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2012-11-02 19:57 | カテゴリ:時計じかけのジュヴナイル
〝JACKPOT DAYS〟-111219_172049.jpg

僕は目覚めるといつものように街をゆく。そこには変わらないままのバースデイ・タウンがあるんだってことを確かめてるような気だってする。
夜のうちにネジはちゃんと巻かれてて、昨日とそうは変わらない景色が広がっているんだって。
家にいちゃ分からないから、景色を横目にしながらルッカに会いに行く。

だけど。
その日は違ってた。

陽は昇っているのに、とっくにネジは巻かれたはずなのに、いつもの朝の賑やかな笑い声も、向かい合うたびのしつこいくらいの挨拶もなかったんだ。
通りにいる人の姿はまばらで、彼らだって止まってしまってたんだ、挨拶しても返ってこなかった。
昨日の続きは、今日という日は、当たり前みたいにあるわけじゃなかっただ。
音がない、それだけでまるで別の世界に紛れ込んでしまったみたいな気になる。
心臓を掴まれたみたいに胸の奥が痛くなって、僕は道端の花をやる、その花は咲いてなんていなかった、巻かれていないままのネジが突き出して、止まってしまっているように見えたんだ。

ルッカ。
僕は彼女のことを思い出す、胸のドキドキを我慢しながらひたすら走って彼女がいるはずの家へ向かった。
「ルッカ!!」
叫んで開けた戸の向こうにいたのは、眠るように静かな彼女が座り込んでいた。


〝JACKPOT DAYS〟-111219_172038.jpg


時計じかけのジュヴナイル <1>
時計じかけのジュヴナイル <2>
時計じかけのジュヴナイル <3>
時計じかけのジュヴナイル <4>


illustration and story by Billy.


<つづく>
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