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2016-05-15 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク

「獣」


匙一杯の毒を飲み、綿毛が如く心体軽く、
夜の暗がり、それぞれ胸の、獣を持ち寄り叫び散らした後の朝、
雨を待つかの鉛を溶かした曇りの午前が始まっていた、

春の雨は音なく地を濃く染めながら、
近づく雨季告げ、街路を跳ねる華奢な手首は一様に、
鮮やかなる原色の花を揺らしてた、

不良少年、飽きた賛美歌、オルゴールとロードムービー、
へその横には金の蛇の絵、指で撫でて頰と同じ淡紅へ、
夜がもっと欲しくなるのはいつものことで、
合わさる声は子守唄より優しいけれど、終わりを知るからどうにも儚く、

噛み締めた、唇からはぽつり垂れた血がひとつ、
森の近くで迷彩服が人殺しの練習してるんだって、彼女は風に響いてる、
拍節器のように規則正しい銃声に、合わせてくちづけ欲しがったりする、
甘い液体、滲んでしまったシーツは間違いだらけの世界地図、

ありとあらゆる事象に笑みを、
平和なんてまぼろしだから想いを馳せてられるんだろう?
だって僕らは争うことが大好きな、一頭ずつの獣でしかない、

春夏秋冬、雨の朝も肌灼く陽射しの薄着のときも、
落ち葉を数えた、飽きた本を再び読む夜、脱ぐを躊躇う白い息吐く季節でさえも、

いつも僕らは争うことが大好きな、一匹ずつの獣でしかない、
そんなもんだろう、足掻いたところでそれ以外じゃないんだろう、





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2016-05-13 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク

「雑魚」


風が聞こえる、正面ではなく振り向かないと決めた背中を横切って、
午後になれば錆びた鉄が血を流して只々、衰えゆくのを知らしめる、

君は僕はたったひとつ、
「歓びたい」、そのためだけに声をあげる、
そのためだけに言葉を見つけて吐き出すはずだ、

風が聞こえる、サーカス団の万国旗は光を滲ませ揺さぶられ、
或る晴れた平日の、午後の二時には通りを駆けゆく子供たちの新しい声、

いまの君はたったのひとつ、「歓びたい」を声にする、
そのためだけに言葉を見つけて吐き出そうとしてきたはずだ、

小さくとも届かぬも、風が吹くたび見上げた空には澄み渡る、
ひたすら青が果てもなく、視えるのなら其れを視ろ、

どうせは雑魚に過ぎない私たちがいまを生く、
おまえなんぞは痴れた雑魚、私なんぞは其れにも及ばぬ屑かもしれぬ、

然しは愚かに希求を続けるうつけ者、
それで良かった、そんなことに今更気づくことが雑魚、
まあいい仕方ないだろう、雑魚なる者も見上げてしまえば夢も見る、
さすれば風さえ届いてしまうものなのだ、




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2016-05-11 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク

「永遠なんぞ」


眠りの浅い、夜と朝の境界線を行き来している、
見上げる真上に雨の鳥がふわり舞い去る、
虚空に螺旋、滑空してゆく渡り鳥、

地に這いつくばる魂たちは、今日も呼吸を揺らして惑う、
地を這う以外に進む術を知らぬ私は、
溢れ落ちゆくため息を、知らぬ間に踵に擦り潰してた、

永遠なんぞを知ってしまった私たちの魂は、
手にはできぬと知っていながらどうにかそれを掴み取ろうと手を伸ばす、

陽炎、火花、運ばれゆく雲、
無言の水にさざめく波紋、静かな雨にて雫の垂れる青い葉よ、

どうやら今日も不器用ながらに足掻く候、
たった一粒、光を手繰る手には雨粒、
風に乗る鐘、南からは海の匂い、
泳ぎ疲れた飛沫を跳ねる、トビウオの背に映る虹、





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