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2013-05-10 12:42 | カテゴリ:文芸パンク
〝JACKPOT DAYS〟-image


「ランプ師のお話」


裸のランプ、シェードはいらない、
油を底に小指くらい、炎がずっと消えないように、
決して絶えることがないように、
儚く見えるも消えない灯火、
それが風や雨に消されぬように、
湖近くの水辺のロッジ、
今日も確かな光が世界中に灯りますよう、
途切れぬように見守っている、
太陽や、月明かりでは届かない、
命が生み出す輝きを、

ランプ師ラカム、精霊たちと話す猫をスケッチしてた、
誰にも彼の姿は見えない、燈され続ける光だけ、
いつもほのかに漂うような36度の明かりだけ、
孤独を知る者だけに寄り添う、
粗雑なんかにならないように、
いまを悲しむ人の陰を照らせるように、
彼はそのためだけに生きていて、
それ以外に理由を持たない、

争いや貧困や、飢饉や危機を見続けた、
彼の生きる森さえ焼かれ、
それでもラカムは微笑みさえも浮かべてた、

今日もやはり闇がとらえる、
それはどこかに確かにあって、
当たり前のことのよう、
ランプ師ラカムは300歳の少年のまま、
たったひとつのランプを持って、
迫る影に怯える悲しみ探してる、

世界の果ての西の終わりの、
光が波に落ちてゆく、
平らな星の断崖にいて、
体温くらいの温度のランプ、
絶やさぬように守ってる、

撃ち殺された風見鶏
レベリウス
音の記憶者
アン・ジュールとあいのうた
世界地図は蒼と白





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あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)



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あの人への想いに綴るうた

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