-image

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの人への想いに綴るうた

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