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2012-07-30 23:31 | カテゴリ:ペンギン星人物語
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-ミコノス島 油彩 画像.jpg



 しかし暑い星だ、こんな気温と湿度のなかでこの星の生命は活動しているのだろうか? 正気の沙汰ではない、我が星にはこのような季節はない、生命維持さえ厳しいだろう、この星のサルから進化した生命体は外気温に対する特殊な耐性でも有しているのだろうか。あるいは機能を維持するための基礎体温が高いのだろうか……。

 ペンギン星からやってきたペンギン星人はぶつくさと地球の気温にケチをつけながら街をゆく、海に面した美しい街並みだった、平日の日中だからか、ひとけは少ない。
 押し車に体重をあずけるように、老婦人が腰を曲げて横切ってゆく。
 どこかから正午を告げるサイレンが届く。

 見慣れない風景にペンギン星人はひとの気配や音にいちいち驚く。
……あの低姿勢による歩行は太陽からの直射を遮るための行為だろうか。
……あの騒音はなんだろう? なんの警告だろうか……。

 サルから進化したような野蛮なる生命が巣食う星だ、いくら注意し過ぎても足りなくはないだろう、ペンギンに似た他星人はそう思う。
 同時に彼は自身の体の異変にも気づいていた。活動の持続に必要なエネルギーが不足していると腹部が異音をもって訴える。
 つまり、ペンギン星人は空腹なのだった。

 危険だ、早急に魚を摂取しないと……しかし、この星の生命はどのように食糧を得ているのだ? 狩猟にゆくのだろうか。
 うむ、かくなるうえは自らのこの愛らしい外見を利用して地球人を手なずけるのが得策だろう、この星で進化を遂げることなく虐げられたペンギンのふりをするのだ、地球人を懐柔するにはそれが最もラクな手段なはずだ、地球人を探そう……。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-ペンギン 宇宙人 画像.jpg



<着地点を見出だせぬまま続く……>


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ペンギン星人の来襲。

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左の心臓、熱源に -JACKPOT REMIX-
ロックンロール・ギター

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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png

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2012-07-29 22:23 | カテゴリ:日々のこと
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-ぴちょんくん.jpg



 昨日、ぴちょんくんに「本名はなに?」と尋ねたら頭突きをくらいましたビリーです。トリッキーな動きがなかなか怖いぜ、2012夏。
 そばでぴちょんくんの説明をなさるお姉さんに「中身ってオトナすか?」と聞くと、こっそり「そうです」と教えてくれました。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-兄妹 イラスト 画像.jpg

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-宇宙兄妹 イラスト 画像.jpg


 このブログが起点になり、絵のお仕事をいただく最近、2012夏ビリー。
 上の2点はダメ出しを食らったので、筆が止まりましたよ、厳しいもんだ2012夏ビリー。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-111225_221121.jpg

 こんなタッチがいいと言われまして、久しぶりに書こうとしたら、最近は油彩ばかり、少し練習することにしている夏ビリー2012。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-夏 ビール コロナ.jpg

 ビール飲むぞ、2012夏のオラ。



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■ルート54の悲鳴
太陽をつかんでしまった

「時計じかけのジュヴナイル」

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 オリンピックが始まり……「4年後なんて考えたこともねぇや」な俺は時差に痛烈な眠気と生きることを余儀なくされ……それはそれでしかたないや2012夏のビリー。
 高校野球もあるし。プロ野球は無視の方向で。


ちょりっす。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png
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2012-07-29 15:31 | カテゴリ:poetrical punk 00B
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110717_201446.jpg



激しく鳴る熱の源、俺らは左の胸にこいつを飼う、
そしてお前の胸にもこいつが弾けてる、

剥き出した陽のなかで血液を沸騰させる、
そしてこいつは世界を焼く鍵にもなって、

脈動は新たなる熱を持っては体を動かすエンジンで、
脈動は眠る間もなくひたすらに、痛みながらも突き進む、

ここはなんだ、
ここが生きるために与えられた場所ってやつか、
ここはなんだ、
望んで生まれたわけじゃないんだ、

激しく高鳴るこの左の熱源は、新たな未知へ導いてゆく、

激しく高鳴るこの左の熱源が、
そうだ、僕らを解き放っては変わる世界の尖兵に、





photograph and text by Billy.
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2012-07-29 15:29 | カテゴリ:poetrical punk 00B
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110726_104602.jpg



子供の髪のように滑らかな、陽にあたると金色なびく、
遠き日々がくれた思い、閉じた瞼に点滅してく、
優しさばかりを追い求め、すがるばかりの脆さに触れた、

無闇にやたら、輝きばかりに憧れて、
その向こうには及ばないまま、
ありがち言葉に埋もれた宝、溶ける真夏の星の両極、
また深みは増してゆく、

視界を拡く、見えないものまでつかめるように、
僕は指先研ぎ澄ます、それが弦に伝わるように、
赤いギターに想いを告げる、
幻を見てるよう、なにもかもが映るはずだと、
超然さえも手にとるように、中庸さを意志にする、
そして経路を導いて、光り輝く歌にする、

それは優しさだけじゃない、
温もりだけも鳴らせない、
万象すべてを同時に放つ、
醜ささえも掻き鳴らす、

正邪を超えた、希望と魔法、
歴史すら鳴るグランドギター、
そう、それはまるでマシンガン、
音色はまるでマシンガン、
なにもかもを粉砕してく、魔人になるとき、
ギター弾きは洗いざらいを貫いて、本能だけが剥き出しになる、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.




photograph,illustration,text by Billy.
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2012-07-29 14:28 | カテゴリ:日々のこと
※this week named “yankees travelin' truck”

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-イチロー ヤンキース .jpg



 こんちは、イチローです。ウソです。イチローではなくビリーです。
 高騰につきウナギを食べられず、ややグレかかっております。また、この暑さ……クルマに乗った途端の熱気でさらにグレそうです。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-ヤンキー .jpg

 いいトシしたオトナがグレても大したことありません。タバコもアルコールも日常生活です。
 サングラスは必須(眩しいのが苦手)だし、オールバックやリーゼントも「チンピラみたい」と言われるだけだし、東京の友達の電話にメッセージを入れておいたら、「借金取りみたいな留守電だった」とクレームが。

 では、今週一週間のビリーブログ、張り切らずにのんびりとまとめておきましょう。

■beat gallery ~20120721
暁とトランペット
地図の向こう側
※[イチロー]選手、ヤンキースへ。
シューレス・ジョー
ペンギン星人の来襲。
∞ジョニー・バンドが途方に暮れる。


 別に土曜だからって誰彼なく休みではないでしょう。私もアパートメントにて別件仕事(取材原稿)を片付けたいところ。
 お暇な方は暇つぶしに、お忙しい方はコーヒーブレイクに、気楽に読んじゃってくださいな。

 うなぎ食べたいなぁもう。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png
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2012-07-28 19:46 | カテゴリ:時計じかけのジュヴナイル
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-ジュヴナイル.jpg



時計じかけのジュヴナイル <1>
時計じかけのジュヴナイル <2>
時計じかけのジュヴナイル <3>
時計じかけのジュヴナイル <4>
時計じかけのジュヴナイル <5>
時計じかけのジュヴナイル <6>
時計じかけのジュヴナイル <7>
時計じかけのジュヴナイル <8>
時計じかけのジュヴナイル <9>
時計じかけのジュヴナイル <10>

時計塔のある街で


この記事も「ロビンソン」に続いて絵本路線をさらに強くしたものです。
前回と違うのは絵は挿絵程度に考え、物語を語る文章パートを一人称の小説のようにしました。

当初の予定では物語はもっと大きなイメージがあったんですが、クリスマス前という時期でもあり、小さなころに見た「雪の女王」など海外のアニメーションを意識した短篇に変更しました。

設定そのものは引き継ぎ、次回を考えています。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-111228_152049.jpg

こんな感じ。
コタツはアトリエにもなる(笑)。

例えば。
例えばの話なんですが、これがアニメーションになって、関連グッズなどが発売されたら売れると思うんですよね。
フィギュア化しやすい造形ですし、物語は大人から子供まで(親子で楽しんでもらえるもの)だと思いますし。

いつもかたちになるときをイメージしています。
「サンシャイン」や「流星ツアー」なら映画、「ロビンソン」やこの「ジュヴナイル」ならアニメーションみたいに。

書籍化の話をいただければ、私は全力で挑みます。

そんな展開があれば、僕はもっとやりたいことができる。
じっくりひとつの創作に没頭できますし、エネルギーをそこに集中できますしね。

「いつかのビリー本」のために、多忙の合間を縫って装丁を勉強している方までいますから。
いろんな話をして、方向性まで話し合ってます。
だから俺は止まらない。

もちろん、いま支援してくださっている皆さんに恩返しができます。
まずは被災地になります。
ポスカを販売に踏み切ったとき、実は一番に連絡があったのは被災地の方でした。
大変な状況で、そんな想いを託してくれたことは、俺は絶対に忘れない。

購買していただいた方、皆さんに感謝しています。金銭感覚がまるでないオイラは自己投資をせず、全額、支援にあてましたがな!!
……ささいだけどね、気持ちは伝わるはず。

さ、掃除するかぁ♪
みんな、大掃除しようぜ!!


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-111225_221121.jpg
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2012-07-28 19:45 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-20090722皆既日食。アベフトシ、この日、天へ。.jpg



あの夏、僕らは最高の笑顔ばかり見た、
少し授業時間をずらしてもらって、この太陽を見に行ったんだ、

何十年に一度の天体ショー、見えているやら見えてないやら、
そんなのどちらだってよかったんだよな、

ただただ興奮して笑ってられた、一瞬にしか生きられないって、
いまになればよく分かる、

“それ”を知ったのは、この太陽が沈むころ、
今日この日と変わらない夕方を迎えたころだった、
“太陽をつかんじまった”あいつが世界からいなくなった、

最高と最悪が訪れた、ちょうど一年前の今日。
忘れたいのか、忘れる気なんてないだろうか、いまはまだ分からない、

ただ、僕らは生きていて、
あいつのことを思い出す、
彼が鳴らしたあの音を、永遠に刻みつけたまま、


JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--海賊ビリー 新ロゴマーク.png
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2012-07-28 19:41 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-100720_192858.jpg



夕陽は夏がいちばんきれいに思う、
相変わらずの退屈かかえた、
日々を思えど何が変わるわけでなく、

平和主義者も戦争好きも、少しくらいは鮮やかが、
滲む空を見上げては、命がある、
それだけで、

今日を生きて残ったくらいは分かる、
明日があるのはたったひとつの条件次第、
生き延びる意思を示した今日があるから、

絶えた息を知れば明日も、息づくリズムが熱を持つ、
繰り返すだけに思えたとして、
過去に追いやる今日も少しは、

錆びつく体は変わらずも、
どうにかなると目を閉じる、
明日はやはり遠い未来で、

今日は過ぎた抜け殻として、
明日もやはり変わらずも、
ナイフみがいてルートを探す、
ナイフみがいてルートを探す、


JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--海賊ビリー 新ロゴマーク.png
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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-パンク ロック 画像 アメブロ.jpg
THE CIGARETTES

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-御秒奈々 画像 イラスト アメブロ.jpg
マネージャー、まどかさん



 当然のことながら一億円どころではなかった、契約という甘い言葉に釣られ、のこのこと現れた三人の男たちを待っていたのは契約という言葉の側面にある義務だった、しかもそれは想像を超えて過酷なものだったのである。

『CIGARETTESは我がレーベルに対し、借金が存在することを忘れないように、それはイベントでのジョニーの暴走が招いた会場の修復費であり、メインアクトであるダーティー・スター・オーケストラが出演できなくなるという事態を招いた、その損失も君たちが負わなければならない』

『CDは制作する、だが、スタジオ録音ではなくレーベル側がブッキングしたライヴでの音源を使う』

『制作に必要な資金はレーベルが用意するが、あくまで貸金であり、売上金をもって回収しなくてはならない』

『販促はレーベルも手伝うが、生産枚数の7割が販売実績になるよう、バンドとしても各種イベントに出演してプロモーションを行うこと』

 詳細は多岐に渡るが、基本的にはそれが契約条件として突き付けられ、それを了承しない限りは、彼らが大暴れしたライヴイベントによって発生した損失をすべて現金にて支払うこと、だった。

「だまされたような気が……しないでもない……」
 夕焼けが乱反射する川の流れを見つめながらヒラサワくんが言う。三人は川沿いのベンチに座りこみ想像だにしなかった現実に打ちひしがれていた。
「すごいよねぇ……どのみち、俺たちが稼がないとどーにもならないんだもんね……社長さん……怖かったなぁ……」
「厳しいゲンジツってやつか……」
 脱退するはずだった、なのにいまは借金さえも抱えてしまっているのである。ヒラサワくんはため息を混じらせる。
「お中元はなにがいいか、聞きそびれたねー」
「それどころじゃないよ、ジョニー……いくら支払わなきゃならないんのか分かってるのかよ……」
「……え? なにを支払うの?」
 ジョニー、また話を聞いてなかったのか……。天野くんもヒラサワくんも変わらず事態を飲み込めないフロントマンを思った。
「よく分かんないんだけどさぁ……」
 ジョニーは話し始める、『よく』ではなく、ほとんど分かっていないのだろう、彼には失意の色が見えない。

「まあ、頑張れってことじゃんね? バンド頑張ってスターになって……でいい?」
 結論はあまりに漠然としていた、だが、結局のところそれ以外に方法はない、しかし、ゆく道はイバラの道であり、修羅が待ち構える鬼道のように思えた。

「ジョニー……おまえ……」
「どこまでプラス思考なんだ……」
「あー。引き算もできなくはないよ、二ケタならどーにかなる!!」
 ジョニーは『算数』に自信をのぞかせた。得意げな笑顔が夕陽に赤く染まる。輝いていた、ジョニーはやはり輝いていたのだった。
 そして、ジョニーは引き算よりも足し算が得意なようだった。



<ロックンロールはつづいてく……>

━━━━━━━━━━━━━━━━━

前回まではこちら♪

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“on the beach”
“theater JACKKNIFE”
“48 BEATS”

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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png
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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-アメブロ 電車 画像.jpg

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-アメブロ ジョニー 画像.jpg



「エアコンってすげーなぁ……」
 第一声はため息とともに漏れた、男たちはいま電車に乗ったばかりだ。灼熱の太陽、熱されたアスファルトの照り返し。熔鉱炉がごとく地上を歩き続け、ようやく涼しい車内に3人は安堵した。

 黒のボーリングシャツ、グレープフルーツの香がするポマードで固めたリーゼントにはアンバランスなリュックからミネラルウォーターのボトルを取り出し、ヒラサワくんは一気にそれを飲み干した。
 窓に映る自らを睨み、汗で倒れそうなモヒカンを沈痛な面持ちで直している天野くん。
 ジョニーはと言えば駅売店にて購入したビールをあおっている。今日の彼はなぜか濃紺のリクルート・スーツを着用していた。やる気のない就活生のようにも見える。

「何時だっけ?」
「3時だよ、おやつの時間って憶えておいたんだ」
「おやつ……小学生かよ、ジョニー……」
 外見に合わない、いや、昼間の電車にそぐわない、金髪、モヒカン、リーゼントの不自然さには相応しいのかもしれない、相変わらずの間抜けな会話を繰り広げている。

 彼らは今日、ついにインディー・レーベル「ジョーカー・レコード」と契約を交わすことになっている。契約と今後のバンド活動についての話し合いが行われるのだ。

「ねえ天野くん、契約金ってどれくらいかなぁ?」
「……い、いや、俺も契約なんかしたことないから……でも、契約ってすごい言葉だよな、プロ野球の話みたいじゃん」
「背番号とか決まるかなぁ……?」
「それはホンモノのプロ野球だろ。バンドマンに背番号はないんだって……あ、ちょっと待てジョニー!! まさかそのスーツ……?!」
「うん、やっぱ社長とか会長とか秘書とかいるんじゃん? 会社なんだから。きちんとスーツのほうがいいかなって思ってさ」
「………」
 ヒラサワくんは若者二名の会話に参加しなかった、明らかなる勘違いと意識のズレにツッコミたいところではあった、だが、あまりに社会を知らなさすぎる。
「契約金が一億円とかだったら、俺たち、一気に大金持ちだねー」

 そんなに貰えるわけがないだろう、インディー契約だぞ、しかも新参、無名のレーベルだぞ、なぜ俺たちにそんな大金が用意されてると思ってしまうんだろう……。契約イコールプロ野球の世界観を無名バンドに持ち込むなよ……。

まどかさんや社長さんにお中元とか贈らなきゃなぁ」
「天野くん、それはいいね、オトナだね!! 気がきくね」
「あったりまえだよ、ジョニー。俺たちもうオトナなんだぜ?」
「じゃあ暑中見舞いとかお歳暮も考えないとダメだね。一億円ももらうんだから、それくらいやんなきゃね」

 お前たちはサラリーマンになるのか。ジョニー、そのスーツはヘンだ、だいたい一億円って……なぜこんなに脳天気なんだろうこの二人は……。
まあいい。すぐに現実が見えてくる。
 ヒラサワくんはもう何も考えないことにした。

 三者三様の思いを乗せて電車は走ってゆく。
はしゃぐ二人はまるで遠足に向かう子供のようであり、無言を貫く一人はさながら保護者のようだった。


<不適に不定期に続く>


━━━━━━━━━━━━━━━━━

前回まではこちら♪

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オルゴールの街のライラ
“stay foolish”
海賊ラジオ -JACKKNIFE REMIX-

☆2012 -first half year- JACKPOT TRUCKS!! 上半期傑作選

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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png
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2012-07-27 08:11 | カテゴリ:未分類




 当然のことながら一億円どころではなかった、契約という甘い言葉に釣られ、のこのこと現れた三人の男たちを待っていたのは契約という言葉の側面にある義務だった、しかもそれは想像を超えて過酷なものだったのである。

『CIGARETTESは我がレーベルに対し、借金が存在することを忘れないように、それはイベントでのジョニーの暴走が招いた会場の修復費であり、メインアクトであるダーティー・スター・オーケストラが出演できなくなるという事態を招いた、その損失も君たちが負わなければならない』

『CDは制作する、だが、スタジオ録音ではなくレーベル側がブッキングしたライヴでの音源を使う』

『制作に必要な資金はレーベルが用意するが、あくまで貸金であり、売上金をもって回収しなくてはならない』

『販促はレーベルも手伝うが、生産枚数の7割が販売実績になるよう、バンドとしても各種イベントに出演してプロモーションを行うこと』

 詳細は多岐に渡るが、基本的にはそれが契約条件として突き付けられ、それを了承しない限りは、彼らが大暴れしたライヴイベントによって発生した損失をすべて現金にて支払うこと、だった。

「だまされたような気が……しないでもない……」
 夕焼けが乱反射する川の流れを見つめながらヒラサワくんが言う。三人は川沿いのベンチに座りこみ想像だにしなかった現実に打ちひしがれていた。
「すごいよねぇ……どのみち、俺たちが稼がないとどーにもならないんだもんね……社長さん……怖かったなぁ……」
「厳しいゲンジツってやつか……」
 脱退するはずだった、なのにいまは借金さえも抱えてしまっているのである。ヒラサワくんはため息を混じらせる。
「お中元はなにがいいか、聞きそびれたねー」
「それどころじゃないよ、ジョニー……いくら支払わなきゃならないんのか分かってるのかよ……」
「……え? なにを支払うの?」
 ジョニー、また話を聞いてなかったのか……。天野くんもヒラサワくんも変わらず事態を飲み込めないフロントマンを思った。
「よく分かんないんだけどさぁ……」
 ジョニーは話し始める、『よく』ではなく、ほとんど分かっていないのだろう、彼には失意の色が見えない。

「まあ、頑張れってことじゃんね? バンド頑張ってスターになって……でいい?」
 結論はあまりに漠然としていた、だが、結局のところそれ以外に方法はない、しかし、ゆく道はイバラの道であり、修羅が待ち構える鬼道のように思えた。

「ジョニー……おまえ……」
「どこまでプラス思考なんだ……」
「あー。引き算もできなくはないよ、二ケタならどーにかなる!!」
 ジョニーは『算数』に自信をのぞかせた。得意げな笑顔が夕陽に赤く染まる。輝いていた、ジョニーはやはり輝いていたのだった。
 そして、ジョニーは引き算よりも足し算が得意なようだった。



<ロックンロールはつづいてく……>

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前回まではこちら♪

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“on the beach”
“theater JACKKNIFE”
“48 BEATS”

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2012-07-27 07:35 | カテゴリ:ペンギン星人物語
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-アメブロ 鳥 BIRD 画像.jpg



 鳥は飛んでゆく、か。ふむ、それが進化のさきの当然のこととして認識されているわけだな、この星は……。
 しかし、すべての鳥類が大空を滑空するわけではないだろう、僕たちのように空に向かわない進化を遂げた鳥類もいるはずだ。

 この星は……サルから進化した生命が我が物顔に闊歩しているという。いまだ星間航行さえ成し遂げられない、低知能の生命らしい。
 この星の……我らの祖先はどのような進化を遂げたのだろうか。まずはそのあたりの調査から始めてみよう。

 空を眺め、ブツブツとつぶやく謎の生命がいた、その姿はヒトのそれとはあきらかに違う。彼は鳥類へのシンパシーを持っているようだが、とくに鳥類から進化したようにも見えない。

 その姿は……くちばしのついた大型のタマゴにしか見えない。




“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-ペンギン ゆるキャラ 画像.jpg


 出来損ないのぬいぐるみのような外見に反し、妙に理屈っぽいそのイキモノは短い足をぺたぺたと鳴らし、東へ東へ歩いてゆく。

 彼はペンギン星から長い星間航行を経て地球にやってきた宇宙人である。目的は分からない。口ぶりは挑発的だが好戦的にも見えない。


 そして、こんな物語に続きがあるのかどうか、それすらも分からない。


<つづく……かなぁ?>


━━━━━━━━━━━━━━━━━

ファイア・スターター
“candy”
“light”

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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png
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2012-07-25 15:40 | カテゴリ:日々のこと



イチロー選手がヤンキースへ移籍

 
 年齢的な衰え、動体視力の低下……様々なことを言われ、また、昨年はシーズン200安打の記録も途絶え、限界さえ囁かれた。今季も決して成績は芳しくない。

 今朝、突然に知らされた移籍のニュース。イチロー選手がヤンキースへ。

 パワーヒッターではなく、スピードを重視するイチロー選手は年齢的には確かに厳しいところかと思う、永遠に現役を続けられる選手はいない。
 
 それでも、移籍直後、古巣マリナーズとのゲームでいきなりセンター前ヒット、そして盗塁。
 まだまだやれる。
 個人的な想い……僕はイチローさんが大好きなので……は別にしても、まだまだやれる。

 ヤンキースでチャンピオンになってください。


追記/
本音を言えば、タイガースに来て欲しかったです(笑)。
守備、走塁、打撃……すべてにおいて、あれほどのキャリアと実力のあるプレイヤーはいない。

“I Love ICHIRO.”


check!!
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2012-07-25 14:17 | カテゴリ:日々のこと
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-イチロー ヤンキース .jpg




イチロー選手がヤンキースへ移籍

 
 年齢的な衰え、動体視力の低下……様々なことを言われ、また、昨年はシーズン200安打の記録も途絶え、限界さえ囁かれた。今季も決して成績は芳しくない。

 今朝、突然に知らされた移籍のニュース。イチロー選手がヤンキースへ。

 パワーヒッターではなく、スピードを重視するイチロー選手は年齢的には確かに厳しいところかと思う、永遠に現役を続けられる選手はいない。
 
 それでも、移籍直後、古巣マリナーズとのゲームでいきなりセンター前ヒット、そして盗塁。
 まだまだやれる。
 個人的な想い……僕はイチローさんが大好きなので……は別にしても、まだまだやれる。

 ヤンキースでチャンピオンになってください。


追記/
本音を言えば、タイガースに来て欲しかったです(笑)。
守備、走塁、打撃……すべてにおいて、あれほどのキャリアと実力のあるプレイヤーはいない。

“I Love ICHIRO.”
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2012-07-24 18:11 | カテゴリ:poetrical punk 00B
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110730_093703.jpg



腹を見せてる横転タンカー、漂着したシャチみたいに見えた、
濁色、溢れさせてサカナたちは固まっている、
カモメはカラスになれないから海に食われてた、

ステージ待ちの踊り子たちは、
退屈しのぎにそんな光景眺めてる、
羽根があっても飛べなくなっちゃ終わりだね、
静かな目をしてパンを食わえる、
口のまわりはブルーベリー、ジャムまみれ、

オリオン座の映画スターが楽屋裏から獲物を狙ってた、
そんなの慣れてるトップダンサー、
ルーキーたちに耳打ちしてる、
カメラマンは映画スターを盗撮してて、
ルーキーダンサー、舌打ちをした、

ストロボ、フラッシュ、ミラーボールのダンスホール、
踊り子たちは夜の海を想ってた、
沈むカモメを想ってた、

夜を終えて、朝をはじめて、
髪をくしゃくしゃしながら抜け出たホテル、
鉄のシャチは浮かんでなくて、オイルだけが浮いていた、

サカナもカモメもいなくって、歯磨きしたり寝ぼけ眼でタバコ吹かした、
それぞれ遠くを眺めてた、波音だけが泣いていて、
背を向けたトップダンサー、何も言わず歩いて行った、

海が光を吸い込んでいる、
舞い上がるときは風の声に耳を傾け、
なるべく高く舞い上がれ、
でも翼は永遠に羽ばたけないし、地上には突き出た岩もある、
突き立つ尖る木々もある、
忘れるな、真下にはいつも地があることを、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110429_183808.jpg




photograph,text,illustration by Billy.
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2012-07-24 17:57 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-101129_203516.jpg



週末だけのサーカスなんて退屈だって、火吹きのギャリーズ、
白塗り道化のままでテントを焼いた、
ガソリン撒いてトラックさえも焦がして笑う、

海に流れついてたラムはアルコールが96で、
喉が焼けて悲鳴をあげる、そいつにタバコをあてがって、
吹きつけるは悪の赤、

悲鳴はやたら気分がいい、
サイレン、街を喚き散らして、
あらゆるものに火を放つ、

優しさなんてどこにもないね、悲しみなんて灰になれ、
さあ、世界に火を放とうか、
火つけのギャリーズ、爛れた肌で引き攣らせ、
染まる赤の世界を笑う、いまさら欲しいも何もないだろ、

火曜のギャリーズ、火をつけ回る、
火曜のギャリーズ、感情にまで火をつける、
子供達はサーカスなんだと笑っていたよ、
子供達はサーカスなんだと喜んでたよ、

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-101130_221051.jpg
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2012-07-24 17:55 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-101219_193348.jpg



右と左は似て非なるもの、猫より廻るオッドアイ、
自称は“キャンディ”、不快な月曜朝をスキップしてる、

“極まる不愉快、そんなものを溜め込むんなら、
さっさと次を探しなよ、
我慢するほど無駄な時間はないって気づいてんでしょ、あんたたち”

両切り葉巻を弄ぶ、香なんて珍しくもない、
生きたにおいも飽きてるくらい、そこらに漂う憂鬱さ、
生ゴミ漁る虫に似てるよ、あんたたち、

昨日の夜は星などなかった、うろつく野良犬、
その毛並みにも似た、毛羽立つ黒が月も食わえた、
ブラックホールを眺めていたよ、

落下したシャンデリア、優しさは誰だって見つけてくれる、
そんな瞬間だけじゃない、確かなものは用意されない、

右を見てから左を睨む、オッドアイの自称は日毎に変わる、
“名乗ることもそうないし、あんたら、そんな暮らしに憧れるだけ、
手にする勇気はないんでしょう?”



JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--海賊ビリー 新ロゴマーク.png
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2012-07-24 17:53 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-101224_204212.jpg



外は散る雪、暖炉のそばで飲むビール、
途切れ途切れのネオンが店の中を点滅させる、
ウサギ衣装のガールフレンド、
ギター弾きはステージ下りて、舞いウサギの揺れる腰を眺めてる、

食い散らかしたチキンとピッツア、灰皿がわりの空き瓶に乗り移る赤、
溶け雪が生む真っさらな水、窓の向こうの通りには、
手を広げる子供たち、

汚れないまま溶けこまないまま、くちづけるココアの香り、
まだ優しさはそこらへんに残っているから、
もう歎くは止めにしたいや、

夜に聖も邪もあるものか、好きなだけ欲しい色を探せばいい、
ウサギは踊る、光る胸元、エメラルドが揺れている、

外は舞う雪、白い頬と冷たい手、
ちぎれそうなネオンは雪を、緑や赤に好きなように着飾って、


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2012-07-24 12:07 | カテゴリ:poetrical punk 00B
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ただひたすらもがきながらも突端をゆく、
せいぜい吠えろと高みにいる影は言う、
そう、いつも先は見えない煙、
印字のないカレンダーをめくるよう、盲目的な歩者であれ、

ただひたすら足掻きながらも突端をゆく、
せいぜい吠えると口角吊り上げ伏し目がちにニヤリ笑う、
そう、征くものに道はなく、霧吹く季節がただ待つも、
流れ続ける愚者であれ、

笑顔はどうだ、陽灼けて煤にまみれた頬だ、
なにひとつも美しくなどないだろう、
ずいぶん長く歩いてるだけ、たいした景色はなかったと、
いずれせせら笑うもあるだろう、
それが末路の想いにしても、

いまはただひたすらに、這うよう進む無名でいい、
目指す先など見えはしない、
闇に差し込む光があった、曇る空から雨は降る、
いまはそう、吠えながらも先をゆく、
無目的な歩者であれ、
地平がどうだ、そこにあるがしれたものだと、
わかっていても征くだろう、
ここに生きる者として、
ここに生きる者として、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110728_113025.jpg




photograph,text,illustration by Billy.
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2012-07-24 12:06 | カテゴリ:poetrical punk 00B
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110727_125815.jpg



さんざめく海飛沫、いつまでだって聞いていられる、
それは甘くも優しくも、儚くも悲しくも、
気分によって変わる音楽、
胸の奥をつつくよう、鼓動に近いリズムのようで、
ずっと想うはひとりだけ、ずっと想うはひとりだけ、

深海の夢を見たんだ、それは宇宙にいる気分、
ぽつんとひとり、漂うように流れてるのか、
いっそ一人たゆたうだけか、
淋しさと心地好さ、その間の言葉になんてできないような、
覚束ない足だった、溶けた氷を歩いてるよう、

ありがち過ぎるラブ・ストーリー、王子が名無しに恋をする、
不良と聖女が愛を誓う、ありふれ過ぎた筋書きは、
誰もがきっと、心の隅に望んでいるもの、

レンガのカフェの名前はロジカ、2階は空き家になっていて、
彼女はそこに暮らしてる、夜の晩餐呼ばれては、
ろくに吹けないハープを鳴らす、
酔い人たちは気づかないから、不協和音を響かせる、

そうそう言い忘れてた、痩せてノッポでイヤミなくらいに磨いた靴を、
真夏にだって履いている、まるで海が似合わない、
ダービーハットのキザなやつ、ありもしない甘い嘘を売りつける、
自称の絵かきが来たら伝えて、

ずっと想うはあんたじゃなかった、
ずっと想うはあんたじゃなかった、
それでいいから、すぐに忘れてくれていいから、
思い出なんかにしなくていいから、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110723_144826.jpg




illustration,text,photograph by Billy.
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2012-07-24 08:50 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-皆殺しのトランペット.jpg



不協和音で地響き鳴らすトランペット、割れる音色は叫んでた、
暁なんざ何処にある、そこらへんに転がってろと、
雨と風と雷鳴を、聞き覚えた懐音を、
呼吸に変えて炎上させる、

群れる者々、言葉もろくに知らないだろう、
偉ぶる何処かの誰かさん、口裏すらも合わせてるのか、
言いたいことなどないだろう?
弾かれるのが怖いんだろう?
トランペットは意思を持つ、そこらへんに転がってろと、

勝手にしやがれ、トランペットが吹き荒ぶ、
いっそのことなら気持ち良く、牢獄あがりの悪党どもと、
旋律のない虐殺を、甘い声で歌わせるか、
暁なんざ待つのなら、地下に生きる者を見よ、
願いはそう多くない、追従者に泥を塗れ、

未来はいまの地続きなんだ、夢など見るな、
飢えた野犬でさえ食わない、亡者は永久に盲従してろ、
トランペットは反撃を、その向こうの慈悲も鳴らせた、
好きな色を選んでみろと、自身でそいつを選んでみろと、


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熱源のゼロ -JACKPOT REMIX-
トワイライト・ジャズ・シアター
海賊たちが愛した海を

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2012-07-23 18:25 | カテゴリ:billy gallery
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110428_175331.jpg



 ぽんにちは、ちょうど一年前のオラ、時をかけるビリーです。今日は久しぶりに写真やら絵やら、お気楽記事、beat galleryです。



“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-夜明け.jpg
“Dawn”

夜明け前の空の色、コウモリたちははしゃぎながら森へと帰る、
遅れたコのこと、振り返って心配そうに空をゆく、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-120716_143314.jpg
“散歩道”

風にさざめく葉はまるで、鈴のように涼やかな、
音色でもって、ゆく誰もを迎えてくれる、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-大草原.jpg
“daybreak”

燃え墜ちる暁は、地表を焦がしながらも今日、
睨みつけた人々を、夜は月と入れ替わる、



“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-アメブロ 鳥 BIRD 画像.jpg
“birds”

鳥たちは風になる、速度を上げて南へと、
羽音はまるで波のよう、誇らしくも駆けてゆく、



“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-皆殺しのトランペット.jpg
“トランペット”

不協和音を響かせて、地鳴りさえも轟かす、
散弾銃にも似た壊音、天を睨み突き上げる、



“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-120622_082736.jpg
“one-piece”

青い夏のドレスは深い、海の姿を模した絹、
揺れるたびに波うって、砂浜には歓声が、



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少年たちとホラー・ムービー
■beat gallery -週末放浪-
対岸にトランペット

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 今日も暑いすな。水分ばかり補給してくだされ。ではでは。



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アベフトシよ、永遠に。



“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png

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2012-07-23 18:13 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-100721_193414.jpg



新しい朝など来ないって分かってる、
泥まみれに錆びた昨日、その続きが待つだけなんだ、
かすれた声でまた叫ぶ、
モーターサイクル積み込んだ、赤い心臓脈打つやつを、
オイルに似た血を噴き出しながら合図を待ってる、

嵐が待つから航海を始めよう、
凪いで静かな宇宙なんかいらない、
嵐が鳴るなら航海を始めよう、
なびく旗は折れやしない、

ギヤを切り替え、まだ見ぬ未来に走り出せ、
無法の海域だから生きていられる、
モラルなんて切り崩す、さあ漕ぎ出すか、

陸についたらモーターサイクルかっ飛ばそう、
ファンファーレを弾け鳴らそう、
それから明日に導かれよう、

嵐が待つはリアルも変わらず、激しさばかりが待つ海だ、
宇宙がもしあるのなら、ピアノ飛ぶのを捕まえよう、
宇宙がもしあるのなら、
流星群に逆らって、
カミサマってヤツ、蹴り飛ばして笑おうか、


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2012-07-23 18:10 | カテゴリ:poetrical punk 00B
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110710_194200.jpg



波打つ草原、夜闇の色はブルーベリー、
かすかな光が散らばるなかを、
紛れ込むよう走るキャンピン・バン、

根を張らずに生きると決めた、
誰よりも孤独で自由だ、
ゆく先々で誰かに温もりだけを分けてもらって、

星を数えるなんてもうやめたんだって、
何ひとつもつかまないから、
何ひとつも失わない、鹿の角でできたライター、
それくらいなら、

ブルーベリーをつまんで煙をふかす、
自由を手にしたんだって悲しそうに喜ぶふりで、
スタントマンは月夜に眠る、

連れてきたイヌから甘い匂い、
天使みたいなふりをして、冷たい頬を舐めている、

“何もいらないからさ、僕はここを離れるよ、
手にしたはずの誓いなら、いまここで叶えてやるから”

橋の向こうに僕を繋ぎとめる花が咲く、
エンジン途切れたあとの月夜の草原、
狂うくらい静かできれいだ、
狂うくらいに何もなかった、




text,photograph by Billy.
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2012-07-23 17:03 | カテゴリ:poetrical punk 00B
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110628_154507.jpg



散らかり放題、サンダルを蹴る、
扉のあたりはつむじ風の過ぎた後、
騒々しいだけクイズショー、答なんて知りたくもない、
最小限に絞る音量、なにが正しく騒いでるのか、
タバコの煙の向こうの原色、ほらまたあくせくしてる、

捨てる書なんて最初からない、
だから飛び立つように街に出る、
麗しき夏の陽の、ざわめきたつ緑の木々と、
シャーベットに似た白い雲、
なにが楽しいのかまだ知らない、
黄色い自転車、二人乗りの幼いふたり、
いまはまだ運命だって信じてるかな、

おもちゃのピストル振り回す、怪訝そうに睨まれる、
退屈そうに生きるのを、選んだのはあなたでしょうよ、
鳴らないピストル、狙い定めて引き金を引く、

おもちゃのピストルばかりの世界、本物なんていらないけれど、
あまりにスリルが足りなくて、入道雲に欠伸する、
今日もどうやら運命の人は見つからない、それは知ってる、
どうせ日々は繰り返すだけ、

日々はいつも追いかけるのに、答はどこにもないらしい、
当たりのないロシア生まれのルーレット、
分かっていても引き金くらい、今日もこめかみあたりに引いてみよう、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110726_121644.jpg




photograph,text,illustration by Billy.
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2012-07-22 22:29 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-アメブロ 木漏れ日 秘密 基地 画像.jpg



真夜中に咲く観覧車に似た花の色、
数える上には手作りツリーハウスがあって、
それは少年少女の秘密基地、

森と呼ぶにはあまりに小さい、貯水槽のある丘の、
放っておかれたまま茂る、雑木林のなかの基地、
はじまる夏休みを待って、高鳴る胸を鎮ませもせず、

“近寄っちゃダメよ”なんてママが言ってた、
“きっと悪いことをしてるんだから”
悪いことのイミが分からない、
タバコやお酒がそうだとしたら、
ママもパパもやってるじゃない、

秘密の基地を見上げてる、
指をくわえて見つめてる、
小さなオモチャ箱みたい、組み木のいびつな四角い、
壁には落書き、旗も立ってる、

いつかあたしが大きくなったら、
手を伸ばして基地のなかを覗いてみよう、
きっとたいしたことじゃない、少しくらいは悪いこともしてみたい、

足元に咲く観覧車に似た花を集めて、
秘密の基地に飾ってあげよう、
永遠の光をもって駆け出す季節、
永遠さえも伴って、今年もまた夏がくる、


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“primal”
“bell”
“overflow”

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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png
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2012-07-22 21:50 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-アメブロ ロックンロール 画像.jpg



継ぎ目が裂けて、綿の出たソファ、
通過するだけ汽車はずっと途切れない、
パステルカラーの車輌には、誰も乗っていないらしい、
眺める一点、爆ぜながら、どうにも胸が裂けそうで、

天井にシャンデリア、時を重ねた埃は落ちないままで氷柱みたいで、
ゴミを漁るネコに混じったシルク・シャツの老人は、
プラスチックのパールをいくつも首から下げていた、

“次の列車の到着はいつになるか分からない、
通過中の汽車に終わりなんてものはないんだ”

アナウンスは走り去る汽車の轟音かき消され、
シャンデリアに巣をつくったツバメのコドモ、
何羽も巻き込まれてた、

ソファーを独り占めして眠り続ける彼はジラン、
ここから何処かへ旅立つつもりの旅人たちを見つめてる、
眠ったふりで見つめてる、

“あんたら何処へも行けやしねえさ”
煙に紛れる独り言、通過してゆく汽車に消されず、
擦れる金属、埃に火花、
待ち合う人々振り替える、

唇ゆがめて乾いたそれを舐めてから、
ジランはようやく体を起こす、非難に詰め寄り輪になる人々、
ジランは邪魔くささを隠しもせずに言い放つ、

“だって、あんたら、手にした全てを持ったまんま行く気だろう、
何処か行くつもりなら、ほとんど全てを棄てなきゃダメさ”

ジランは駅のなかにいて、
旅立てない人、眺めて今日もせせら笑う。

“帰る場所と用意があるなら、
あんたらずっと留まってなよ、
悪いことは言わないからさ”



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イバラ姫(“thorny princess”)
“blow days”
月に届く道をゆく

アフター・サーフ

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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-アメブロ イケメン 画像.jpg

 今週、ジョニーさんたちはお休みです。
 未読の方、いまのうちにどーぞ☆

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2012-07-22 14:59 | カテゴリ:未分類

夏が近づく海辺を歩く、片手に夜を携える、
水の風は誰もが愛した、水平線から流れるそれは、
頬をつたって通り過ぎてく、

フィルムで見たいつかの憧れ、
くわえタバコにダービーハット、
趣味の悪いアロハシャツ、
二度と目指さない国の地図、

唇尖らせ、優しいはずの歌を吹いてる、
どうにも悲しい気分ばかりで、
忘れた名前が瞼に過ぎた、

夜がおおう海辺を歩く、片目に見るは美しき夏のヒカリで、
潮風、背中をなでてゆく、

海賊たちが愛した街を、砂の上に浮かべてる、
立つ絶壁にて灯る黄色を見つけた、それで、
唇尖らせ、導くヒカリに笛を吹く、
無限はなくとも終わりもないと、愛するものが待つ場所へ、

果たせていない約束を手に、
果たせていない約束を手に、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-Image591.jpg




art by aya.
text by Billy.
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2012-07-22 14:57 | カテゴリ:poetrical punk 00B
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110723_151452.jpg


銀でできた階段おりる、
南向きの踊り場から眺める街は、
昨日降った雨の匂い、真珠に似た色、
川が街をふたつに分ける、
東側に歓楽街、西に向かえば赤い土の採掘地、
その先には、鉱夫と農夫の住む村が、

夜ごと煌めく流星を待つ、名もなき星が黒みの青を滑り落ち、
視界にその尾が消えるころ、街はひととき享楽に酔う、
誰も躍るシアターになる、
泣いてた少女も顔上げ笑った、
それ見た老犬、しっぽを振って、

ガラスの傘の真下の通り、痩せた少年、
指笛吹いた、
ポリスマンは空砲鳴らす、なぜか誰もが笑ってる、
星座の名前をひとつも知らない、
それでも夜の空は宇宙に流星、
街はひとつ、シアターになる、

誰も彼も束の間の、思い思いに見る夢は、
光る月のスクリーン、
鉱夫も農夫も流れる音楽、酔いしれられて子供に還る、
満遍なく咲く笑顔、曇る胸にはリズムが挑む、
いやがおうにも笑ってしまう、

そんな夜のトワイライト・ジャズ・シアター、
明け方までゆくトワイライト・ジャズ・シアター、
下弦の月まで笑ってる、そんなふうに錯覚をする、
トワイライト・ジャズ・シアター、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110725_180257.jpg




photograph,text,illustration by Billy.
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2012-07-22 14:55 | カテゴリ:poetrical punk 00B
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-夜明け.jpg



夜に想うはいつも同じで、今夜はどこか遠くに吹鳴が、
あるいは風が届けた花火の音色、
インディゴ・ブルーの宙に触れてる、

“アブソリュート・ゼロってヤツが”

失くしたらしいをひとつひとつ数えてみたら、
下らないね、無理に数にしただけなんだ、
たかがしれてる、それは俺だけじゃないはずで、

“アブソリュート・ゼロってヤツが”

なんでもいい、まだ生きてる、それだけで、
耳鳴り、不愉快、空気と空虚を切りつけたい、
ナイフの気持ちはよく分かる、
イヌが吠えてた、疲れ果てた声だった、

“アブソリュート・ゼロってヤツが”

無駄吠えでもいい、そこのあんた、
あいつを黙らせておくれ、ガタガタうるさくってたまらない、
つんざく感じは好きなんだけど、

“アブソリュート・ゼロってヤツが”

ついさっきまで抱いていた、利き腕のなかに残る熱源、
恋人ばかり想ってる、まだまだ足りない、
生き足りないってことか、

“アブソリュート・ゼロってヤツだから”

大丈夫だと言ってくれ、
君はまだまだまだまだ大丈夫、
熱の源、そいつのありか、
宿る胸を知ってるんだろ、

大丈夫って言ってやる、
なんならTVジャックして、他に欲しいなんてそうはないだろ、
喉が裂けても、言ってやる、

“アブソリュート・ゼロってヤツら、
まだまだまだまだ大丈夫、まだまだまだまだ生き足りない”って、

タバコの火だけ、それからいつものアルコール、
それだけ寄越せ、それだけ寄越せ、

“アブソリュート・ゼロの俺らに、アブソリュート・ゼロだから”って、


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photograph,text by Billy.
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