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2012-05-22 22:39 | カテゴリ:星屑のロビンソン
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「僕は、狂って……いるの……か? プロ……グラムは……正常に、作動を続いている……のだと、ずっと……考えて、いた」

ポセイドンは途切れ途切れになりながら、混乱を伝え続けました、ロビンソンはそれを聞きながらも、彼の背後の風景、星の姿に変化に気づいてもいました。

「ポセイドン、君はもう惑星改造を始めていたんだね……?」
「そう、だ……この星には大気があ、る。だけど、海、がない……なにもかもが凍りついて、生命活動を存続させることが……できないん……だ。僕は……すでにテラ・フォーミングのプログラムを発動させ、た」


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「氷を溶かして海をつくるつもりなんだね、だけど、そのやり方じゃ君がいるこの塔は沈んでしまう……ポセイドン……君にはここが地球だということが分からなかった……」
ポセイドンはその身体にプログラムされたことに忠実なはずだったのでした。
彼が持つ惑星改造のテクノロジーは、すでにその作動を始めていました、彼は自らが住むその塔のミラーパネルに集めた太陽光を地上に向け、凍てつく大地を溶かしつつありました。

「長かっ……た、あまりにも長かった……僕はもう、生命というものを認識できないまでに……損傷してい、る。だから、君を呼んだ……んだ」
「呼んだ? 僕を?」
「そう、だ。君もやはり、僕と同じ……ように、惑星の改造……地球化のために造られたアンドロイドだ……」

ポセイドンは自らの行為、それが間違いであったとしても、正常な作動による起動ではなかったことに気がついていました。

「そう、か。ここが、ここは……地球だった……」
「ポセイドン……テラ・フォーミングが正しいことかどうかは僕には分からない、きっと君にも。だけど……僕らには産まれたとき、造られたときに運命を持たされていた……」

「ロビ、ンソン……君が僕を破壊して、くれ……僕たちは自らを破壊することは出来ない……」
残る力を搾り出すようにポセイドンは話し続けました。
「僕らは……どちらかが……誤作動したときに……星を……命を、破壊してしまう力が、ある……互いが互いの、リミッター、なんだ……僕は僕がテラ・フォーミングを発動……させてしまう前に、君を呼んだ、つもりだった……自律制御が可能なうちに……」


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ロビンソンが記憶をなくした状態で再起動したのは、ポセイドンの呼び出した信号だったのです。

ポセイドンはそう言うと、右の眼を取り出してしまいました。
それはかつて、ロビンソンの右の眼に取りつけられていたものでした。

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「僕を……壊して、くれ……君が、僕を止めるん、だ……そして、この塔を破壊してしまえば、プログラムを……強制終了できる……」
「強制終了……破壊……」
ロビンソンはかつて自分が破壊したアンドロイドの姿を思い返していました。
僕たちは、僕たちを破壊することができる。
「僕は……破壊のために生まれて、破壊のために目覚め、また破壊するために力を使うのかな……そんなことのために……僕は生まれてきたはずじゃない……」




illustration and story by Billy.



<つづく>


前回まではこちら♪
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