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2013-05-10 12:53 | カテゴリ:文芸パンク

「それゆけジョニー!(第一話へ)」


THE CIGARETTES are......
ジョニー (guitar/vocal)
〝JACKPOT DAYS〟-image



平澤喜左エ門 (bass)
〝JACKPOT DAYS〟-image



天野ジャック (drums)

〝JACKPOT DAYS〟-image


〝JACKPOT DAYS〟-image


 前座という立場も忘れ、白熱のライヴ・パフォーマンスによってNASAの衛星が観測してしまうほどの光を放ったジョニー率いるパンク・バンド、ザ・シガレッツ(前回参照)である。
 彼らの壮絶なエネルギーは後に「謎の発光現象」として報道されてしまうに至るのだが、しかし、それなはよってキズつく者はいない。凄絶なまでの命の輝きが混沌と閉塞を打ち破る、言葉としては表現されずとも、彼らはそれを演ることができるのだ。

〝JACKPOT DAYS〟-image


「ふーむ、面白いな、あの連中……」
 ライヴハウスの出入り口付近、周囲を数名のSPに囲まれた初老の男が呟いた。
 ハットにスーツ、そしてその年齢、どれもがパンクのライヴ会場には不釣り合いな男である。その佇まいはギャングの大物を思わせる、眼光は鋭く、周囲に埋没しない特別な空気……鋭利な刃物か、あるいは火薬のような危険なニオイ……を漂わせていた。

「面白い……ユニークなバンドだ……久しぶりに観た気がする……」

〝JACKPOT DAYS〟-image


「んー……あのじいさん……どこかで見たことあるような気がするんだよなぁ……」
 ひと暴れして落ち着いたか、まどかさんは背後からの視線を感じていた。
……あのじいさん……いや、おじいさま……ひょっとして……?
 彼女はその紳士が何者であるのか、記憶から手繰り寄せようと目を閉じ、額を拳で擦る。

 一方、ステージでは残り少なくなった持ち時間を気にもせず、全力疾走にて駆け続けるジョニーたちがいた。
「みんなー! おにぎりの具なら何が好きだい? 今日の俺はおかかだーっ!!」
「い、いぇ~……い……」
 腰砕けしそうなコールに戸惑うレスポンスが返る。
「お前は大家族のお母さんか!くっだらないこと言わなくていい!」
 ステージ上のバンドと動向を見つめるマネージャーの間でアホな漫才までもが繰り広げられていた。



<ロックンロールに果てなんてなく続く……>


━━━━━━━━━━━━━━━

前回までの果てしないおバカさんたちの道のり




〝JACKPOT DAYS〟-image

〝JACKPOT DAYS〟-image

あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)



〝JACKPOT DAYS〟-image

あの人への想いに綴るうた

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