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2012-02-24 10:14 | カテゴリ:未分類
名前をいくつか持ってる女の子、昼間はだいたいアンジーを名乗ってる。
彼女の名前は記号みたいなもので、いくらだって使い捨てがきく。
夜毎に拾ってきた言葉をもじって、暗示もかけて、どこかの誰かになりきれる。
ときには名前をつけてもらったり。

仕事は週に3日か4日、ボスが鳩を飛ばして教えてくれる。
時間と場所だけを書いた愛想のない案内状、彼女を欲しがる相手もだいたい仮の名で、合図にギターケースを持っててもらうことにしてる。
アンジー、別の誰かになりきって、脱がされるためだけのドレス、ピンクリボンのコサージュつける。贈り物だと分かっているから。

白夜の季節、始まらない夜に着飾るアンジー、おまじないして魔法をかけた。天に向かう鉄骨の群れ、アスファルトのつくる森、ろくに見たことなかったけれど、見たくもないって中指立てた。

コサージュ探す男を見つけて、ブラインドで光を閉め出し夜を始める。

今夜はジリー、アパート近くの花屋の娘、昨日はロージー、歌に出てきた女の子、ケリーはどこかの王妃から。

ほんとの名前は忘れたアンジー、明日の名前は決めている。コールガールばかりを殺した悪魔の犠牲になった名前を順番にもらってく。

お気に入りの名前はアンジー、夜は眠らせる。おやすみアンジー、いい子のあなたはここにいるの、誰にも触れられないように。
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