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2012-05-22 22:46 | カテゴリ:星屑のロビンソン
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「どうしても……それが君の選ぶ道なのね……」
ココはロビンソンの決めたことを分かっていました。急激な地球の変化のなかで、他に方法がないと分かっていながら、それでも、簡単には受け入れることができなかったのです。
「君が君じゃなくなっちゃうよ、ロビンソン……」
「ココ……だけど、僕は……もうノアは動かないんだ……僕が僕じゃなくなるとしても、記録は残せるから……」
「記録じゃなくて記憶よ、きっと。思い出になっちゃうんだね……」


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ロビンソンは再びの宇宙旅行に向け、眠り続けるニーナと、これからまた長い眠りにつくジタンのところにいました。
「ロビンソン、もうお別れなんだね……」
「僕が君たちふたりを連れてゆくんだ。お別れじゃない」
「ロビンソン……僕たちはどこへ行くの?」
「……君たちふたり……ジタンとニーナが生きることのできる、未来に行こうと思う」
「未来……」
「そう、未来。ヒトが希望を紡ぎ続けられる場所に行こう」
それだけ告げるとロビンソンはカプセルで眠りはじめたジタンをあとにしました。
「ありがとう、ロビンソン……」
眠る直前、ジタンはロビンソンの背中にそう声をかけました。




JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--111108_105936.jpg


「知ってる?」
ココは宇宙を眺めながらロビンソンに聞きました。
「ヒトってね、手を繋ぐの。温もりを確認し合うのかな……」
「生きてるってことを感じ合うのかもしれないね」
「じゃあ……私たちも……」
「うん、生きてる。ヒトに造られたモノかもしれないけど、きっと生きてる」ふたりはしばらく、そのまま空を見つめていました。こんなふうに過ごせる時間は最期だと知っていたのです。


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僕は宇宙船になるんだ、残像のなかの母にロビンソンは語りかけます。
「また旅に出るんだ。この地球がいつかまたヒトが生きられる場所になるまで……うまくテラ・フォーミングができなくてゴメンね……だけど、未来を探し続けるから……」
ロビンソンのお母さんは、何も言わずに優しく微笑んでいました。




illustration and story by Billy.



<あと少しだけ続く>

「星屑のロビンソン」前回まではこちら!!

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