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2012-05-22 22:33 | カテゴリ:星屑のロビンソン

GT400とザジは船を目指して少しずつ少しずつ進んでゆきました。
ふたりともエネルギーが少なくなってきたうえ、表面は割れたガラスの破片が凍ってしまったように走行しづらかったのです。

「このあたりはずいぶん歩きにくいね」
「船が激突して地面を削り取ってしまったんだ」
「……激突?」
「着陸に適正する地形を選ぶ時間がなかったんだよ、何百年も宇宙空間を飛び続けていたんだ、目標だった星を見つけることができないまま、結局、この星に不時着した、だから船は頭から斜めに突き刺さったように立ってるんだよ」
「ふうん」
GT400は考えていました。その不時着のときの衝撃で僕の記憶回路は故障してしまったんだろうか。
それならなぜ、僕はあんな何もないところで停止してしまっていたんだろう……。


JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--111026_115711.jpg


「ね、見てザジ!! あれは……」
視界の端にとらえたのは、すでに全機能を停止したアンドロイドの姿でした。
「頭がとれてる……」
そのアンドロイドは死んでしまってから、かなり時間がたっているらしく、杭に貫かれた頭から氷柱を、転倒したままの体は凍りついていました。
「あいつは……」
ザジは少し間を置いてから話し始めました。
「あいつは潰されたんだ……僕や君と同じアンドロイドにね……いや、同じじゃないって思いたい、まったく別の思考回路を持つ別のアンドロイドだって思うことにしてる」
「別の……アンドロイド……? アンドロイドがアンドロイドを壊してしまったの……?」


JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--111027_152616.jpg


「船についたら……船についたら、僕らがここにたどり着くまで、それから、ここで起きたことを記録したデータを見せるよ、それがいちばん早いから……」

慎重に進むGT400とザジ、その上には音を殺して近づいてきた、別のアンドロイドが空からふたりを狙っていました。


JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--111027_154308.jpg




illustration and story by Billy.




<つづく>

前回までは……
星屑のロビンソン <1>
星屑のロビンソン <2>
星屑のロビンソン <3>
星屑のロビンソン <4>

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