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2012-09-07 00:06 | カテゴリ:小説〝DIRTY COLORS〟 序
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〝DIRTY COLORS〟


 その大部分が水没し、小さな島々がいくつも浮かぶかつての巨大都市、トーキョー。復旧はもはや不可能と判断され、その島々の往来は漁船なり小型のクルーザーなり、あるいはフェリーなり、富める者と貧しき者によって様々だ、産業は成り立たず生活の場としては捨てた者も多い。彼らのほとんどは機能不全に陥った首都を離れ、地方に生きる道を模索した。
 現在のトーキョーは首都機能を持たない、だが、機能移転を行えないままだったニホン新政府は機動性を持つ他国の干渉のなか、国家を維持し続けるために名ばかりの同盟国との連携のもと、共同管理という実質支配によって衰退しながらも維持していた。

 かつての単一民族で構成されたニホンはもうない。大量に流入した移民とその子孫がトーキョーに生活するマジョリティである、漢字表記の名を持つ者もほとんどいない。誰もが好きな名前を自ら名乗るのみだ。

 ディータは浮かぶ島々を眺めている、水面から突き出したビルは垂直に建つものはない、それぞれの小島は間に合わせに建てられた建築が不安げに林立している。そして、その島々を縫うように大小様々な船が流れてゆく。

 かつて人工島から本土、東京に上陸した唯一人の男、ディータ。現在の彼はその出自を捏造し、臨時政府の高官であり、また、その手腕を見込まれ、無法地帯と化しつつある戒厳令下のトーキョーの治安を守る公安でもある。
 島々の奪い合う賊たちは彼を〝公安の狗〟と揶揄する、しかし、彼はそれを鼻で笑う。

「故郷すら失くしてしまった、そこに生きる者と消えゆく者を見続けるだけさ」
 彼はトーキョーにて暗躍する勢力のひとつ、ラドラム・ファミリーの幹部としての顔も持つ。
 自らのアイデンティティは望まれずに生まれた子供、サンシャイン・アンダーグラウンド(人工島)のディータだ。


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the sunshine underground/〝after life〟

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#11
#12

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the sunshine underground

the sunshine underground(総集編)


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