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2014-10-10 12:00 | カテゴリ:文芸パンク・焦熱


「氷原のパズル」


直線上か曲線か、日によってどちらにも見え、
きっとは螺旋のように日々が過ぎゆく、
憧憬や焦燥を、喧騒や放熱を、
操れないで出口ばかりを探してる、

生を想うのは死の縁にまで近づいたとき、
死を想うのはまだ絶えない命に気づいたときか、
悦びは地に落ちた種のよう、拾い集めていつか花が咲くように、
だけど枯れ葉は冬の訪れ、過ぎるものに想い巡らせ、

うつろいやすくて欠けるばかりで、変わりゆくばかりが目立つ、
未完のパズルはピースを波にさらわれた、
感傷に苛まれ、無力さばかりをいくつも数え、深呼吸する時間もない、

彷徨うように浅い呼吸を繰り返し、叫んだはずの言葉を忘れ、
忍び寄る影に包まれ、惰眠のなかで見るも影、

“ほんとの自分”なんてありふれた迷い事、幻ならいっそ虚無だと、
なぜ誰も口にしない? 尽くしても手にできないなら、枷を手放し解き放ちたい、

氷の地上は優しいくらい残酷で、砂漠にまた雪が降る、
砂の果てには真夜中くらい暗がりたがる、
星は僕らの速度を知らず、いまも孤独に廻ってるだけ、
導かれるよう歩いてるけど、行き先なんて知らないままの、
僕はずっと迷い子のまま、
僕らはずっと放熱だけを続けてる、
不愉快さだけ叫んでる、

氷のパズルは溶けてしまうと砂になる、
砂の地表はやがて凍って粉になってしまうんだろう、









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