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2013-01-09 18:54 | カテゴリ:文芸パンク
〝JACKPOT DAYS〟-111120_170206.jpg

凍る月の北の果て、海の近くのバスストップ、
氷の湖、滑るように二人はいつもそこにくる、
手をつないでる、焦る様子もなさそうで、

バスは来ない、だけどずっと、待っている、
バスは来ない、だからずっと、待っていられる、

雲の切れる間から、白い太陽、
光の矢を数本ならべ、昨日の夜から降り続く、
氷に彩り宿らせる、

淡い青からピンクへと、それから銀と金の間の硬質、
バスストップはひかりのなかで、いつも二人を待っている、

消えゆく街で二人は生まれた、根が干からびた樹が、
最期につけた実のように、
二人はまだ無力な少年で、無名の少女でしかないけれど、
胸いっぱいの希望を抱え、バスがくるのを待っている、

レンガを重ねて造られた、暖炉みたいなバスストップ、
淋しい灰色、まるで堅固な火薬庫みたい、
そこに降るのは七色、氷、

二人は今日もバスを待っている、
明日はきっと来るんだと信じてられる、
発着時間が過ぎたってて、ちっともかまわないって笑ってる、
ハイエナが二人を狙っていても、死なないって決めたから、彼は彼女の手を握る、

ポットにはポタージュ・スープ、少女の手作り、
彼は父のウオッカをこっそり忍ばせていて、
新聞紙に火を点けて、バスストップに暖かいひかりが踊る、
吹き込んだ風、ひかりのなかで弾けて消えた、
あきらめたハイエナが、暗い夜の森へ帰ってく、

日が暮れて、バスストップに夜が来る、
また明日、そう言って二人は街へ引き返す、

明日こそ、街を出てゆこう、
スーツケースは忘れない、片道切符はデニムのポケット入れたまんまで、
バスストップは時間を止めて、
二人がくる明日になるまで、眠りについた、
明日、また会おう、
二人はまた明日を待つ、


〝JACKPOT DAYS〟-120110_173458.jpg


〝JACKPOT DAYS〟-120105_234145.jpg







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