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2016-02-28 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク

「恋人」


呟きたいけど、呟くべき耳たぶは、いまはどこかへ出かけてる、
車の中で帰りを待って、鏡を通る人違いに淋しく笑うのが癖になっているみたい、

青い空へと帰りたがった、小鳥は羽根を慰めている、
ミルクティーの空き缶の、底の砂糖を舐めながら、
風が鳴るたび空を見上げて帰れるときを待ちわびる、

秒針外れた時計を眺め、過ぎてゆくのを待っていた、
恋人ならもう僕のところへ向かってくれてるところだからと、
何度も左手見直せば、文字盤には転がり続ける針がある、

天罰だったらいつか天で受けるから、
いまは放っておいてくれ、夜には好きな夢を見る、
恋人と、宝探しの旅に出るんだ、
それは眩いくらい美しい、黄金だって霞む楽園、

「愉しみながら生きてゆけ」って、わかっているけどそんな器用になれないみたい、
「ありのままの自分で」なんて妄言を、真に受けられるほど子供に戻れるはずもない、

振ろうにも尾のない僕は、明日なんてないって虚勢をどうにか背にしたつもり、
いつか追った背中はきっと、もっと大きく凛々しいはずだった、

囁きたいけど囁きたい耳たぶは、いまはなぜか隣にいない、
車の中で帰りを待って、鏡を通る人違いに淋しく笑う、
そんなことが癖になっているみたい、

君が帰ってきたときは、宝探しの旅に出る、
夢想でしかないそんな話ばかりしよう、
呆れた顔で笑うんだろう、それでもいいや、
夢物語で束の間だけでも幻を、
囁きたいのは金のフープが鈴を鳴らして揺れる耳たぶ、







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2016-02-26 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク

「ロビンソン」


架空の地図は落書きだらけであちらこちらに宝の印、
心臓だけを喰いちぎれた、もう咲けないブーゲンビリア、
ミドリと赤いを混じらせた、花びら宙にこぼれてた、
捨てられないまま忍ばせた、手紙はスペルを間違えている、

彼はこの世界にはいない、君が未知を探すよう、
夏の喧騒過ぎたころに月が見渡す夜の海に消えてしまった、
良くも悪くもなかったと、うそぶく舌は細くて長い、

出航間近の帆船は、羽根を一枚、ツバメにもらう、
美しく凪ぐ水平、ひとりは口笛、月の砂漠を、
聴き飽きた昔話を瞼から遠ざけた、
再び港を離れるころに咲き忘れた一輪は、
孤独を握る手にはない、優し過ぎた思いはもう、
ここから先には要らないらしい、
銃声が聞こえてる、届くのは煙のニオイ、

航路はここから先にまだ広がり続けてゆくらしい、
ツバメは黄金くわえてる、そいつの速度が羅針盤、
自由が幻だとすれば、旅立つこともないだろう、
南から突き抜ける、蒼い風に頬を打たれて、
架空の地図には失われた国だらけ、
いま手にするのは航路を綴る白いキャンバス、
それくらい、それくらい、
ツバメの羽根とそれくらい、













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2016-02-24 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク

「地這う犬々」


唇、乾いてめくれて赤い、
濃い濃い赤の一滴垂れた、
拭った手の甲、青ざめたる管の上、
傷跡みたいに見えなくなかった、

口ずさむ、口ずさむ、
声が歌を欲しがったりして僕は地上に吐き捨てられた、
言葉を拾い集めては、
期限の切れたそいつらを、吐き出すように呟いた、
舌に転がす撫でてみる、腐った果実が広がってゆくあの感じ、

道端には踏みつけられて粉に散る散る木の葉が音を立てている、
油の滲む水の溜まりに浮つく陽光、何故だか面倒くさくって、
チェルシーブーツの爪先を、
地に擦って粉に割ったら弾けた陽光一粒ずつに光は乗り移ってやがるんだ、









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2016-02-15 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク

「蒼天」


あまりに蒼ざめ過ぎていた、
天が塞がりつつある季には、
白い雨が地を打つだろう、
海を拡げて鳥を其処に泳がせるため、

星々は、寄り添うことなくひたすら個々にぽつんと跳ねる光に過ぎぬ、
其れは私たちを模しているのか、
それとも現し身である故か、

星々は氷降らせる青から紫へと続く、
冬の天にて氷は蒼ざめつつもある、
吐く息白く、頰赤く、

嗚呼、仰いで其処に何があるわけでもなかろうに、
いかなる色を浮かべようとも私たちの受難が続く、

星々は、寄り添うことなくひたすら個々にぽつんと跳ねる光に過ぎぬ、
其れは私たちを模しているのか、
それとも現し身である故か、









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2016-02-10 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク

「太陽はまだ」


蹴り傷だらけの爪先の、向こうに睨む青い空、
冷たいくらい透き通る、二度ないくらい儚く澄む、

天地逆さに吊るされた、男は振り子が如く揺れながら、
やがて起きる厄災やら動乱を、頬に向かって涎を垂らして歌ってた、
鼻唄まじりに世界の終わりを歌ってた、

「湖に虹が残ってる」って、
物珍しげに吊るされ男を見ている子供は膝小僧を抱いていた、
落ち葉転がす透けた白に晒されて、赤く染まる其れが左右に六つ並んだ、

「だったら虹の脚を捕らえてきなよ」
吊るされ男は蹴り傷だらけの爪先の、向こうを過ぎゆく白い鳥の軌跡をいまだ忘れられずに憶えていようとふと思う、

路傍にアカシア、壁の落書き、レンガ剥がれて口のない顔、
いったい何を話したかったんだろう、
探し人の張り紙は、逆さに吊られた男が舌を出していた、
名前のところは雨に滲んでもう読めない、

名前のない吊るされ男は市井の民に晒されて、
黄昏れゆく日々さえ憂うことなく出鱈目ばかりで調子狂わせ、
蹴り傷だらけの爪先の、彼方の明け方より白い、
遠くへ身を預けるときのこと、

天地逆さに吊るされた、男は碇が如く静かに色もなく、
「言ったとおりになったじゃないか」と、
彼の対になる赤い、堕ちゆく陽を浴びている、
名前は誰も知らないままだ、それくらい、それくらい、
吊るされ男は吊るされてまで笑ってばかりの自由すぎる気狂いだった、






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