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2012-05-22 22:45 | カテゴリ:星屑のロビンソン
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ロビンソンの右眼はホログラムを宙に映し出し、そのなかに閉じ込められた記憶を語りはじめました。

それは銀河系、太陽系という地球をふくむ星々の誕生の歴史であり、そのなかで唯一、生命を育んだ星の長い長い記録だったのです。

「……ヒトはやがて、その築いた文明の果てに絶滅の危機を迎えたんだ……理由はひとつじゃなくて……でも、最期はヒトが争い、地球という星を傷つけ続けたこと……残された人類はそれを“審判”って呼んだんだ。
生態系を狂わせるくらいの、あまりに高度なテクノロジーは、それを生み出した人類そのものを終焉させるほどに膨張して、気づいたときにはもう遅かった……。
人類が生まれる遥か昔、一度、地球の生命は滅亡したんだ、小惑星の衝突によって氷河期を迎え、それから後に新たな命が海から生まれ、やがてヒトも生まれた。
ヒトは隕石の落下を事前に防ぐくらいの文明を持っていたけれど、その代償は大きくて、制御できなくなった……」
「それで……私たちが最期の人類、ジタンとニーナを連れて宇宙航行に出たのね……」



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「ジタンとニーナ……ふたりは人類の最後の希望なんだ。コールドスリープに耐えられたのはふたりしかいない……違う、彼らはそもそもが宇宙船ノアとそこにいたアンドロイドたちによって、カプセルのなかで生まれた、ふたりの母は、僕たちアンドロイドの仲間……結局は不時着でほとんどが機能できなくなって、残ったアンドロイドのうち一部が誤作動を始めた……」
「ポセイドン、か……」


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「ポセイドンは……ここを地球だと識別できなかった、だから、熱源を攻撃対象、排撃対象にしてしまった……ただ……」
「ロビンソン……あなたが……再起動したから……」
「うん。僕とポセイドンはノアが生命の維持に適正する星にたどり着いたとき、その星をヒトが繁栄できるように造り変えるテクノロジー、テラ・フォーミングを持たされた、兄弟みたいなものなんだ。どちらかが暴走しても、そのとき、もう一機がそれを制御できるようにプログラムされてた」


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すでにテラ・フォーミングは発動された状態です、凍てついた大地は溶けはじめ、星には海が再び生まれました。
このままではロビンソンたちも海の底に沈んでしまうでしょう。
最期のヒトであるジタンとニーナも……。

「方法はあるんだ、たったひとつしかなくて、成功するかどうかは分からないけど……」
ロビンソンはココに話しました。
「……うん」
「僕らは……ヒトの未来を守ることができる。少ないけれど、まだ時間もある」
「……それしかないのね」
「やるしかない、僕はそう思う……」




illustration and story by Billy.




<つづく>



「星屑のロビンソン」前回まではこちら!!
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