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2014-06-19 12:00 | カテゴリ:文芸パンク

「犬がくれたウェリントン」


使い古しのウェリントン、歪に反射する光、
それをくわえていたイヌは、あばらが浮いて絶えかけていた、
眩暈のさなか、倒れ込んで野垂れ寝た、
目覚めた視界に彼はすでに眠りついてた、

夏の日に、泡沫なる夢を見た、
淡いシャボンの跳ねる色彩、手を繋いだ親子が笑う、
枯れ果てたはずの街、金と銀に潤う世界、
泣き声なんて聞こえない、あまりに理想でしかない夢想、

歩き疲れた、もう何処にも行かないと、
放り投げたトランクからは軌跡を繋いだ世界地図、
至福に満ちた場所はなかった、
ゴーストタウンか墓場か葬列、「いずれ」を思えば無理もない、

レンズの割れたウェリントン、
ひびだらけの視界はまるで、彼が見て来たヒトの居る場所、
殺し合いさえ大義を持って、
悲哀をこめて呟く言葉はモルモット、
僕らは彼らと大差ない、

目を閉じる、そして夢の続きとその足跡、
ウェリントンはもう要らない、
しばらくここで眠っているから、眩暈のさなかに見た景色、
軽薄すらも装って、いまだ青い空に口笛、






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閃 ロックンロール ワールズエンド
天 草原 蟻
ゾンビ 祈り 砂時計


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