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JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--ロックンロール ギター.jpg



 現在の彼は暴走気味のライヴ・パフォーマンスの最中であるが……やはり、この男にも少年期というものがあった。今回は時間を遡り、ジョニーがまだ子供であったころのエピソードである。

――――――――――――――――――

☆「イケメン・ジョニー [番外編] 子供のころのジョニーくん。」

JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--少年ジョニー.jpg


 少年は見上げていた、視線の先には天にまで届かんとする建築が踏ん反り返るかのように、そして少年を見下ろすように立ち止まっていた。
 有刺鉄線がぐるり周囲を取り囲む、その網状の塀さえも彼の遥か高くにまで伸びている。
 立ち塞がるすべてを壁のように思った、彼は街でいちばん高いその頂上から景色を見てみたかった、そのために何をすべきなのか。

 彼の名は『助新(たすけ・あらた)』、通称はジョニーである。9歳、小学三年生だ。

「別にそんなたいした景色じゃないと思うよ? そんなことより帰ってゲームでもやろうよ」
 分別くさい発言はジョニーの友人だった、高みを目指すよりも手にした楽しみを反芻することを選ぶ気楽さをすでに知っていた。
「うーん……あの上からなら、見たこともないものが見える気がするんだ」
「バカと煙は……ってヤツじゃん、それ」
「え……いまなんて?」
「バカと煙のこと?」
「そうか……そのテが」
「……テ?」
 煙になれば風に流され、上昇気流に乗り、やがてはビルの頂に……ジョニーはそう考えていた。
「でも……どうすれば煙になれるんだろ」
「煙に? え、ジョニーくん……火遊びは……危ないし……」
 違う、火のように燃えれば煙になれるんだ、そう言ってジョニーは駆け出した、全力疾走する馬や鹿をも仰天の運動能力、もはや音速さえも思わせる瞬発力と速度はすでにこのころから目覚めていた。
「ジョニーくん、どこへ?!」
 その問いはすでに彼には届かない、ジョニーはビルに隣接する通路を一直線に走っていった。

 燃えれば……燃えるには体温を限界にまで上げれば、そして煙になるほど加速すれば摩擦熱も味方にできる。
 風の隙間を縫うように、向かい風を切り裂いてゆく。そう風に……やがては燃え上がり煙に……。

 5分が経過した、駐車場の空きスペースには消耗し尽くし、アスファルトに横になる少年の姿があった。
「お……お腹減った……ノド渇いた……」

 ジョニーは一瞬、風になれたが煙にはなれなかった、燃え尽きたが見上げる空は高くなっていた。
「もういいや、帰ろ」
 ジョニー少年は同行した友人を忘れ、そのまま家路についてしまった。

「おかーさーんっ!! ゴハンっ!!」



<これはこれで本編とは別に続くかも……>

fc2版

――――――――――――――――――

∞イケメン・ジョニーはスーパースター (本篇)。

――――――――――――――――――

終わりなきビーチ・パーティ
太陽のかけら


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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-パンクロッカー ジョニー.jpg



 青年は欠伸を堪えていた、曲がりなりにも勤務中であるという意識が働いていたのである。
 店内は薄暗い、レジから離れたトイレ付近の照明は明滅を繰り返し、さながら怪奇映画の様相である。その白色灯の規則正しい点滅を眺めないよう、彼は前方やや下あたり、レジカウンターに貼りつけられた「おでん一品50円から!」の文字を逆さに睨んでいた。
「50円か……安いな……俺はタダだけど……」

 勤務先であり、休憩室を占拠してしまった状態のジョニーである、失態は許されない。解雇されてしまえば、その時点で彼は仕事と住居、そのふたつを同時に失くしてしまう。
 そうでなくとも、すでに幾度となくミスを重ねてしまっている、店長による「次やったらオマエ、もうクビだからな」、その言葉が呪文のようにジョニーの脳内を駆け巡る。

「……とは言え、ヒマはヒマだな」
 誰ともなく呟いてみる。
 深夜のコンビニ、チェーンではない独立愚連隊のような店である、その外観からは店舗であるかどうかも怪しく、日中にも増して客は訪れない。勤労意欲がほとんどゼロのジョニーに相応しく、店自体もそれほど真剣に経営はなされていないのだ。
 経営者も午後九時までにはジョニーに店を任せ、自宅なのか飲み屋なのか、ともかく何処かへ消えてゆく。経営に対する意欲はそれほどないようで、店が店として存続できていればいいらしい。そのあたりの詳しい事情を聞いたには聞いたが、とくに関心もなく、ジョニーの記憶からは削除されてしまっている。



 安酒で全身を満たし、よれよれとひと気のない住宅街をゆく不審な者がいた、真冬だというのにレザーのライダースの下はTシャツだか、破れたデニムからは寒風に晒され、赤くなった細い膝をのぞかせている。
 毛玉だらけのニット帽を深く被り、餓死を直前に待つ野犬が最期の気力を振り絞るよう、においの元を探していた。
 思えば数日間、ろくなものを口にしていない。食糧目当てに忍び込んだライブの打ち上げ会場も、所詮はアマチュアのパンク・バンド、数だけを集めたアルコールと寄せ集めのスナック菓子のみだった。

 彼はパンク・ロッカーである。
 いや、ほんの数週前までパンク・ロッカーであった。やはりアマチュアのバンドを率いていたが、メンバーでありバンドの顔であったボーカルが脱退してしまったのだ、以降、彼のバンドは活動していない。こっそり紛れた打ち上げでは食糧にありつけず、そしてバンド活動も座礁してしまった。やけ酒では酔えども抱える問題はひとつとして解決しなかったのだった。
「サマになるボーカルさえいれば……ホンモノのパンクスさえいれば……」
 彼はぶつぶつとつぶやきながら、暗い住宅街に漂う匂い……おでんではないだろうか……に吸い寄せられ、こじんまりとした、薄汚い商店の扉を開けた。

「……っしゃいませ」
 お世辞にも歓迎されているとは思えない、やる気のない返事だった、だが、その声の主と視線が激突した瞬間、彼の体はイナズマに撃たれたように、あるいはマシンガンで蜂の巣にされたような、そんな衝撃に襲われたのだ。
 レジのなかにいたのは……痩身にして長身、獲物を狙う獣のような鋭い眼光、くわえて客商売とは思えないふてぶてしさ。逆立つ金髪とその派手なアタマがサマになる外見。
 ジョニーである。

「うおおおおお!!」
男は興奮のあまり叫んだ、店内であることさえ忘れて吠えた。
……こいつだ、俺が探していたホンモノのパンクスは……!!
 なんだ、この胸の高揚……運命ってヤツか。まさかこんなショボくれたコンビニ紛いで探し求めた真のロックンローラー、リアルなパンクスに巡り合うなんて……!!

 なんだこのヒト……。ジョニーは入店するなり雄叫びをあげる極めて不審な客を訝んでいた。
 ウオオオオオ、か。
 魚……ここは鮮魚店ではないんだけど……。か、帰ってくれないかな……。怖いな……。
「き、君!! 名前は? 名前を教えてくれっ!!」
「……ジョニー……ですが」
「ジョ、ジョニー……」
 この男……まさかあのジョニー・ロットンの生まれ変わり……あ、いや、ジョニー・ロットンは生きてる……じゃあ、シド・ヴィシャスの……!! なんてことだ、俺は、こいつとバンドをやらなければならないんだ……!!
 意味のわからない義務感が彼に去来した、思考は飛躍し、矢継ぎ早にジョニーに質問を投げ続ける。
「き、君、パートは?」
「パートではなく、アルバイト……どっちでもいいかもしれないけど」
「じゃなくて! バンドやってるだろ、担当はっ?」
「よくわかんないけど、番頭つうか店番……かなぁ」
「店番よりパンクやろうよ、ジョニーくん!」
「パン食うなら……買ってから外で食べてくんないかな……」
 違うよ!!
 不審者はそう叫んだ。
「僕とバンドやろう!! 君は……ジョニー!! 君はホンモノのパンクだ、俺とロックンロール・スターになるんだ!!」
 ロックンロール・スター。
 スター。
 そうか、それだ。スターになる。かつて求人誌でスターの募集を探したじゃないか。俺は……ロックンロール・スターだったんだ……。
 始めてさえいないのに、ジョニーはロックンロール・スター気分になってしまっていた。

 ジョニーはパンク・ロッカーになった。



check!!

失笑必至の前回まではこちら♪


(不敵に不定期に続く)



“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-120105_234145.jpg
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2012-06-29 15:42 | カテゴリ:スタンド・バイ・ミー
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2012-06-29 15:36 | カテゴリ:短編小説 「流星ツアー」

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110812_191021.jpg



60年ぶりに飛来する流星群・ナイトライン。
古来から願いを託された流れ星、それを前に人々は何を思い、そこへゆくのか。

8月2日から8月12日に渡り連載された「流星ツアー」、その全編をここに。

流星ツアー #1

流星ツアー #2

流星ツアー #3

流星ツアー #4

流星ツアー #5

流星ツアー #6

流星ツアー #7

流星ツアー #8

流星ツアー #9

流星ツアー #10

流星ツアー #11

流星ツアー #12

流星ツアー #13

流星ツアー #14

流星ツアー #15

流星ツアー #16 (最終話「星に願いを」)


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110812_184723.jpg

彼らは語り次ぐだろう、この夏のことを、そして託した願いのことを。
流星は遠ざかれども、人々は願わずにはいられない。

命は続いてゆく。


photograph,craftwork and story by Billy.
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2012-06-29 15:29 | カテゴリ:短編小説「楽園はイレギュラー」
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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-楽園 イレギュラー 2.jpg



楽園はイレギュラー
楽園はイレギュラー #2
楽園はイレギュラー #3
楽園はイレギュラー #4
楽園はイレギュラー #5
楽園はイレギュラー #6
楽園はイレギュラー #7
楽園はイレギュラー #8
楽園はイレギュラー “end of Real-Parallel”



「after days」

 変わり続ける現実と変わらずにある私、変わらないままのリアルと変わり続けてゆく私。すべてが混在した時間のなかで、どうにか呼吸を続けている。
 見てきたものと出会った人、すべてが何かを投げかけては私を泡立たせ、波立たせ、やがて凪いで消えてゆく。
 
 あの日の……そう、あの日の「君」はもういない。あの日いたのかでさえ、いまになれば定かではない。記憶は風化する、そして美化もされてゆく。それでも私たちは日々を積み重ねてゆく。
そうする以外に何ができるというんだろう。
スローモーションのように思い出すのは、水溜まりに映った太陽がいびつに揺れて輝いていた、そのうえを跳躍した瞬間だ。それは……そう、世界の終わりを描いた、あの絵にとても良く似ていたから……。

 私はバイバイと言った、そしてジャアネと言う声を聞いた気がした。
 立ち止まり、振り返りながら私はまた歩く。忘れようとしなくても少しずつ忘れてゆく。忘れないと誓っても、閉じた瞼の景色は変わる。
 いびつに転がり痛みながら、だけど進む方向は決まっている。
 私たちはここに生きる以外に場所はないんだ。
 さあ、私は思う。
「この世界に生きてゆこう」と。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-楽園.jpg


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<end>


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png


――――――――――――――――――

一応こちらも(笑)
2012-06-29 15:28 | カテゴリ:戦場のポストマン
2012-06-29 15:21 | カテゴリ:黒い猫の冒険
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2012-06-29 15:20 | カテゴリ:3minute rockin novel
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 横から吹き抜けてゆく風はもう冬のそれとは違ってた、あまりに長くて、ひょっとしたらもう終わらないんじゃないかとさえ思った一週間の朝のことを思い出す。
 三年間切らなかった髪はすっかり伸びて、風にさらわれそうなくらいにふわり宙に舞う。
 名前を知らない花の匂い、どこかから流れてきた飛沫、耳をすませば坂道の向こうの海が聞こえる。

 笑う声と鼻をすする音、喜びと期待より淋しさと不安のほうがずっと大きくて、胸はいつもより早く鳴り続けてる。臆病な心臓はまるでせっかちな時計みたいだ。

 きっと何も起きなくて、何もかもが起こり続けた三年間は、むりやりに私を変えようと風を吹かせ続けて、その渦のなかで羽根みたいに舞わされていた、もうそれはそれで過ぎたこと、いつか笑ったりできるんだろうか。

「終わったね」
 風上から大人びた香水の匂い、長くしたまつげと淡い色の唇と。
「終わった……のに、また始めなきゃなんないんだよね」
「……やだ?」
 私たちは臆病だもの。誰も彼もが優しく慈しみ合うような世界には生きていない。もし、そんな世界があるとしても、きっと私は呼ばれもしない。美しいだけの世界なら、悪意も意図もなく私が規律をやぶるだろう。
「ん……でも同じ場所にいられないしね」
「いたいわけでもない?」
「生きてるから」
「だね」
「そうだよ」
 さようなら。それが正しい言葉なのか、それもよく分からない。分からないことばかりで、ほとんど何も知らないばかりで、時間は何かを置き去りながら、私たちを先へ先へ運んでゆく。

 止んだと思ったばかりの風が角度を変えて、私の背中を押していた。
「なんだってできる、そんなのウソだよね」
「できることさえ分からないもん」
「じゃあ、明日から何をするの?」
 明日。明日か。そんな先のことは考えたくない、考えられない。だけど、それはたぶん訪れる。
「これから明日のことを考えようかな。窮屈な制服を脱ぎ捨てて」
「じゃあ、その前に歩いてかないとね」
「うん」

 下り坂をすり抜けてゆく風に押されて、いつもそうしてきたように私は進む。昨日より少し早いペース、小走りで、両手を広げて。
 さようなら、私。
 きっとうまくやれるよ、何が起きて何をやることになったにしても。
 そうするよ。
 あまりに空は青すぎて、見続けてると泣いてしまいそうだった。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-卒業生.jpg


<了>


<spring has come?>

15の森
メビウス
砂の星々
星屑のソーダ水


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png
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2012-06-29 15:09 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-上空.jpg

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-田園.jpg


数百歳の風はゆく、
見渡すミドリと青さのなかを、
かの地に造りしもののない日を、
鳥たちも少なくなった、あの赤い小鳥はいない、
凪ぎの季節の海から流る、夏の潮騒、鯨の息吹、
記憶のなかの景は瞬く、

数百歳の風になる、
高みは神の視座であれ、種や羽根や水すらが、
すべては地に降る光であった、
穢されようも生きせしヒトは、
ありとあらゆる術をしようと地の上から睨みつけ、

数百歳の風はいま、
漂い流れ視点を変えて、地に氷を降らせよう、
静かに野心が眠るよう、ヒトの世界を冷まさせる、
二度と目覚めないように、傷痕晒した肌を刺す、

数百歳の風は思う、
この世に真白はもうないと、森は埋められ焼かれよう、
海のサカナは泳げぬと、やがて星は消えてゆく、
それはヒトが造りし運命、

見下ろす地が悲鳴に泣いて、
虚無が跡地に待つにして、
それも所詮は辿りし線、
連綿たる化繊の重ね、手繰り寄せしは知恵なるものと、

風は数百年間、息継ぎもなく、
ヒトが見上げる視点の座にて、枯れゆく花を見定める、
風は数百年間、生き続く、
ヒトが崇める空の青みに溶けこんで、
堕ちゆく望みをせせら笑う、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110705_154200.jpg




☆check it!!☆
俺たちは転がる意志だ
地図の上の白い猫
階段ピアノを過ぎる風




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2012-06-29 15:07 | カテゴリ:未分類

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-モデル ミラ・ジョヴォヴィッチ.jpg



片眼の男は響かない、アジテートを続けてた、
弱々しい声、喉が埃で燻される、
誰も聞いてはいなかった、吹き抜けてゆく北の風、
ガードマンは欠伸をしてた、狙う者すらいなくなった先導者、

ピストバイクにまたがるガール、おもちゃのピストルかまえるパンク、
口先ひとつで偽を売る、宝石商は朝を知らない、
夜をくぐり抜けた殺し屋ふたり、眠気覚ましにタバコとビール、
そんな風景、どこにでもあるそんな風景、

最前線はここにはない、架空の悪が悪を討つ、
街角からはバターの匂い、焼けるパンの甘い慈愛、
“吐き気がするね、月曜なんて、飢え死にかけたイヌも喰わない”
“水夫が夢見た最期の夜ってどう思う?”

退屈極まる現実なんて、喰わせてやるかハイエナに、
赤く熱いチリソース、泥に混ぜて飲み尽くす、
白と黒と赤だけで、ピンクのない世界なら、
抱えるリアルの半分くらい、
置き去り走ってゆけるかなぁ?

暗躍する武器商人、その口、銃口喰わせてやるか、
僕は僕で開く傷、濁る血は黒、垂れていた、
階級主義者もドレス脱がせば、中身はそう変わらない、
夢売る国のネズミと同じ、毒を抜かれたヘビにも似てる、

“神様なんて何処にいる? 語る人の妄想じゃない?”
欠伸をしながらテレビを観てる、彼女はなぜだか天使みたいだ、
“いるもいないも変わらないなら、いっそ消えりゃあ気持ちがいいね”
口笛鳴らず、タバコをふかす、
僕らはやはり愚か者、それはここが最期の地点、
ここが世界の最前線、



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go!!→重金属の犬



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2012-06-29 15:05 | カテゴリ:未分類

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-イメージ 宮崎あおい.jpg



酷く深い眠りから醒め、夢現の境界線がは曖昧で、
こすり見る美しい空、流れる風と、傍らに微笑む憧れの美しさ、

どうやら新たな世界にたどり着いてた、愛する人の笑う顔だけ、
もうここで生きると誓った、それが幻だとしても、

だから永遠に14歳で、明くる朝さえ未来なんていらないんだ、
“明日はいらない、停まり続けるって決めた、
僕らはようやく永遠を手にしたんだ”

互いに名前を呼び会おう、与えられたそいつじゃなくて、
意味の有無の取り去った原始に近い快楽だけで、
まるで終わりすらもない、そして日々が愛しさを持つ、
僕らだけが生きる季節は巡る、凪いだままの海辺にて、

酷く悲しい夢を見てた、架空の世界に生きた僕らは、
すでに汚れに満ちた原始の獣、

海風が流れてる、だけど幻だと知った、
砂がつくる果てた波、その渇きに夢だけ見てた、
これからここに生きるにしても、あまりに喪失だけが浮かぶ世界、
砂時計さえ落ち行かない、

呼びかける、声は誰に届くのだろう、恋人の名を呼ぼうにも、
その記憶さえもなく、無音の砂海、声なんて届かない、

呼びかける、声はいつ響くだろう、
恋人を描いても、互いに呼び名なんてなく、
止めた時間に叫びなんて響かない、

途方にくれる、世界は苛烈なワンダーガーデン、
憧れたはず、世界は無音のワンダーガーデン、

叫んでる、止まったままの時計の針を指で進めた、またいつか動くだろう、
その砂の波が光る水の青さを取り戻す、夢に見るから幻なんだと、

異邦に叫ぶよ、世界は苛酷なワンダーガーデン、
憧れたはず、世界は無音のワンダーガーデン、

鳥たちまた飛んでゆく、醜ささえもが戻ってく、
描いた夢想に生きられるほど強くはないと、
張りあげる、声は空の彼方に突き抜ける、
届くだろう、声は海の色さえ変える、



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2012-06-29 15:03 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-朝の光.jpg



夜明け前に見た夢は、群れなす鳥の放物線、
白い羽根に映る橙、深い青みに混ざりゆく、
裸の樹々に残された、色を失くした葉は吹かれ、
天井裏の小窓から、差し込む陽光、その下、踊る埃たち、
醒めない思いも虚しく消えた、

こぼれ落ちた手の平の、砂はかつての甘い実の、
たぶん幻、忘れてしまえば痛みに麻酔、
鳴らないはずのオルゴール、星の見えない夜の歌、
鳴らないはずのオルゴール、話し疲れたウサギのおもちゃ、

夜明け前のオルゴールが鳴らしてる、泣くのはやめだと顔あげた、
鳴らないはずのオルゴール、歌っているのは季節外れのクリスマス、
おもちゃのウサギが眠りに落ちた、起こさないよう静かにしてる、
「今度は私が子守唄、起きないように歌ってるから」
汽笛を叫んで東へ向かう列車は見えず、

明くる日には新たな地にて誰かを乗せる、
夜明け前のオルゴール、子供のときからずっと一緒の、
歌がいまも胸に鳴る、遠い国の古い歌、
拙い旋律、オルゴールが歌ってる、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-ウサギ ぬいぐるみ.jpg

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2012-06-29 15:02 | カテゴリ:未分類

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-マリア様.jpg



旅立つ君へ、伝えたいことがあるはずなんだ、
それなのにささやかなる言葉しかない、
僕は今日ももどかしさに首を振る、
ターコイズが乗り移る、あの海の近くの坂道の、
長いスロープ、立ち止まって波の声を聞いていた、
横顔ずっと憶えてる、深く澄んだ視線の先の、
見ている何かを知りたくて、僕はたったそれだけで、

「私はずっと変わらない」って、本音なのか強がりか、
なぜかそれを忘れられない、意地を張るのが好きなくせ、
慈愛をいつも胸に秘め、声なく静か泣いてるような、
ずっとそんな気がしてた、
変わってくんだ、今日も明日も明後日も、
そんなふうに生きたろう? 儚さを抱き、しなやかなる強さを手繰り、

青臭さを笑ったり、汚れた言の葉嫌ってみたり、
変わらないこと、変わってくこと、
どちらも手にして歩いてくんだ、
いま君は、新たな海辺に立つんだろう、
愛する彼に寄り添いながら、見るのはほのかな光だろうか、

旅立つ君には祝福の鐘が鳴る、風がそれを届けてくれる、
ねぇ今、旅立つ君は、目を閉じ笑みを浮かべてる、
旅がまた始まって、歩む隣にいる人と、
祝福の鐘が鳴る、花のアーチをくぐるとき、
旅立つ白いドレスの君を、遠い空に描いてる、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-教会.jpg


日向陽子さんに捧ぐ。

長いお付き合いの方はご存知かと思いますが、陽子さんは僕がブログを始めて、いちばん最初にコメントをくださった方なんです。
「ラブレター」は毎年の恒例なんですが、今回は少し時期が遅れました。

また、陽子さんは来月18日に結婚式を挙げられます。
心から祝福を伝えます。
おめでとうございます。
それから、いつもありがとうございます。
これからもよろしくです。

また、このブログにお付き合い下さる全ての方に感謝をこめて。


2012.01.27
田中ビリー


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2012-06-29 14:58 | カテゴリ:未分類
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シャム猫むせび泣きながら、青白いまま歩いてた、
リアルな冬が目覚めてる、重ねた数じゃ表せない、
真新しい季節に連れてゆかれて、生きものたちは暖かいを探してる、

真冬を統べる女王が欠伸まじりに指を鳴らせば、村がひとつ凍りつく、
まどろみながら巣に篭る、リスの森を浮かべてみたら、

歯形のついたドングリや、はしゃいで寝ない子供たち、
枯れ葉重ねたブランケットや母リスや、リボン数える子守歌、

半分くらい眠っているから、鳴る雪泣く風聞こえていない、
春色シュシュで髪をまとめたカシカは女王に会いにゆく、

冬を少し弱めてよって、雪原、足跡つけてゆく、
パンとチーズとシャンパンを、贈ればお願いできるかもって、
小さな体でそりを引き、氷の城を探してる、

旅人小屋を見つけたら、しばらくそこで休んでいよう、
ランプを燈せば、柔らかなる陽が丸くふくらむ、
冬の終わりをじっと待ってはいられないけど、慌てなくても冬は逃げない、

冬があるから、春の温もり感じられるし、
冬があるから、人の体温だって好きになれるよ、



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 よーし、やってやる。
 つややかな唇、その口角を吊り上げて娘は思った、表情は不敵そのものである。
 彼女ははその名を「まどか」と言う。
 設立されて間もないインディー・レーベル「ジョーカー・レコード」のスタッフであり、ダーティ・スター・オーケストラ主催のイベント運営にかかわったばかりだ、しかし、実にその内情は過酷を極めるものだった。

 看板バンドのダーティー・スターはメジャー移籍を決めてしまい、他に所属するバンドはサークル気分が抜けないままの、本気とは言えず、また能力にも疑問が残る、数集めのような連中ばかりだった、そこに現れたのがジョニー率いる「THE CIGARETTES」だったわけだ。
 あたしはツイてる。まどかはそう思う。よりによって、あのバカにあんな才能があるなんて……。
 ジョニーの演奏は酷いものだった、リズムもメロディもあったものじゃない、でも、彼が見せた野性を剥き出しにした本能のようなライヴ・パフォーマンスは人真似で出来ることじゃない。
 あの瞬間、彼らはすべてを飲み込むようなエネルギーと衝動に満ちていた。
 化けるはずだ、連中はホンモノのパンクをやれる、最強のロックンロール・バンドになれる。

「おい、ジョニー、ヒラサワくん、それからモヒカンの君!!」
 打ち上げに盛り上がる三人を呼びつけた。
「あ、ジョニーの……」
「彼女……」
「おっかないなぁ、まどかさん……」
 酔いが醒める思いで渋々と三人は手招きする彼女のほうへゆく、まどかさんは片付けられたステージ、ひとつだけ残されたアンプに腰をおろした。
「THE CIGARETTESとか言ってたよね、あんたたち。うちのレーベルが、あたしが面倒見てあげる」
 その口調は勧誘でも依頼でもなかった、すでに命令である。
「え?」
「イエスとかノーとか、そんな意見は聞く気がないの、あたしがそう決めたことだもん」
「い、いや、ジョニーの彼女さん、僕はこのライヴを最期にバンドを抜けるつもりなんだけど……」
 怖ず怖ずとヒラサワくんが決意を告げた。
「だめ。ヒラサワくん、あんたがいないとバンドにならない。才能はあっても、ジョニーとモヒカンくんはボンクラ同然なんだから。あんたがバンドリーダーをやるの」
「ボンクラ……水溜まりとかにいる……」
「それはボウフラ。ジョニー、ヒラサワくん、モヒカンくん、やるのよパンク。もう決めたの、あんたたちを最強のバンドに調教してあげるわ」
「調教……」
「覚悟しなさい、CIGARETTES!!」
 かくして美貌のマネージャー、まどかさんによる恐怖政治とバンド支配、そして育成が始まった。





<不敵に不適切に続く>


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前回まではこちら♪

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“rude beat surf rider”
ガールズ・ライフ -JACKPOT REMIX-

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2012-06-28 18:40 | カテゴリ:未分類

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少女が恋に墜ちたのは、
21歳、投身、自ら殺したチェリストで、
だから彼女は6年後の21、彼と同時刻に同じ死に方するって決めてる、
そいつの傍に行くつもり、それしかないって信じてる、

ろくでもない夢ばかり見て、それに続きはないみたい、
酷い夢にうなされ起きて、誰彼なく殺された、
乾いた血の跡立ち尽くす、月に吠えるは噛ませ犬、

カミソリ砕いて粉にして、槍も砕いて粒にする、
そいつをスープ混ぜこんで、ガロン単位で飲みこんでやる、
体中の傷が開いてバラつきそう、

“あたし生きてる”って痛みで気づく、

ねじくれて狂った気分、
それがいいって彼女は笑う、
たぶんきっと似た気持ちで死んだから、
だから今だけそれでいい、

6年後の21、少女はすでに大人になった、
生きた恋人寄り添っている、
21歳、かつて恋した男と同時刻、
彼女はギタリストの肩にもたれて笑ってる、

忘れたふりで笑ってられる、
このさき、誰と寄り添おうとも、


JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--海賊ビリー 新ロゴマーク.png
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2012-06-28 18:37 | カテゴリ:poetrical punk 00B
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110628_174045.jpg


波に見立てた青い五線譜、
鍵盤楽器が鳴る音階、
風舞う架空、飛び散る虚空、
希望の丘へ滑空するのはビートライダー、
制止もきかず速度超過で空をゆく、
不愉快なのはセンチメンタル、
流れた後方、引きずられるから、

ヒトは空を飛べないらしい、誰が決めたそんなこと?
好きなように生きればいいし、
速度はひたすら増してたい、

砕け散ったガラス集めて、
水晶にも似た羽根をつくった、
目の前映る憂鬱を、ひき裂きながら青みを走る、地を這う人々、悲しみばかり拾い集める、
その手をかざせば空があるのに、

水のある場所、そこへゆくんだ、
渡り鳥のあとを追う、狂ったふりくらいなら、
今すぐにでも誰でもできる、優しさよりも加速が欲しい、
そんな瞬間ばかり抱く、

月が沈む湖ミドリ、つぶやくことなど何もない、
名もなき風が向かうは東、そそのかされたエデンの紛い、
占い師は呆れながらも物欲しげ、
祈る両手を解いたら、それを広げて羽根にする、
音色の上を走らせるなら、暴走くらいでちょうどいい、

流動する青と白、何処までだってゆけるだろう、
たどり着くのは偽のエデン、それでもいいや、
天使たちに用はない、
風を切り裂き風を抱き、
青みのなかへ突き刺さる、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110625_172504.jpg
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2012-06-28 16:06 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-アメブロ 画像 傘 少年.jpg



シトラス、ペパーミントに煙る、雨を待つ風の街、
傘に仕込んだライフルで、天を貫く銃声あげた、
暗い雲が閉ざしてる、水門さえも撃ち抜ければと、
無言の空は砂漠をさらに拡げろと、
水の色の雨をくれない、

雨のカロン、俯く視線、かつての湖、
へばりつく影は青、爪先に蹴る土は褐色、
水に消えた国を棄てたら、渇きの果てに声のない街、
雨のカロン、歩みに並行する無色、

ガラスでできた地球儀は、いつかの海辺に沈めてしまった、
深海にて球体は、宇宙の星のふりをするだろう、
鉄塔には降水予知機、観測されたことがない、
神はその高みの視座に、表情ひとつ変わらない、
無慈悲にさえ慈悲はある、すり替えては手を振った、

雨のカロン、傘に仕込んだライフルが、
神の手さえもすり抜けて、渇きに散る地に優しい水を、
雨のカロン、シトラス、ミントが香る街、
昼夜いとわず引き金を弾く、
頭上から、眺めるだけの救いの者へ、
どうか空が泣きますようにと、


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■outside gallerys -serendipity-
群れるイヌたち、吠えもせず

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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png
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2012-06-27 21:47 | カテゴリ:未分類


65歳のシトロエン、
計器はすべて狂ってる、時計はずっと五時半だった、
棄てられた地にただひとり、走り方も忘れてるよう、

雨に撃たれた、風に揺らいだ、
泥と灰が体を覆う、錆び続けて綻び続け、
軋ませようにも動かぬ駆体、
泣き出そうにもエンジンオイルは零れてしまった、

投げ込まれたオルゴールは18歳、
屋根に跳ねてボンネットで横になる、
巻かれたまんま棄てられた、一小節を歌って黙る、
鼓笛隊のマーチのメロディ、それだけしか歌えなかった、

鉄の墓場は今日も無音で突き抜ける蒼い空、
雲の模様は溶けるアイスクリームにも似てた、
木々には白い鳥たちと、たまり水にはホタルが眠る、
午前6時に決められた、目覚ましだけが騒々しい、
立入禁止のチェーンを越えて、やんちゃたちが乗り込む墓場、

65歳のシトロエン、18歳のオルゴール、
折れ曲がったトースター、オーブンには扉がない、
力ずくに斬られた鎖、
スイッチ足りないラジオはいつも砂嵐、

子供達の高鳴る鼓動、膝の上まで伸びた雑草、
夜にはカエルの子守唄、燻り続けているエンジン、
夏には秘密の基地になる、
鉄の墓場も腕白たちには楽園のよう、
65歳の老いたシトロエンが笑う、
18歳のオルゴールはネジを巻かれるのを待っている、
秘密と約束、子供達が夏をはじめる、


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“mist blue”
光はまだ小さくも
夜をなんども塗り替えて

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2012-06-27 17:45 | カテゴリ:未分類

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-Image585.jpg


つかの間、切れた雲の間から、
見えていたのは虹のかけらで、
追いかけようと思ったけれど、
みるみるうちに小さくなって、
やがてそれは視界から消え、

見つからなくても、確かにあった七色を、
いつかまた目にするだろう、
片隅だとして、
やはりこの世界に生きるものとして、
七色の端がかかる場所へと、息せき駆けたころは遠くなれども、

いまだそれにたどり着くには早いらしい、
やがて歩みの先にはきっと、
差し出す指先、そのひらに、
触れることもあるだろう、
変わらず思う、空気に触れて生きている、
見えるものが世界のすべて、
感じえるのが世界のすべて、


JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--海賊ビリー 新ロゴマーク.png
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2012-06-27 17:38 | カテゴリ:poetrical punk 00B

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110627_184350.jpg



陽のゆらめきを忘れるくらい、今朝も冷たく月は眠った、
弧を描くようカーブした、霧の粒子が降り続く、
思えばもう何日も、外の空気に触れられてない、

モノクロームの無声映画や、知らない土地のドキュメンタリー、
文字追うだけの短編も、
拳銃の国、火薬は湿る、
だから誰もが静かに眠る、起きていても眠っていても、
どちらも変わらないくらいの沈黙で、霧の雨は音もなく、

今日も私を冷たくさせる、爪先から凍ってく、
それくらいに寒い時、
ブラインドの向こう側、広がるのは古びた象牙が濡れた白、
乳白色と灰色を、半分ずつ混ぜたみたい、

裸のまんま見る外は、いつにも増して無音が続く、
世界中からすべての音が、まるごと消されてしまったみたい、
ベランダに置き忘れてた、炭酸水にくちづける、
いくら恋こがれても、きっと彼はあらわれない、
分かっていてなお外を見る、

笑顔には季節がないって、いつも優しい色をした、
きっとずっと忘れないよう、体の奥に、
あの日の火の赤、抱きしめる、
明日にはきっと、何かいいことありますように、


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110611_192537.jpg
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2012-06-27 08:21 | カテゴリ:未分類


シトラス、ペパーミントに煙る、雨を待つ風の街、
傘に仕込んだライフルで、天を貫く銃声あげた、
暗い雲が閉ざしてる、水門さえも撃ち抜ければと、
無言の空は砂漠をさらに拡げろと、
水の色の雨をくれない、

雨のカロン、俯く視線、かつての湖、
へばりつく影は青、爪先の土は褐色、
水に消えた国を棄てたら、渇きの果てに声のない街、
雨のカロン、歩みに並行する無色、

ガラスでできた地球儀は、いつかの海辺に沈めてしまった、
深海にて球体は、宇宙の星のふりをするだろう、
鉄塔には降水予知機、観測されたことがない、
神はその高みの視座に、表情ひとつ変わらない、
無慈悲にさえ慈悲はある、すり替えては手を振った、

雨のカロン、傘に仕込んだライフルが、
神の手さえもすり抜けて、渇きに散る地に優しい水を、
雨のカロン、シトラス、ミントが香る街、
昼夜いとわず引き金を弾く、
頭上から、眺めるだけの救いの者へ、
どうか空が泣きますようにと、


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■outside gallerys -serendipity-
群れるイヌたち、吠えもせず

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JACKPOT DAYS
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2012-06-26 15:01 | カテゴリ:未分類

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-120611_085334.jpg



灰色2匹がさびれた街を徘徊してる、
混ざる錆び色、鉄の骨で組み上げられた、
人工のジャングルで、

人々はみな疲れた顔を隠さず生きてる、
閉鎖近づくコンビナート、
微かに息を吐きつづけてる、酷いニオイだ、
憂鬱ばかり衰退ばかり、そんな気分がヒトからヒトへ感染してる、
横たわるは閉塞ばかり、突き抜ける術、誰かの提示を待っている、

灰色2匹は野性を持つがただのイヌ、
絶望なんて知る気もない、
食い荒らせるを探して生きる、

吐く息、生臭い血ばかりで、
剥いた牙に滴る赤はまだまだ生きた誰かの命、
そいつ喰らってイヌはますます解き放たれる、

“ヒトが星を支配するのは飽きたんだ”

もう何も従わない、赤きイヌたち群れに群れ、
野性なくしたヒトを食う、
もう何も不必要、鉄骨錆びた死ぬ街を、
赤いイヌたち本能だけで駆けてゆく、


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2012-06-26 14:56 | カテゴリ:billy gallery


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110625_185654.jpg
“天空の鎖”

ここ数日、竜巻注意報が発令されていたからかもしれない。幾層にもなる雲をよく見る。
この太い螺旋は天を縛る鎖みたいに見えた。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110625_150133.jpg
“straight line which continues in summer”

夏へ続く直線。ずっと先には海があって、それを思うと去年の黄色い、歓声たちを思い出す。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110625_162359.jpg
“海賊の右手に煙”

右利きだけど、タバコを吸うときは左を使う。これは写真を撮るために右手に煙を。赤のマルボロが欠かせない。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110623_210944.jpg
“夜の鉄橋下”

誰がいてもいなくても、いつもぼんやり明かりを燈す。弾け飛ぶ光、その尾は伸びてゆく。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110625_172504.jpg
“morning glory”

美しく明けた今朝。また夜がくると分かっていても、あまりに強い、まばゆき陽の力の前に、ただただ立ち尽くすだけ。


“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-110619_112230.jpg
“裸足のビリー”

実は鍛えてます。サンジ並のキック力を有する私の脚。このあと、爪を黒く塗りました。
「黒足のビリー」です。



梅雨明けはまだみたいですが、すっかり真夏の気温ですね。皆さん、お体、御自愛下さい。

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2012-06-26 07:42 | カテゴリ:未分類


雨上がりの海岸通り、ギターケースを抱えた銀髪、
果実に似た陽のなかをゆく、立てた指に鍵の束をじゃらつかす、
二度と来ない、そう決めた街だった、
あまりに陽気でぬくもりを持つ空気、
それが輪郭を滲ませる、

ビーチパラソル、黄色ばかりで、
その下には誰もいない、ホットドッグ・スタンドは、
売り子が壁にもたれてビールを飲んでる、
景色がただ流れゆく、

潮風はまだ冷たい、
波はエメラルドに凪いでいる、
西空、雨雲らしきが浮かんでるけど、
きっとこのあたりは避けるだろう、

赤い灯台、そこらあたりに群れてるカモメ、
適当に歌ってる、だけどどこかで泣いている、
奏でるギターは悲鳴にも似たブルーズ・コード、

鳴らない海の風を聞く、
白い煙を吐き出しながら、
錆びたギターが軋んで泣いた、
弾き終えたら離れよう、
嵐の鍵を持っている、
弾き終えたら街を出る、
嵐を鳴らす場所を探そう、

景色は止まらず流れゆく、
景色を止めずに流してく、
流れ着いた古い大樹は、
300年前、指揮者が振ったタクトに似てた、
夏の花は下品なくらい赤く染まって、
景色は変わらず流れてく、



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泣かないカナリア(アメブロ非公開)

パシフィック・ステイト -pray peace mix-
遠雷
“tamille”

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2012-06-26 07:34 | カテゴリ:未分類
“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-アメブロ 映写機 油絵.jpg



探求に費やした、日々が過ぎたその後も、
彼は世界の一端を、録り続けては映し出す、
足がないから見る角度は変わらない、
それでも景色は変わってく、数百年でも数秒のよう、

眼前は、倒れたカメラマンが朽ちてゆく、
肉片になり溶けては液体、やがて乾いた、
さらさら風がかたちを壊す砂になる、
もしも彼に手があるなら、せめて倒れた者の眼を閉じて、
見えないようにしてあげたい、録り続ける風景は、
醜く悲しい現実だけが昨日明日と駆けてゆく、

風雨と砂と埃にまみれ、映写機、すでに欠けた視界、
そろそろ眠ろう、テープは切れてカラカラ廻る、
いつかまた拾ってくれる、誰かに見たもの伝えよう、
僕が映す次のもの、それは心が躍るフィクションを、、
創造的な娯楽なら、子供たちもそのときだけは笑ってくれる、

置き去られたフィルム・メーカー、やがて視界はゼロになる、
置き去りになる破片、足をすくわれ倒れたままの、
黄金を映し出す、そんな時は終わったらしい、
逆さまに見る空は、星降る夜にも似た深海、
映写機、すでに夢すら見ない、
映写機、もはや視界もない、
終えて眠りを待つだけの、
最後に記録したのは光、


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“wild wild flowers”
“always”
“ウィンチェスカ”

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“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-海賊ビリー ロゴマーク.png
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2012-06-25 17:30 | カテゴリ:未分類



尾のちぎれたカナリア泣かない、
終わりを告げに来ただけだって笑ってた、
尖るクチバシ、暴れる小さな虫を裂く、
泣かないらしい最期のカナリア、

天気予報は相変わらず、
晴天、雨天、曇天の、3つすらろくに報せず、
森を這うカナリアは、予報に「最期」をくわえるらしい、

羽根のギヤを高速に、円筒形の塔へと群れる、
撒き散らした羽根から炎、
カナリア、最期を連れてくる、
カナリア、最期を呼びにゆく、


performed by Billy.

GO!!
JACKPOT DAYS!!

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2012-06-25 17:06 | カテゴリ:未分類

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-101223_182419.jpg



漆黒を駆け抜ける、夜明けはまだ先、
東に赤みは立ち昇らない、
南の遠く港まで、
タミルは跳ね馬またがって、

振り返る過去には火柱、
いまだ漂う煙は流れ、
かすかな光が睨む先に影を伸ばして、

背に纏うは敵の旗、尖る塔になびいてた、
勝利や敗北、そんなものは要らないんだと少年タミル、
果てのないエクソダス、

暗黒はもう抜けた、陽光には遠くとも、
やがて昇る光の温度を覚えてる、
勝ち名乗りはあまりに不要だ、

振り返る優しきは、いまだ胸に仄かに燈る、
速度をあげろ跳ね馬よ、なびけ背に纏う旗、
青と黒の中間あたり、
影を抜き去りタミルは走る、
その姿は見よう次第に重なる過去で、

自由と云う名の逃走がまた僕らを待ってる、
自由と云う名の闘争がまた僕らを待ってる、



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2012-06-25 17:04 | カテゴリ:未分類


遠く光る金色の槍を見よ、
あの地にゆくんだ、砂が流れる川をゆけ、
渡り歩くを恐れるな、
あれは遠雷、これから嵐がやってくる、

僕らはこの暖かく、
柔らかな光のなかだけには生きられない、

遠く光るあの閃光、
見えるだろう、さあすくむ足をあげ、
土砂の流れる川をゆけ、

遠く光る、あの黒雲のなかにゆく、
遠く見えるか、美しく思えるか、
ただの光に見えるのか、

そのなかを歩くんだ、
そのなかを進むんだ、


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2012-06-25 17:01 | カテゴリ:未分類

“JACKPOT DAYS” all performed by Billy.-120617_162508.jpg



非武装の中立地帯、
平和主義者が縄を張って戦地のなかを生きている、
誰が呼んだかパシフィック・ステイト、

ピースマンは殺された、
変わらずの部族争い、神の違いが平和主義を蝕んでゆく、
ヒトはただの獣に過ぎず、
平和のさなかに争いを、戦いのなかに平和を夢見る、
悲しくともリアルは夢を裂いてゆく、

ファンファーレは鳴っていた、
どちらを目指すものかまでは聴きとれない、
さあ、どちらを選ぶにしても、
不毛の地帯に足を運ぼう、

ガールフレンド、ライフル担いで迷彩に顔を塗る、
“やめよう、無駄に命を絶つだけさ”

臆病者だとなじられも、
ピースマンの子供は無地の旗を振り続けてる、
カメラマンの遺影には弾痕だらけ、
縮小してくパシフィック・ステイト、

奪い合うだけかもしれないし、
奪われしを取り戻す命の叫びの声にも聞こえ、
もう戻らないパシフィック・ステイト、
バイバイ、ピースマンと子供達、

争い合う両者すべてを焼き払う、歌曲を譜面にしておいたから、
鳴らすプレイヤーを探しにゆくよ、

バイバイ、パシフィック・ステイト、
バイバイ、パシフィック・ステイト、
愛憎超えた歌曲を鳴らしに、
歌うたいは中立地帯を後にする、


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