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2012-07-10 08:13 | カテゴリ:未分類




走る風を見続ける、
校舎の裏の小さな丘から駆けるように抜けてゆく、
風をいつも見つめてた、

春から夏へ、秋から冬へ、
屋上の柵にもたれて、せっかちに翔け去る風を見続けた、

彼らがさらった生まれたての若葉の不幸、
老体を撫でられているよう、横たわっている大樹、
役割を終えて、ただの一言すら愚痴らず、
散らばる葉たちは水たまりに浮かぶ船、
感情隠して、その身を風に委ねてる、

ささやかな反抗心で棄てられた答案用紙、
無抵抗に転がる砂と粉になったガラス片、
意味の有無を問わず、ただ無目的に非情な風を見続ける、

ひとつの季節は過ぎ、
星はまわって、僕らはまたひとつ大人になって、
好きと嫌いに関わらず、
それをただ繰り返す、そのさきにある景色、
新しい季節の訪れを待つ、

夏がそこに待っている、
睨みつける太陽が、燃え盛るのを待っている、
だが恐れることはない、
君には僕が、僕には君が、

人には人が、しなやかに繋がってゆく、
君と齢を重ねる奇跡をくれた、
この世界に感謝さえ、大人だろうが子供だろうと、

僕らは儚く、瞬間にうつろう幻に過ぎない、
だが、交わした想いは決して幻になどなりはしない、
僕らはただ一瞬の、風にさらされ漂うだけの、
儚い孤独のかけらとしても、
君と歳を重ねる命、燃え尽きても消えはしない、


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砂の海で海賊は
花売りビアンカ
月曜の魔女
トラファルガー

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