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JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110906_172845.jpg

∞イケメン・ジョニーはスーパースター
∞イケメン・ジョニーは働かない。


またも彼は考えていた。
あぐらをかいて、少し痩せた腕を組み、その視線は組み合わせた足の交差するあたりに向けられている。すでに乾燥して硬化したインスタントの麺がこびりつく新聞紙のうえで、世を憂い、慈しみの表情さえ浮かべる仏像のように、ジョニーは完全に沈黙を保っている。

少し痩せた、いや、やつれたと言うべきか、頬の影が濃くなり、鋭い目つきがさらに険しくなったように見える。
当然であった、なぜなら彼は数日間、何も食べていない。
もちろん、断食でも減量でもない。
ジョニーにそんなストイシズムはありはしない。単純に食糧を買う金がないだけの話だ。

不思議に思う。
すでに「イケメン金髪」という職業についたはずだが、収入なるものは一円もない。
頭のなかで指折り数えてはみる、いつになれば給料が振り込まれるのか、と。
……ん?
はたと気づいた。いったい、誰が振り込んでくれるのか、と。そもそも、金髪にしたからといって、それが何の経済活動に繋がっていると言うのだろう……。

ジョニーは核心に触れつつあった。
このままでは餓死してしまうのではないかと。平静を装うも内心は穏やかであるはずもない、なぜなら死の危険性をはらんだ職業に就いてしまっている自分に気づいたのだ。
「……これは……まずいような気がする……」
なんとかしなくては、そう彼は繰り返す。
なんとかする……なにをどうすればなんとかなるのだろう。
「仕事……か」
そうだ、仕事をすればお金をもらうことができる、そうすれば餓死は回避できるはずだ。

ジョニーは「イケメン金髪」が職業でなかったことに気づいた。



(不定期に続く)


illustration and story by Billy.
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