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2012-11-11 17:57 | カテゴリ:星屑のロビンソン
〝JACKPOT DAYS〟-111108_094051.jpg

「僕はあの塔に行かなければならないんだ」
ロビンソンは自分が生まれた理由をようやく知るような気がしました。
未知の星でヒトが危険に遭遇したとき、その危険を排除するために持つ攻撃の力。
だけど、ぼくらは生まれた星に帰ってきた。
そこにいたのは、ぼくらを敵と誤認する、同じアンドロイド。

〝JACKPOT DAYS〟-111107_102834.jpg

「……ひとりで行くの?」
ココは心配そうにロビンソンに言います、ですが、ロビンソンはココとザジから離れてゆきました。
「大丈夫、彼らはぼくに攻撃できない。ぼくの力が欲しいんだ……それに……彼はぼくを待ってる」


〝JACKPOT DAYS〟-111108_102730.jpg

“高速走行モードに移行”
そう指令を出すとロビンソンは形態を変え、一気に加速してゆきました。瞬く間にその後姿はココたちから見えなくなり、ロビンソンは凍りついた地を溶かすくらいの熱源になって、ポセイドンが待つ塔に向かってゆきました。

〝JACKPOT DAYS〟-111108_102939.jpg

かつて海だった場所。
いまは氷の荒れ地に見えますが、ロビンソンにはその厚い氷の下に生命が生まれてくる母なる海があることが分かりました。
「いつかまた……ここから命が生まれてくるんだ……ポセイドンを止めないと……」


〝JACKPOT DAYS〟-111108_104023.jpg

意識を集中すると塔の最上階に待つ、ポセイドンの姿が左眼に浮かび上がります。
ずいぶんと変容した彼の姿は、無人の星に君臨する王のようでもあります。
テラ・フォーミング(惑星改造)の間違った発動。
そのリミッターであったはずのロビンソン。
ポセイドンはロビンソンと分け合った能力の半分を使い、すでに大気があり、生命の絶滅を経て数百年後の地球を自ら生み出したアンドロイドによって、星の創造主になろうとしているのでした。

「すぐそこだ」
視界にはポセイドンの塔が映り、巨大なミラーの群れが空に向かっています。長い宇宙旅行を経ても変わらない姿。
ロビンソンは速度をゆるめず、飛んでゆくように塔を駆け登ってゆきました。

〝JACKPOT DAYS〟-111107_110207.jpg



illustration and text by Billy.


<つづく>


前回まではこちら♪
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