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2012-10-30 21:51 | カテゴリ:文芸パンク
〝JACKPOT DAYS〟-111110_104308.jpg

鉄骨を擦り抜ける、冬の凍る風の音は、
孤独を極めて手を染めた、悪党鳴らす口笛に似て、
夜のたびに突き抜けて、金の月の真下へ届く、

夜が来るたび撃ち放つ、
過ぎた言葉や忘れそびれた感傷や、
つなぎ止める未来やら、
嗚呼、また明日が手招きしてる、
過去が影なら未来は闇か、
その向こうの光源手繰る、

誰かが冬の口笛吹いた、鋭く乾く風に乗る、
黒く鬱蒼、ミドリの森を横切って、
耐え難きは連なる日々か、
それはそれで相変わらずで、

永久凍土よりも寒い、
垂れた氷柱は泥を飲む、
金の月を映し出そうも、
透明さにはあまりに遠く、
どうでもいいって呟いて、
好きにしやがれ、そんな荒ぶる言の葉で、
天を仰げば南のほうから
湿った風が吹いてくる、

銀のグラスに注いだ水に、切れた唇覗き込む、
金の月も映ってたけど、
雨が近づく気配に澱む、
気まぐれなる冬の声、
突き抜く牙を口笛に、
突き抜く牙を口笛に、



photograph and text by Billy.
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2012-10-30 17:05 | カテゴリ:文芸パンク
〝JACKPOT DAYS〟-111108_164247.jpg

どれくらい歩いたろう、そんなのもう分からない、
気の向くまま風は吹きつけ、
導き出せない問いばかりを握りしめ、
ただただ無目に歩いただけで、

屋根の焦げたピックアップは解体され続けてる、
声にならない悲鳴をあげる農夫たちの群像画、
美しき娘は子を抱いて、アルファベットをハミングしてる、
移動のさなかのムービー・スター、
かじりかけのフライドチキン、ヌードの雑誌を車外に捨てた、

汽車に乗ってた、そこで眠った、
ブランケットにくるまれて、
車窓からは夜に瞬く、
星々は頭上に散って、
タバコの先端、ぽつりと光、

包帯を赤くした、妊婦はまだ幼く見える、
頭が痛いとそこらあたりに喚き散らして、
地平線はまだ遠く、その先遥か、

2秒後は過ぎた時間、
またほら冬が来るんだって、
誰かが冷たい口笛を、
バラの匂いのキャンドルで、
眠りながら煙を吸って、
束の間、永久に誘われた、

染まる血の赤、朝焼けは、
まだ見ぬ季節を待ち焦がれ、
僕らは命をその身に委ね、
足の跡が消えたとしても、ぽつり歩いてくんだろう、

2秒だとして未知の未来へ、
2秒先のまだ見ぬ場所へ、
まだ光だって胸にある、
ずっと光は心臓に鳴る、
神などいない、この世界には、
運命もない、あるならひたすら抗えば、

2秒だとして世界が終わるその日まで、
2秒だとして未知が踊りしその地まで、
彷徨うブルーは胸に赤みを燈らせて、
彷徨うブルーは胸に赤みを燈らせて、

見上げる空の傷痕は、
墜ちた飛行機走った跡で、
見上げる空の傷痕は、
墜ちるセスナが走った跡だ、


〝JACKPOT DAYS〟-image

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2012-10-28 20:08 | カテゴリ:文芸パンク
〝JACKPOT DAYS〟-111106_185512.jpg

傷に爛れた顔を厚い化粧で覆い隠して、
男は呻きながら憂いてる、
右目はもう見えないらしい、

成し遂げられずに終わってしまった誓いの入墨、
荒ぶるごとに腫れて浮き上がってた、

すべて失くしたつもりで命だけは残してる、
契り交わしたかつての猛者を、
瞼に描くも涙は出ない、

夜明けに黄金、満たしてみたくて、
掲げた旗は燃え尽きた、
夜明けに栄光、叫んでみたくて、
踏み鳴らした足、影すらもなく、

手にすることなく消された誓い、
痩せた胸にくすぶらせ、
次の世代に委ねたつもりで、

夜明けの自由を届けられずに、
掲げた理想は踏みにじられて、
夜明けの解放、宴にしたくて、

老いた男は狂わないまま石畳の街に散る、
老いた男は狂えないまま理想を胸に、
黄金一粒手にさえできず、無謀の果てに散ってゆく、
鳴らない口笛、風に誘われ遠く未来に続く東へ、
いつか鳴る夜明けの未来へ、



illustration and text by Billy.
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2012-10-28 20:04 | カテゴリ:文芸パンク
〝JACKPOT DAYS〟-111103_154845.jpg

夜の沈黙、朝の喧騒、その逆もまた然り、
幾重にも積み重なりしは、たゆたうように揺れる中空、
想起させじの我が生よ、

今日もどうやら駄文綴りし、
そうまたも、代わり映えなく生く体、
意思を持てと言い聞かせた昨夜のことや、
空いたままの煙草の箱を、握り潰すはこの両手、

耐えゆく者として征くも、またも意識が疎ましき、
今朝は今朝とてやはり目覚めし、まばゆき陽がやりきれぬ、
美しき言の葉は、閉じた本のなかにだけ、

どこかに鳴る旋律は、誰が為に鳴らされるのか、
遠くに聴こえる太鼓の打律、いま打つ胸の音色にまだ似てる、


photograph and text by Billy.
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〝JACKPOT DAYS〟-image


〝JACKPOT DAYS〟-image



 売り上げは芳しくなかった、ジョニー率いるパンク・バンド『ザ・シガレッツ』のレコ発記念ライヴのチケットの売り上げである。
 300人を動員できるインディーにしては大きいハコだ、このままでは半数も入らないことになる。
「やべぇ……」
 まどかさんは思う、借金完済どころかこのままでは活動を続けるだけで赤字がふくらんでしまう。

「『リハが終了次第、事務所に出向くように』だってさ」
 ヒラサワくんはメール内容をジョニーと天野くんに伝えた。
 その一言に怯えた視線を浮かべる天野くん、そして「ほゎ~い」と気の抜けた応答をするジョニー。彼はギターを鳴らしてはいたが、なぜか寝転んだままである、どうも今日は起き上がる気がないらしい。
「なにされるか分からない、ヘルメットでも用意しようか……」

「あんたら、この状況は分かってる?!」
 すでに攻撃態勢にあるまどかさん、指を鳴らしていた。
「上京って……?」
「東京だよね、ここ……?」
「……だよなぁ」
「もっと……もっと上京ってできるかな……?」
「意味が分からないよ、ジョニー……」
 男たちは不思議そうに顔を見合わせた。彼らは防御のつもりだろうか、思い思いにヘルメットをかぶっていた、『安全第一』のヒラサワくん、『学』の一文字が眩しい天野くん、そして、『阪神タイガース』の左打者用をかぶったジョニー。すでに臨戦態勢ではあるが、その姿はマヌケでしかない。

「来週なのよ、レコ発ライヴは!! 売れてないの、チケットが!! どーすんのよ、あんたたち?!」
 状況と上京を勘違いしているメンバーと激昂する美人マネージャー、変わらずの光景だがまどかさんは彼らのボケに付き合う気はなかった、今後のバンドの活動そのものに多大な影響を与えかねない事態なのだ。
「じゃあ……チケットを売ろう……。ほら、前に言ってたマーケティングで……」
「そうか、夜のスーパーを練り歩いて……」
「見かけた電柱でおしっこも……?」
「いや、それは……それはムリだけども……」
「……ちょ……ジョニー、天野くん……」
 盛り上がる男たちの眼前には般若がいた、見開いた目から光線が出そうである、錯覚だろうか、背後には炎さえ漂っている。
「へ、変身……?!」
「ラスボス……?!」
「伝説の……アレか……?!」
 度重なる愚行と愚言の数々と問題意識の低さ。学習能力のなさ。
 まどかさんの怒りは人外の領域にまで達していた。並の人間なら気魄だけで灰塵と化すだろう。
 ジョニーの動物性、野性はそれを察知する。
「……ま、まどかさん、俺たち頑張るよっ! 一生懸命、パンクやる!」
「その前に……」
 魔人として降臨したまどかさんが放つ。
「客が来ねぇっつってんだろうがぁーっ!」
 言霊が銃弾になる、そしてそれが容赦も躊躇もなく散弾された、狭い室内を反射し、四方八方から男たちを撃ち抜いてゆく、ジョニーらは成す術もなく撃沈された。三者一様に後方へ転倒し、市場に並ぶサカナのような姿をさらしている。
「……ま……まどかさんがステージに立つほうが……メイド服かなんかで……」
 焼き尽くされた感のある天野くんは朦朧としながら知恵を絞った。ヒラサワくんはどうにかそれに応える。
「逢えるアイドル……か」
「冥土……? それは……ちょっとどうかな……。まどかさん、めちゃめちゃ元気だし……」
 ジョニーはメイドと冥土を勘違いしていた。
「冥土行く? あんた」
「うーん。それはまだ早いかな……」
 ジョニーは死なない。そしてロックンロールが火蓋を切る。


<ロックンロールはつづいてゆく……ジョニーらはレコ発ライヴへと……>
 
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〝JACKPOT DAYS〟-image



⇒前回までのジョニーさんと愉快な仲間たち。

〝JACKPOT DAYS〟-image

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“Go,Johnny Go!!”

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-ジョニー スーパースター.jpg



 無軌道なのか本能か、天才なのかバカなのか?!
 ひたすら我が道を生きる男、ジョニー(本名・助 新)のおマヌケ青春ストーリー!!

 彼はどこへ向かうのか。
そしてその果てに何をつかむのか。

※とりあえず、ここまでのおまとめです。


∞イケメン・ジョニーはスーパースター。
∞イケメン・ジョニーは働かない。
∞ジョニーもようやく何かに気づく。
∞イケメン・ジョニーはやっぱり、頑張るあなたを応援しない。
∞ジョニーは今日も相変わらずで。
∞イケメン・ジョニーは食べることに精一杯で。
∞イケメン・ジョニーに相談事は向いてない。
∞イケメン・ジョニーは秋晴れの天気が良い昼下がりに昼寝くらいしかすることがない。
∞イケメン・ジョニーも働かざるを得ないらしくて。
∞お久しぶりのイケメン・ジョニー。
∞イケメン・ジョニーはパンクロッカー?
∞イケメン・ジョニーがパンクに挑む。
∞イケメン・ジョニーがパンクに吠える!!
∞イケメン・ジョニーよ、どこにいる?!
∞イケメン・ジョニーも変化の季節?
∞イケメン・ジョニーがライヴに挑む?!
∞イケメン・ジョニーがパンクに吠える!!
∞イケメン・ジョニーがギターを鳴らす!!
∞ジョニーと春とイェー・イェー。
∞イケメン・ジョニーのバンドの名前は……THE CIGARETTES!!
∞イケメン・ジョニーも黄金週間むかえるようで。
∞イケメン・ジョニーのライヴが決まる!!
∞ジョニー・バンドは余計なことに全力疾走。
∞ジョニー・バンドがステージへ!!
∞イケメン・ジョニーがロックンロールで世界を変える!!
∞イケメン・ジョニーが攻撃される?!
∞ジョニー・バンドに新風が吹く!!
∞ジョニーと七夕、願い事は何にする?
∞ジョニー・バンドが契約へゆく!!
∞ジョニー・バンドが途方に暮れる。
∞ジョニー・バンドは旅の途中。
ジョニー一座は流星岬で。
∞ジョニーの夏は旅に迷って。
∞ジョニーと晩夏のブギーとウギー。
∞ジョニーは思い出なんていらないらしい。
∞ジョニーは何かを待っている。
∞ジョニーを目覚めさせる方法。
∞ジョニーのジャケ写は証明写真?
∞あしたのジョニー
∞ジョニー・バンドの販促会議。

∞ジョニー・バンド、秋の攻防。

次回は……未定。
そのうちやります♪




[番外編]
∞イケメン・ジョニー [番外編] 子供のころのジョニーくん。




“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png


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〝JACKPOT DAYS〟-image


〝JACKPOT DAYS〟-image


クラクション・アディクター
作詞/ジョニー
作曲/THE CIGARETTES


眠ってるのか死んじまったか、枯れて果ててしまったか、
酷い疲弊に嗤っているのは天の神、
飼われているのに落ち着かない、
飼われているのを忘れてる、
野犬3匹、スピンをかけてエンジン鳴らす、

クラクションを撃ち鳴らす、その音まるでマシンガン、
クラクションを撃ちまくる、ボーダーラインが弾け飛ぶ、

黄金に染めた髪、種類なんてない男、
やたら粗暴に振舞うあの娘、
黒い髪のリーゼント、ポマードから火薬の匂い、
水陸両用モヒカンパンク、最高速で走ってみたい、

クラクションとノイズの嵐、真正面だか過去の影だか、
クラクションの中毒者たち、タバコをくわえて苦笑い、
野犬たちが旅に出る、冬の煙の匂いを探す、

クラクション・アディクターが、
クラクション・アディクターが、
クラクションがスピンして、
クラクションが荒野を走る、


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〝DUSTSTARS GEAR PUNK〟


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〝JACKPOT DAYS〟-image

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2012-10-25 07:27 | カテゴリ:未分類
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無限だと思ってた、そんなの僕の思い過ごしで、
試されては揺らぐ、揺らいで霞む視界には、
見憶えのある景色、いつか遠くに夢を見た、
煙がかって影のように輪郭を変え、
2秒先の未来を探す、手繰り寄せる細い糸、
振り返ると足跡が、砂煙に消されてた、

何度も何時も思い描いた、それは儚い幻だった、
また歩く、明日がすぐそこに待っていて、
時に道化を振る舞って、
泣き言には舌を出す、
孤独さえも自由だと、
軽みに至る笑みを浮かべる、
そんなヒトになるはずだった、会ったことのないヤツだった、

口笛を吹く、鋭いキズを虚空に残す、
どこかで指笛、あの橋の向こうから、
聞こえてくるのは気のせいだった、

向こう側には誰もいない、開いた手に届くのは、巡る四季の風だった、
いつかまた、ここにはない遠くまで、
花びら運ぶ風だろう、
終わりなんて考えもせず、
次へと流れてくんだろう、


photo:02

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2012-10-24 20:52 | カテゴリ:未分類
〝JACKPOT DAYS〟-image



ほの暗く濃い海に霧、火の手もなく煙ってるのか、
切り裂く群れはカモメたち、
勇敢なのか無謀なだけか、
漂ってるやら踊っているやら、
あるいは泣く声、どちらでもなく、
離れた何羽か痺れて落ちた、

禁じられた歌、口ずさむさえ許されない、
逆賊たちの狼煙のリズム、懸賞金さえかかってる、

悪魔のバラッド、スピーカーが割れて響いた、
虐げられぬ理想を鳴らす、
主義と主張を荒げて届くゲリラのラジオ、
“捕まえてみろ、俺たちは屈しない”

咲く前、バラをついばんで、
くちばし血に染めてるみたい、
光を闇から集めているのに、
爪は空に届かない、
例えば無駄か、そうでもなくて、
生死境目、振り切るメーター、

禁じられた歌、口ずさむさえ許されない、
逆賊たちの狼煙のリズム、懸賞金さえかかってる、

悪魔のバラッド、闇雲ちぎって無駄吠えにも似て、
青臭くとも理想飛び散る、
武器を持て、
その手に掲げる粗悪なる旗、
“捕まえてみろ、逃げ隠れなく鳴らしてやるよ”

〝JACKPOT DAYS〟-image



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“GREED”
シナリオライターと星時計の番人
四季の歌

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〝JACKPOT DAYS〟-image

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2012-10-23 17:55 | カテゴリ:未分類
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昨日よりも冷たい風が、
そして今日は新たな雨が、
色彩を変えてゆく、
夜はまた朝を呼ぶ、

太陽に手を挙げて、
月の慈愛に身を寄せる、
健やかなる光にたゆたい、
乾いた空に火を燈す、

かすかゆらめく炎のなかに浮かぶのは、
いまを生きる己の姿、
留まることなく揺れ動く、

四季は生きる全ての者に、
光と影を投げかける、
祈りさえ捧げながらも、
透徹なる孤独さも滲ませて、

吹けもしない口笛や、
調子外れの鼻唄や、
囁き合う優しさや、
途方に暮れるも日々は待たずに、

愛する歌は鳴りやむことなく、
愛する歌は鳴りやむことなく、
そして季節がまた巡る、
やがて季節が燃え落ちる、


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2012-10-23 17:51 | カテゴリ:未分類
〝JACKPOT DAYS〟-101030_005100.jpg

続く未来、容赦の有無など関係なくて、
眠ったふりした氷の国のペンギンたち、
アシカを襲うシャチはつがいで、

時間をどうにか止められないか、
シナリオライター、夢想の果てに相談を、
星時計の番人は、2000年を生きる7歳、

“未来の全て、シナリオにして、
それなら考えてあげてもいいわ”

ミント味のガムをくちゃくちゃ、
下品さを振り撒いて、洗いざらしの金の髪を掻き回す、

シナリオライター、リノリウムをのたうちまわる、
もがき足掻いて、イメージ全てを総動員、
描く世界の未来はあまりに安易な古いクリシェ、

少女は針を進める速度を早め、
シナリオライター、みるみる歳を重ねてく、
欠伸まじりでカールさせた長い髪、
指でつまんでペンダントをいじってみたり、

“あなたがいくら描いたとして、
それはたかがヒトの意識に過ぎない、
誰ひとり正しい未来なんて、
シナリオにはできやしないわ”

ほら、もう一回り、
少女は針をぐるり回転させる、
何年が過ぎたろう、
シナリオライター、痩衰えて干からびた、
ミイラのようで、それでも声を振り絞る、

“君の言う通りだ、未来を描きることはできないらしい……
けれど、ひとつ間違いなく言い切れる、
生きるものは時間に逆らえやしない、
それは君も同じはず”

目を見開いて、
少女はシナリオライター睨んでる、
息き絶える瞬間は、最期のタバコに火を点けて、
男はかすか笑みさえ浮かべた、

星時計の番人は、廻したぶんだけ高速に加齢する、
少女は何かを言うより早く、砂に変わり果てていた、


〝JACKPOT DAYS〟-image

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2012-10-23 17:45 | カテゴリ:未分類

深海を生きている、獰猛さと野蛮さと、
切り裂く牙を光らせる、スピンしながら獲物を狙う、

曖昧さなどまるでない、
剥き出す本能まんまがいいね、
メーター振り切る青の蛮星、
なんならタンカー沈めてやるか、

意味を求める弱さに血を吐き、
もだえながらも絶えるがいい、

“ハロー、ハロー、地に這うヒトビト、
命に意味などありはしない、
神をつくったその浅ましさに懺悔しな”

深海に招待しよう、君らが嫌う暗黒だ、
光なんて探しはしない、溺れ落ちなよ、
かみ砕いて吐き出してやる、

意味を求める弱みに付け込む、
くたばるサマを笑ってやるよ、


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2012-10-23 07:54 | カテゴリ:未分類
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モンスター

石造りのアパートメント、ひと気のないフロアの5階、
ブラインドは閉めたまま、気配が外に漏れないように、
呼吸さえも聞かれぬよう、静かに孤独に揺れる影、
モルヒネを飲み込んで、酩酊にて過去を忘れて、

モンスターと呼ばれた女、彼女は額のなかの恋人と、
耳を済ませて聞こえない、聞こえない声を聞いてる、
この世にたったの一人だった、抱擁とくちづけを、
声をかけても返事はない、一語一句残さず聞いた、
反芻するのは秋の夜の雨のよう、
混ざるノイズは外の世界の陰惨なる声、下卑た笑い、
思わず彼女は目を閉じる、

未来も過去も遠くや近く、何もかもを知り得る彼女、
人外だと言われて生きた、生き場所なんてどこにもなかった、
思い出しか手繰るものなく、

取り壊しを待つアパートメントの5階の窓は、
光も音も漏れてはこない、静かに孤独に呼吸する、
時を止めて手繰り寄す、思い出だけと生きている、
悲しみなんて忘れたふりを、忘れたふりを続けてる、


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タイトルトラック
“boys life”
地上ゼロのパッセージ

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〝JACKPOT DAYS〟-image


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2012-10-22 22:58 | カテゴリ:星屑のロビンソン
〝JACKPOT DAYS〟-111108_164247.jpg


氷河の地で目覚めたアンドロイドと、数百年後の地球の姿、意思を持つ彼らの冒険と旅立ち、そのすべてを一気に!!

星屑のロビンソン <1>
星屑のロビンソン <2>
星屑のロビンソン <3>
星屑のロビンソン <4>
星屑のロビンソン <5>
星屑のロビンソン <6>
星屑のロビンソン <7>
星屑のロビンソン <8>
星屑のロビンソン <9>
星屑のロビンソン <10>
星屑のロビンソン <11>
星屑のロビンソン <12>
星屑のロビンソン <13>
星屑のロビンソン <14>
星屑のロビンソン <15>
星屑のロビンソン <16>
星屑のロビンソン <17>
星屑のロビンソン <18>
星屑のロビンソン <19>
星屑のロビンソン <20>
星屑のロビンソン <21>
星屑のロビンソン <22>
星屑のロビンソン <23>
星屑のロビンソン <24> 最終話「あいのうた」


物語のイメージが膨らみ、また、イラストをMacで加工していたので時間もかかり、はっきり言って一番疲れました……(苦笑)。

絵本的なものをやってみたいという願望はずっとあったので、とりあえず最後までやれて良かったように思います。

ロビンソンたちの物語は終わりましたが、せっかくのキャラクターですし、また何か違うカタチで登場することもあるでしょう。

コメントを寄せていただいたり、記事を拡散してくださったり、あるいはTwitterで拡散してくれた皆さん、本当にありがとう。
心から感謝します。

〝JACKPOT DAYS〟-111126_182835.jpg

再読なさる方、初めての方は時間があれば是非♪


あ、別にビリーブログは終わりません。
もうちょっと頑張っときます(笑)。
むしろまだ暴れ足りないんでね(笑)。

明日以降は通常運転、長編に関してはいくつかイメージがあるので、しばらくそれをあたためておきます。

さ、ビール飲むかぁ♪
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2012-10-22 22:52 | カテゴリ:未分類

長い髪をプラチナ染めた、華奢で小さな女の子、
グリスで艶めく金色、
彼の部屋からくすねてきたやつ、

曇る灰色、空を見ながら頬張るチリバーガー、
群がるハトに投げる空き缶、
慌てる鳥見てくすくす笑った、

ペリドットのついたカチューシャ、
石をちぎって裸にしてる、
気ままに人のいない公園歩く、
いつまでも止まってられない、

行きたいとこなんて思いつかない、
帰る場所ももうないし、サルが街路樹、
ニヤニヤしてた、

雨上がりの水たまりを探して歩く、
ウサギの真似して飛び跳ねる、
遠回りしてまた帰ろう、

旧市街の小さな森のなかにある小屋に、
冬じたくのリスを探しに、

ケセラセラって歌うよ今日も、
ケセラセラって歌うよ明日も、


〝JACKPOT DAYS〟-101026_210940.jpg


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2012-10-22 22:47 | カテゴリ:未分類
〝JACKPOT DAYS〟-101021_220518.jpg

編み込んだターコイズ、透けたブルーとブルーの間に紛いのダイヤ、
ネックレスを下げたワシ、
太陽近くを旋回してた、
地上に日陰と日なたを作ってる、

鳥打ち帽を目深にかぶる、男の髪は長いドレッド、
原色ビーズを絡めてる、でたらめを歌ってた、
折れたタバコを挟んだ手袋、先が破れて、

キャンバスは泥まみれ、
上から上に重ねたデッサン、
描きたいものは生きてる野生の姿だけ、
動く様をそのまま描いている、
知らないうちに輪郭さえなくなった、

揺れる宝石、空に溶けるターコイズ、
その閃光を追うだけで、男は褪せたグリーン、
目から光が消えてった、目から色がなくなった、
鳥のゆくえを知ることもなく、

編み込んだターコイズ、
透けたブルーとブルーの間に紛いのダイヤ、
ネックレスを下げたワシ、
地上に日陰をつくりたいから陽との距離を縮めてる、

髪を赤く染めている、ライフルを構えてる、
まぶたの切り傷隠した眼帯、
男は太陽に向け、トリガーを引く、

渇いた銃声、ネックレスを引きちぎる、
光が地上にばら撒かれ、そしてワシは落ちてった、
羽根を広げて落ちてく最期、キャンバスに一枚だけ羽根を舞わせて、
一枚だけ羽根を落とした、

泥まみれのキャンバスに、泥まみれの羽根一枚、
それはひとつの絵になった、


〝JACKPOT DAYS〟-image

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2012-10-21 18:47 | カテゴリ:poetrical punk 00B

向かい風をぶつけられ、
僕らはときに転倒すらも笑えるのかな、
鼻先くすぐる土の匂いは、まだ咲く前の草いきれ、

寒さに耐える、
そんな想いすらなく生きる緑のように、
爪先どうにか這いつくばって、
蹴りあげる土、埃のなかを立ち上がる、

“まだまだやれるさ”
意気がるやら呟くやらの途方の合間、
揺られる葉はからから乾いた笑い声、

春を待たず枯れゆく赤を、
見ないふりは出来ずに立つな、
そこに生きるは汚れさえなく、
美しさも誇らずに、

冬に生きる健気さを、笑う者を笑えばいい、
またどこかで逢うだろう、
祝祭など手繰りもせずに、

土の匂い、そこに立ち、
背中に浴びる罵声を睨む、
転ばなぬ者には分かるものかと、
大地の手触り、それをつかんだ、


〝JACKPOT DAYS〟-image

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2012-10-21 18:43 | カテゴリ:未分類
〝JACKPOT DAYS〟-Image653.jpg

傾いた監視塔、ふたりは眺めた、
赤茶けた柵をぎりぎり鳴らして、
細い足をぶらつかせてる、

港はいつもと同じ色、
積んだコンテナ崩してみたいと言って笑った、
人も蟻も変わらないって、考えないぶん蟻のほうがマシかもって、
答のない問いに唾吐く、

南から流れてきた強い風、雪がかすかに混じってた、
“冬が始まるその合図だ”
なんて言って、温かい手の平一粒、滴に溶けた、

港湾あたりヘルメットがあくせくしてる、

“働くって楽しいわけじゃないんだろ?”
“知らないけど笑っちゃないね”
“楽しくないのに働いてんのか”
“生きてくためには働かなきゃいけないらしいぜ”
“僕らもいつか、働くのかい?”
“生きてくつもりがあるんならね”

世の中の仕組みなんて知らないし、
知りたいなんて思わない、
このままここに居られたらって、
ずっとぶらぶらしてられたらって、

やりたくないが義務になるなら、別に生きてなくってもいいや、
僕らは監視塔から、下界を見下ろす、
神の視座にて変わる季節を眺めてる、

小さな神の視座においては僕らは今日も、
憂鬱そうな白いため息、そんなのばかりの世界の姿を眺めてる、



〝JACKPOT DAYS〟-海賊ビリー ロゴマーク.png
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2012-10-21 18:39 | カテゴリ:未分類
〝JACKPOT DAYS〟-101203_082238.jpg

流れる夜景、光跡の中、
モーリタニアの砂の地を、
粒子になってきらめくカミオンバレーの子供たち、

頭上にアルタイル、凍るボトルはアルコール、
君を連れて飛んでゆく、
眼球、氷のハイエナは、
モーリタニアの砂に散る、朝になってもマイナス70、
狼とはここでお別れ、仰ぎ見るアルタイル、
夜と海はひとつ繋がる、
君を連れて飛んでゆく、

醒めた意識を根こそぎ裂いて、不要な左手明け渡す、
悪魔だとか天使なんだか、欲しがる奴にはくれてやる、

星空はアルタイル、海洋はるか遠くに光る、
ベガやシリウス、そいつらの向こう側、

孤独はここに置いてゆく、あの娘だけが側にいる、
君を連れて飛んでゆく、
君を連れて先をゆく、




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2012-10-21 18:36 | カテゴリ:未分類
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方位磁石は狂ったままだ、彷徨う先が西か東か、
それすらもままならない、
昇り忘れた太陽の、熱の残りを探してる、

だからなんだ、
それがどうした、
迷っているから道は未知、
弾けるオイル、鳴るエンジン、
どこへでもゆく、
いつもそんな気分で生きている、
そいつが俺らの切り札で、拳を合わす合言葉、でかいものを引き当てようぜ、

君の声は必ず届く、すべてを賭けるくらいで叫べ、
さあ心優しき悪党たちよ、
いま、ここから星ごと蹴飛ばせ、

屈するな、何ひとつにも従わない、
ルールを壊せ、ロックンロールを討ち鳴らせ、

イカレた信号、オールグリーン、
イカレた信号、オールグリーン、

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 CDのリリースが決定したところで、彼らはその発売記念ライヴを開催することが決まっていた、いわゆる『レコ発ライヴ』である。
 その先にはオリジナル・アルバムを携えた、まどかさん命名によるところの『借金完済一発当ててこいツアー』なる、夏に続いての地方周りがスケジュールされているのだが、まずは彼らのバンド名を冠するライヴの決行と成功が課題であった。

「まず、どうやってお客を呼ぶのか。そこが肝心よ」
 まどかさんは鼻息も荒くそう口にした。片眉をひそめ、口角を吊り上げている、挑戦的な口調だった。
「それは……マネージャーの仕事なんじゃ……?」
 おずおずと反論したのは天野くんだったが、その声はあまりに小さくか細い。彼の意見は間違いではなかったが、正論が通用する相手でもなく、どう考えても劣勢だ。
「……文句あるの?」
 顔は向けず目だけで制する、天野くんは俯いて首を振る、ジョニーはなぜか右手と左手の両方にタバコを持っていた。
「フライヤーを配ろうか。みんなで手分けすれば……枚数はなんとかなるし」
「ヒラサワくん。それは当たり前過ぎよ、やらせるに決まってるでしょう? もっとインパクトのある方法を考えてよ。今日もバカヅラのジョニー、あんた何かないの?」
 うーん。人差し指で鼻の下をこする、仕草はサマになっているが何も考えていないだろうことはその場の誰もが気づいている。
「あ、じゃあ、シークレット・ライヴなんてどうかな……」
「無名のあんたらがシークレットやってどうするのよ……誰も観に来ないわよ……」
 やれやれとまどかさんは首を振る。
「……え、俺たちCD出すのに? まだ無名なの? そっかぁ……ロックンロール・スターになるのは……まだ少し先なんだねぇ……」
 まだ少しじゃねえよ、遥か彼方よ。そう思ったが説明が面倒なので言わなかった。
「マーケティングよ、マーケティング。音楽業界は縮小してんのよ? バンドマンも基礎知識くらいは必要よ」
 まどかさんも別に詳しいわけではなかった、ついさっき社長が言っていたことを真似てみただけだった。
「……そこらじゅうに……おしっこして回るの……? あんまり……やりたくないかな………」
「ジョニー、それはマーキングだよ……」
 咳払いをしてヒラサワくんが居住まいをただす、適当なところで制止しておかないと、またも暴力による執行で会議が終了させられてしまう。
「じゃ、じゃあ? 分かった、まどかさん、俺わかるよマーケティング?」
 天野くんだった。
「マーケティング……つまり……夜に……スーパーのなかを練り歩くという……あのマーケティング……」
「違う。昼も夜もスーパーマーケットを歩かなくていいの、そんなマーケティングは……マーケティングはもういいわ……」
 はぁ、とまどかさんはこれ見よがしなため息をつく、そう、どちらにせよ口にした彼女も知識範囲外の事柄である。単語を覚えたばかりに過ぎない。
「あんたらと話してるとアタマ痛くなる」
 吐き捨ててまどかさんは会議室を去った。

『あんたら』には俺も含まれているのかな……。含まれてるんだろうな……。マーケティング……うん、確かに知らないな……。
 ヒラサワくんも知らなかった。



<ロックンロールはマヌケなくらいで続いてゆく……>


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前回まではこちら♪


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2012-10-18 17:01 | カテゴリ:3minute rockin novel
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 ベルリンにはかつて壁があった、それは東西を分け隔てる境界線だった、誰でも知っている、けれど、知られていないこともある。
 最南端には細い川が流れていた、真冬の夜には月の光を頼りに梯子がかけられ、東と西が結ばれる瞬間があった。
 川沿いの村に住む人々は午前零時を告げるサイレンに合わせて鐘を打った、静かな夜の人々による『終戦』の合図だった。
 争いを望む者は永遠に争っていればいい、望まぬ者にも分断を強いる権力者たちには従わない、それが彼らの意思だった。

 鐘が鳴らされる、役目を担うのは村で最も歳を重ねた男だった、鐘を撞く瞬間だけは染みついた孤独を振り払うことができた、後にそう語っていたらしい。
 兵が巡回に訪れるまでの数時間……数十分のときもあれば朝まで境界線を崩せたこともあったという……切り離された家族や兄弟、そして恋人、友人たちが束の間の再会に笑い合うことができる至福の時間だった。

 いま、壁はすでに崩された、だが、それは壁がなくなったという物理的な現象に過ぎない。民族間の差異を埋めることができたわけではない。

 あのとき。
 鳴らされた鐘はいまも月夜を待っている。あの老人はすでにいない。だが、鐘を撞く者は新たな世代に引き渡されて、ラブソングを鳴らすかのように月夜に響く。
 和平なんてなくてもいい、いまここに生きる奇跡を、互いに祝う瞬間さえあればいい。
 ベルリンはいまも鐘が鳴っている。

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<了>


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2012-10-17 12:44 | カテゴリ:未分類
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スポットライトにさらされて、
少女は服を脱ぎすてる、両手にポール握りしめ、
囃す声に耳塞ぐ、

ひざは震える、体が揺れる、
繰り返しても慣れないままで、
アンコールを含めても、残る時間はあとわずか、
練習どおりにぎこちなく舞う、

空いた時間は泣くって決めてる、悲しいやら悔しいやらはもうなくて、
費やすだけの命に対し、体中はカラカラで、
ずぶ濡れタオルにくるまって、吐き出すためにガロン単位で水を飲む、

出入口の通路から、時々、視線は感じてた、
届かないライトの近く、ひとりきりで震えてた、

右手にナイフ、血に濡れて 、
誰かを刺してきたんだろうって、

彼を見てたら震えが止まる 、
どうせ刺すなら、ここにいるヤツ、皆を殺して
ついでにあたしを連れ去ってくれたらな、

偽りながら生きてる罪なら 、
まとめて血にして流させるから、

走り去った少年の、痩せた背中の肩のライン、
ずっと憶えていようと思った、
ストリッパーはステージ踊る、



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ゾクブツノウタ
永遠の樹
“Taxi Driver”

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2012-10-16 23:27 | カテゴリ:未分類
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ジャックナイフを手にしたロッシ、
触り慣れず持て余す、左手そっと45度に滑らせて、
赤く流れて滴る血液、
膝が震えた、小刻み揺れた、
やっぱり僕は生きているって、残る時間は分からないから、
アスファルトに生傷こすった、

ストリッパーに恋をして、だけど名前も分からない、
フリンジついたテンガロン 、以外は脱ぎ捨て安い光に踊ってた、

立ち並ぶビルの路地裏、見上げる空は、
切り取られた窓、なぜだか滲んでいるような、

ジャックナイフを手にしたロッシ、
目の前、空を切り刻み、左手甲に突き立てた、
貫き石の壁まで刺さり、熱を持つ手が憎らしくって、
膝から落ちた、このまま消えてしまえばいいと、
残る時間はもういらないからって、
あの娘を連れて行きたいだけだって、

どうせ汚れた指だから、きれいな花には触れもしないし、
汚れゆくだけ魂だから、この手で咲く花、
枯らしてやりたい、

ジャックナイフを利き腕握り、
いらない左手、壁に置き去る
ジャックナイフを利き腕握り、テンガロンのフリンジちぎる、



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“ever sleep?”
灰色の猫
地図の上の白い猫

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2012-10-16 18:33 | カテゴリ:未分類

陸路はるばる東へと、
奪ったクルマを走らせる、
ガソリン切れたら乗り捨てる、
そこらじゅうに獲物はあるんだ、

世界は球形、周回遅れの追跡者に舌を出してピースサイン、
親子のコヨーテ、空腹だったら、
眠り人を襲えばいい、

アルビオンを連れてゆく、純粋さは隠せやしない、アイスキャンディ噛み潰すのが好き、

星をひたすら駆け巡る、
あてはいらない、速度計を振り切るだけで、
マシンガンを手にしたら、派手なマーチを鳴らしてやるか、

世界は球形、一周遅れの僕たちは、
追跡者の尻、クラクションを撃ち鳴らす、
悪童になるアルビオン、
空腹だったらバーガースタンド襲えばいい、

アルビオンを連れてゆく、純粋さは隠してく、
変わる世界の扉のカギを、

手にしたような、そんな気分が、
手にしたような、そんな気分が、


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2012-10-16 18:30 | カテゴリ:未分類
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地下に隠れた、
禁じられた大人の娯楽にうつつをぬかす、
子供たちは毒を飲み込み、煙に揺れる、

たいしたことなんかじゃない、
生まれ育ちも酷いもの、埃まみれの伸びた髪、
廃棄の灯台、そんなところで寝起きする、

夢は夜見るだけのもの、
ラブソングばかり聴いてる女とそいつに群がるだけのオス、
平和でいいね、死ぬまで夢を見ていなよ、

地下に隠れて煙を吸って、迫る兵をやり過ごす、
この世界の端でしかなく、
あるいは中心みたいに思う、

なにもかもが下らない、
誰かの真似でもかまわない、
コインの表裏が明日を導く、
暗黒なんかじゃないだろう、

舌を出しては獣に似せて、
憂鬱なんて噛みちぎる、
舌を出しては悪魔に似せて、
ヘド出るリアルに噛みつくだけで、


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2012-10-16 18:26 | カテゴリ:未分類
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無尽の荒野に鳴り響くは風を撃つトランペットの毒ある音色、
正面から鳴る、背面から吹きつける、
四方に飛び散る雨をなぐるトランペット、

誰もいない、傾いた灰色たちの合間を抜ける、
塵の風のなかの行き場を睨むトランペッター、
ふて腐れて鳴る皆殺しの音、

なにが不安で、なにが退屈、
残るものなどたかがしれてる、
俯く風に乗せる音色はネイビーブルー、
皆殺しの音が鳴る、

共に鳴る、
どこかから聞こえてる、
吹き抜けるタイミングを狙い撃つ、
あとに残るは全ての終わり、

共に鳴る、
陽が落ちるまで鳴らされる、
消えてしまった誰かを想う希求の音色、
無人の荒れ地、モノクロ音色、

終わりだと云う、
かまわないね、それを待っていたくらい、
ラストだと云う、
その瞬間、吹き抜ける風に乗るトランペット、

星を数えるくらいの退屈は他にない、
占い師のウソなら暴いた、
書き綴られた悲しみばかりのスケッチブック、
もう壊しちまえばいい、

共に鳴る、
どこかから聞こえてる、吹き抜けるタイミングを狙い撃つ、
あとに残るは世界の終わり、
さあ鳴らせ、紛いの光を撃ち抜く風を、

心優しき悪党たちよ、
心優しき悪党たちよ、


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2012-10-16 08:27 | カテゴリ:未分類
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夜明けにブルーズコードを風に乗せ、
白む街は見慣れぬ無人荒野みたいに思う、
飛び降りたムービースター、
死んだビルのちょうど真下だ、

海岸沿いに走らせる、
漁師小屋から聞き慣れない叫び声、
移民がつくる新しい声、
新しい歌、初めてなのに何故か馴染んだ、

悲しむなんて下らないから、
昇る月に見果てぬ荒野とセブンスコード、
バニラ味のアイスクリーム、

“地の果てまで乗せてって”

青臭いね、そんな気分は変わらず好きなドライバー、
残念ながら何処へも行けない、
飼い犬みたいに生きると決めた、

“吠え続けるのがクールだと、
思える世代は過ぎたみたいだ”

夕陽にブルーズコードを鳴らしてる、
荒む街は見慣れたTVみたいに思う、
客を呼ぶコールガール、
捨てたタバコのちょうど真上だ、



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2012-10-16 08:24 | カテゴリ:未分類
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街外れのその大樹、数百年も孤独に伸びた、
誰のものでもないまんま、
この街を見守っているように、

命がひとつ絶えるたび、
その葉をひとひら散り落とし、
命がひとつ生まれるたびに、
小さな白い花を咲かせた、

なんどもなんども訪れる、
初めてタバコを口にしたのもこの樹の下で、

好きなあの娘と手を繋いだのもこの樹の下で、
なにかひとつを経験するたび、
僕らはこの樹に抱かれるように、
緑のなかで呼吸した、

少年少女、僕らは時に追われるように大人になって、
この樹のない街へ旅立つ者や、
新たな命をここに産む者、

そして僕らは擦り減らすもこの地に生きて、
ときには少年期を懐かしむ、
光を光と素直に受けた、
優しかったあの時季を、

この永遠の樹の下で、
この永遠の樹の下で、



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2012-10-16 08:20 | カテゴリ:未分類

神の樹にひざまずく、
生憎にも祈る言葉を持たない無学、
憐れもうにも自らは、
無知を承知で許しを乞う、

永遠の孤独にも似た日々を、
過去を影と引きずりながらも、
正対する死を闇とも思えずに、

美しい女がいる、今日はその女の娘の誕生日、
せめての想いでこの悪童、
安い葡萄酒、コルクを飛ばす、
明日があるならいずれ会いもしようかと、

独自性に唾を吐く、
そんなのどこにもありゃしないって、
口笛吹いて闇タバコに火を点ける、

紳士にはなれもせず、
悪党みたいなふりだけで、
どうにか今日をやり過ごす、
美しい水のない街、
どこかで踊り子たちを囃す声が聞こえてる、

夜が来て、このままなら明日がくる、
くだらない日々が俺たちを待つってわけだ、

神の樹に火を点ける、
不快だと舌を出す、手にしたナイフを手首にあてがい、
この命を弄ぶ、

逆賊みたいな気分で明日を睨む、
闇夜に浮かぶ小船を奪う、
太陽を撃ち落とす、月もやはり撃ち落とす、

望むところと嘘ぶいて、
望むところと嘘ぶいて、



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