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2012-03-18 20:50 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110905_165710.jpg



風が鳴り止んだ午前4時らしき時間は、
時計の長針が折れているから正確さは分からない、
焼けて爛れた汚れ風が吹き込んでくる、
半分破れたムービースターのピンナップ、枯れ葉が地を走るような音ではためく、

昨日の夜の食べ残し、
油の浮くフライドチキンに火を点けたばかりのタバコを押しつけ、
赤か黒か見分けのつかない薄暗い半地下の窓、
格子を突き抜けたのか、あるいはそれに刻まれたのか、
黄色い光が斜め48度から射し込んで、
朝が近づいてることだけをアジトに知らせている、

深海を泳ぐような日々だ、
そこには道標なんかない、目を閉じようが見開こうが、
映るものは変わらない、海面に顔を出した初めての生き物は、
そのまばゆさに何をどう思ったろう?
驚き、一度深海へ逃げ込んだかもしれないし、
その神々しさに急速な進化を決意したのかもしれない、

“お前は何を手にしたんだ?”

そう問い掛ける声が地下室に反響する、
掠れてはいるけれど、どこか落ち着く静かな話し方だ、
その問いにはこたえられなかった、
何を手にしたわけでもない、スタートがゼロなら、やがてまたゼロに還るだけだ、
ならなぜ、執拗にも求め続けようとする?

“そしていま、何を手にしようとしているんだ?
あるいは何を手放そうとしているんだ?”

深海だ、ごく端的に思いつきを応える、
そうか深海か、声は語尾に苦笑いさえ含めている、

生温い感触が身体にまとわりつく、
そう、骨を持たない軟体が呼吸を途絶えさせようと這い回る、
ナイフを突き立て、その身を切り落とすよう、
体中に切っ先を向ける、

そいつをようやく寸断しきり、
再び暗くなりゆく外へ足を向ける、
地上には人工の星が夜を塗り潰し、
吸血鬼は居場所をなくす、どこに夜行性は居場所を探す?

ここがゼロなら、向かうもゼロだ、
それはそれでかまわないとスーツケースからピストルを出し、
思いつく限りの顔を浮かべて、それが笑う虚空になんども撃ち続ける、
なんどもなんども撃ち続ける、
ゼロにするために、



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