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2015-11-29 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク


「声」


水溜まりに溺れる砂は、
消えゆく月の光に添って、一粒ずつが眠らされゆく、
真夜中3時に地表を濡らす雫はボトルで何本くらいになるだろう?
充てがわれた時間に依って、日々に削り取られゆく僕ら、

四百字詰の原稿用紙に行き先忘れた言葉を落とす、
散らかり続ける感情を、冷えゆくばかりの体はスープ、
ラジオからは砂の鳴き声、僕は確かにそれを聴く、

咲かない花の種を蒔いた、昨日も今日もそんな気分だ、
灰だらけの砂の上、樹々にもたれて眠りにつきたい鳥は羽根を捨てたがってた、
儚い時間を流れる水は、溺れるだけの砂のよう、
告白続ける私たちの絡まる声もやはり砂、









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2015-11-27 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク

「シューゲイザー」


途切れながら鳴るオルゴール、
途切れる或るオルゴール、

眺めているわけではない、落とした視線は伸ばした脚の煤けて抜けた膝くらい、
盲目吹く吹くハーモニカ、彼は星の在り処を天上ではなく母の声のなかに光るものだと思ってた、

苛立つ風は葉を蹴散らし、退屈そうな若い兵があばらの浮いた犬を怒鳴る、
ネズミの死骸と下水のにおい、
雨のあとでも乾ききらないブリキの兵、
宵闇に、浮かび上がるは右往左往の貧民たちと無関心な羽虫たち、
この世の果ての風景だったら君も見ていたことがある筈、

ガス燈下のロールスロイス・ファントムと、それを眺める子供が舐めているのはアスピリン、
キャロル流れるリノリウムには、のたうち廻る流行病のミイラ化したヒト、
燃え尽きかけの灯火だったら風がさらって散ったよ昨日、

見えない靴を眺めているからハーモニカ、
消えてしまった旋律だけを返して欲しいと願うんだ、
いつか聴いてたオルゴールだといまだ気づくことさえない、
途切れながら呼吸続ける少年よ、
途切れる或る夜のオルゴールなら天上にて再び点火するだろう、
光はいつも、天上にて預けられているものだ、

夜明けにでさえ見上げれど、黄金なんて其処になく、
其れそのものが何故なる色を浮かべるかさえ、
閉じた薄い瞼の彼が、鳴らした光は遠くで今朝も鳴っている、












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2015-11-25 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク

「ロストマン」


私たちは喪失を続ける日々を生く、
昨日は既に喪った、
いま、今日を喪おうとしている、
そして、明日を喪うことを知っている、

これから君は行くことになる、
そしてそれは帰ることでもある、
かつて僕を育んだ、既には精霊へと還った者がいる地へと、
戻るために背中の影を振り返る、

天上からは銀の矢たちが地上を凍らせ降りしきる、
孤独に咽び泣いてるウサギはカナリヤ見上げて空がいまだに青いと気づく、

私たちは喪失を続ける日々を生く、
昨日は既に喪った、
いま、今日を喪おうとしている、
そしてはやはり、明日が喪われることまで知っているのだ、
どこかの誰かが「想像」なんてしてくれさえしなければ、
未来までもを喪う定めと決められたくなどなかったさ、






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2015-11-23 18:30 | カテゴリ:instagram × 文芸パンク

「青銅の砂漠」


自称の詩人は今朝も大義に駄日記詠い、
画家を気取る職無したちは昨夜の雨から喋りに夢中、
気楽でいいや、どいつもこいつも気楽過ぎて憂鬱な程に羨ましい、
生憎、名乗るべきのない、こちらは泥と腐肉に這いつくばって、
古い水の臭いに咽せつつ今宵のメシのタネを拾う、

優しさなんて忘れちまった、そんなの無価値な場所にいるからカラスが両翼広げる屋根の下の聖堂、
聖人君子は神様なんぞや泡(あぶく)を吐いては甘い薬を配りたがった、

青銅、夕刻、憂いの混じる長い髪の横顔は、
細い鼻梁が猛禽類を思わせながら痩せているから美しくもある、
唾を溜めた頰には白い、理想郷が溢れ返る刻を待つ、
どうやらそんな時刻は来ないらしいと知ってはいるが、

それでも待つのは蛞蝓の足音ほどの静謐さだけ、
私は彼は君たちは、それぞれすべてが聖なる者と知ってはいるが、
鏡に映る自らに、鬼がいるのを忘れようとしているからこそ孤独に溺れて人肌ほどの湯を冷たくさせてしまうのだ、
覗きこんだ暗闇が、実のところは自身の胸に巣食うものだと気づいているのだ、




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2015-11-21 18:30 | カテゴリ:ショートショート・フィクション

「逃げない猫」


 野生と野良の違いなんて彼は知らない。ヒトが決めたルールの外に生きているのでカテゴライズは必要がない。

 幸福なのか不幸なのかと問われたら、おそらく彼はこんなふうに答えるだろう。
「それは食べることができるのかい?」と。
「美味しくて腹の足しになるならどちらでもいい」と。

 エスケープなんて言葉の意味を知らないまんま彼は華麗に逃避を続ける。
 彼らの生活は不自由かもしれないが、しかし、我々とは比較しようもないくらい自由だ、どこにでも行けるし、どこに行く必要もない。
 そのとき居る場所が彼らの居場所になるのだ。地球上のどこであっても、寝転べばベッドになり、食えばレストランになり、走ればスタジアムになる。

 すべてを手にしている。だが、欲しがってさえいなかった。
 ただただ生きている、それだけがすべてなのだ。
 遠くを見ているようだが、未来を想うわけではない。
 そう。彼らは予測不可能でしかない未来を想う理由もない。彼は逃げられるが逃げようとはしない。うたた寝している瞬間でさえ、エスケープは続いているのだ。









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2015-11-20 18:30 | カテゴリ:ショートショート・フィクション

「君の名はベルカ」


 あの日、僕はこっそり泣いてた。
 あの日も僕は見上げた背に向かって泣いていた。
 気づかれないように、欠伸までして誤魔化したんだ。

 それから僕は祈ってた。誰に何を祈ってたかは話せないけど、大好きな誰かのために祈ってた。
「君が静かに眠れますように」って。

 ひとが言葉で話すように、その言葉のひとつひとつが結ばれたり紡がれたり、ときにはもつれてしまうことがあるように、僕は夜の月を見上げ、朝にはお日様を待ちわびて、僕の大切なひとが今日もまた笑っていられますようにって、いつだって願ってるんだ。

 思わず涙をこぼしてしまうくらいに。
 今日も僕は祈ってるんだ、いま、君が微笑んでいられますように。
 明日が今日より幸福な日でありますように。













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「サンクチュアリ」


歩き疲れた靴の底、凍える揺れる心臓と、
トビウオ跳ねる、飛沫のアーチのなかの太陽、
リアリストに唾を吐き、ロマンティストをせせら笑う、
さようなら真冬の花々、バイバイだけだ、ジャアネはない、
振り向くのは消える前だけ、水平線はかすかに弧を描いてた、
そのとき某は、星が楕円形だと知った、

薄ら寒い枯れた草原、ミドリと褪せた金色に、
花持ち並ぶ白い葬送、氷上にて凍る頰、
旋回する鳥の腹、風に酔って風に舞う、
ペシミストは麦酒をあおり、サディストたちが泥を蹴る、
さようなら真冬の花々、過ぎ去る地に別れの言葉、
振り返るさえ億劫だった、

聖域、地下鉄、海鳥たちの楽園よ、
オルガン、鐘の音、アコーディオン、
指笛、獣、唸り声、
エルクの角でできた燭台、鉄を重ねた森の夜、
ラジカセ、残響、チェット・ベイカー、

平和主義者と軍国主義者は遥か高みで見下ろしながら、
新たな共存、探るシナリオ描いてた、
黄昏れる神々は、滲む視界、地上を憂う、
赤い月にて終わりを告げる、
景色を揺らす指には蛇が、這い回って舌から涎、












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