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2013-05-16 21:39 | カテゴリ:未分類

「永遠の凪」


ガソリンがゼロになるまで、この鉄の塊が、
走るをやめる地点まで、エンジン啼かなくなるまでは、
あてなくひたすらただ進む、
行きたいところ、生きたい街があるでもない、
終着点を探しているだけ、

ガードレールに擦り取られたサイドミラー、
霧にかすむ2秒先、感情はもう要らない、
アスファルトがひび割れて、やがて失くなるその果ては、
彷徨うだけの日々が終わりを告げるに相応しい、
緑の隙間に赤が流れる、
農夫のトラック追い抜いてゆく、
速度計を振り切りたい、計器をすべてゼロにしたい、
風はナイフで真正面から研ぎ澄まされる、
ブレーキはもう擦り切れた、

旅の果てに見るのはきっと、見ないつもりでいた流線、
呟くことさえ失くなった、
言葉もやがて意味を探して加速からは離脱する、
その先には未知だけが広がって、

消えてゆく、途絶えてしまう、
いつもどこかにそんな景色を探してた、
繰り返してゆく、摩耗してゆく、
やがてかたちを為さなくなって、
虚無になるのを待っている、
其れだけしかリアリティを持たないリアル、

旅路の先に想いを馳せる、
そこにはもう誰もいない、
錆びて放置の観覧車、足下には干からびた花束と、
置き去られたエスパドリーユ、
知らない国ばかりを描いた、
架空の世界の地図はなぜか、羊の革に刻まれている、
ガス燈照らす映画スターの似顔絵と、
枯れてしまった古い噴水、
野犬たちは劇場跡の錆びた屋根の下で寝る、

そんな風景、見たことのない風景、
それでもなぜか懐かしい、探していたはずの、
最終地点にゆくまでずっと、最高速度を緩めない、
留まれないから行く他なかった、
もう誰もいない場所、たどり着くのはそこがいい、
キリング・ミー・ソフトリー、ラジオがそう歌ってた、

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