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2011-09-30 08:59 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110927_182854.jpg



深海にて生まれた命、光をその手につかもうと、
あまりに無音に過ぎる暗がり、浮上するまで呼吸さえもままならない、

跳ねる飛沫に乗り移る、陽の原色のアーチは遠く、
脆く儚く、わずかなときを、それでもいい、
足枷外せば浮上を果たす、

じゃれ合うサカナが腰を振る、地上に生くヒトを笑った、
水のなかほど生きるにいい、優しい青みはないと分かって、

泥臭い唾を吐き、追われることも追うもない、
自責も孤立も仄暗い水の底なら、永久なる嘘を続けてられる、

サーチライトも地図もなく、描く先は月の夜、暗がる海面、
顔をあげたらどこかの灯台廻ってる、そのとき、ヒトは初めて地上を掴む、

浮上の先に見るのは世界、新たなる躯体を以て、
浮上の果てにあるのは夜空、ナイフのように尖る月、その端まで飛び上がる、




graphic and text by Billy.
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2011-09-29 18:48 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110927_123134.jpg


沈みかけた船の上、交錯する狂騒、生存、
近づく黒き波の水、暴きたてるが如くの様で、
飢えた大蛇は赤みの臓に飲み干さんとばかりに開く、

月の雫で凪ぎに飽きしの荒海は、深みに続く永遠の、
闇に誘う鼓動で動く、乱れ狂う者ほど早く、終の奈落へ導かれてく、
船の上は堕落なほどに掻き乱された、渦巻く背骨の色は黒、

虐者のデニスは散りゆく定めを知りながら、
取りも乱さず祈りさえも捧ぐ静寂、下弦の月のしたたかなる笑み、
気まぐれなる飢えと定めに、従属するつもりさえなく、
暴き立てたひとつの終わり、青白くも燃え立つ火を背に立て昇らせて、

運命たるを受け入れずにきた虐賊たる誇りを続け、
胸に垂れる黄金だけを握り締む、

覚悟たるはこの日に非ず、飲み込まれし聖なる者に別れも告げず、
いまこの終の刻すら、高鳴る鼓動で下唇を舐めている、




illustration and text by Billy.
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2011-09-28 08:10 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110922_142013.jpg



冷たいジュエルの風が鳴る、メノウと虎の目、
荒れ始めた線路の先の跡地、アパートメントは5階立て、
電波の塔は太陽を、夜になれば月でさえ、尖端、突き刺していた、

誰もいなくて悪魔の子供が住んでいた、
夜に惑う星を狙って、長い爪で雲を引っ掻く、
夥しいそのなかヒトツ、かどわかされて軌道を外れ、
地球めがけて飛んでる最中、

すり潰されたジュエルの光、悪魔が住んでたアパートメント、
跡地にできた地上ゼロの砂場と一人乗りのブランコに、
もうしばらくで墜ちてくる、
優しい悪魔の子供たち、星の裏側、その音ずっと聴いている、



JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110926_180600.jpg




photograph,text,illustration by Billy.
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2011-09-26 23:41 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110925_101646.jpg



真夜中は孤独の匂い、心地好いのか慣れ過ぎたのか、
甘美な毒を飲み干してなお、渇きは痛みの経路を開く、
変わらぬ傷痕、えぐり出されて、

十時の屋根で獣に出会う、純粋さの塊だった、
天使にも見え、悪魔の牙もちらつかせてる、
奇怪に思うはこの世界に息をしてこそ、

白い羽根のカラスが飛んだ、魔法が解けて花びら落ちる、
彷徨う者は日々を生く術だけ手繰りよせ、
54の紛いの翼、軌道に沿わず含み笑いで、

獣に戻れ、その羽根にはナイフが宿る、
獣に還れ、その血液には鼓動が跳ねる、
抱えるリアルに噛みつく牙で、
瞬間だけを800度にまで焼けつく熱で、




illustration and text by Billy.




※ななななんと!! このビリー・ブログは今日から3年目に突入しました!!
操作ミスで削除してしまったり、「REMIX」で再利用してしまったりでアーカイブには更新マークのない日がいくつかありますが、この間、無更新はナシ!!

すごい、すごいぜビリー!!
あ、これからもよろしくねん♪
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2011-09-26 23:38 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110924_180203.jpg



昨日の夕暮れ、太陽が眠る刻、低空飛行のコウモリと、
混じるオレンジ、近づく夜と、とりとめのない思い、
なにげなく想う人、いつもの横顔、笑ってた、

ミドリ色の絵を描いて、丸く丸く塗り潰す、
切らした青の代わりには、透き通ってた湖を、
詰めて置いてた水をかけたら、色も白も溶けてひとつで、

硬い文字のタイプライター、インクの色だけストロベリー、
添えられてたのはストロボに消されてる、
君がいま住んでいる街、たぶんきっとそうだろうって、

手を繋いでアーチをくぐった、季節の花が祝福するよう咲いていた、
時計はもう止まったまんま、あの交差点はなくなって、
いまはリンゴの樹が生きてる、

ほうき星を眺めたふたり、もうきっと忘れてるかな?
風が吹いて飛んでいったツバメ帽、思い出すのは今も横顔、



JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110924_180850.jpg




photograph and text by Billy.
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2011-09-25 13:43 | カテゴリ:未分類
残る力を振り絞る、ディタは天使になれたけど、羽根を広げる力は微か、揺れて目指す西の森、たどたどしくも健気にも、

想いよ届け、こんなに暗がる羽根になった、どれくらい経つだろう、明るい灯りの窓を振り返る、あの日あのとき、くれたキスの温もりだけはずっと胸の疼きになった、僕は黒い翼の天使になった、誰もが僕を悪魔だと遠巻きに恐れるだけで、いつの間にか冷えた体で、

せめて最期はあの娘に逢って、そして消えてしまうんならそれでいいって想う、天使に与えられた力でもって、少女が思い出してくれたなら、

最後に最初のチカラを使いたい、この羽、もう黒く染まった、それでもきっと分かってくれる、

あの懐かしい窓枠に立つ、錆びた鉄が裸の足にざらついて、少女はもう子供ではなく、僕がヒトの世界を生きてるうちに、時間はずいぶん過ぎたみたいだ、

“いつかはごめんね、私、君を思い出したんだ”
それだけ言って、キスが頬に温もりを、少女はいつか大人になった、だけど変わらず部屋の中に生きている、

白い羽は残る1枚、ディタはそれの使い道を決めてきた、
ヒトの世界の女の子、僕が初めて触れた温もりだけは覚えてる、
さあ、最初で最後の力を使おう、汚れた羽根でも僕は天使さ、

“もう名前はもらったの?”
きっとうまく笑えていない、ささやかな月の光でさえも体中を貫く矢のようで、
“ペインだよ、痛みって名前をもらった”
“じゃあ、天使になれたなのね”
少女がそう言い終わる頃、黒い天使は羽1枚を残して消えた、明日の朝日が昇るとき、彼女は強く、そして僕はすべての痛みを引き受けて、灰に散って消えるんだろう、

それでいいって分かってるんだ、
僕はそのためだけに生まれたんだ、
たった一人、温もりくれた彼女のためにすべてを捧げるって決めたから。


original text by Neco Chukuma…http://m.ameba.jp/m/blogTop.do?unm=tubuyaki-panda

rewrite by billy.

thank you.

“VOID TIME MEMORYS”
THE END.
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2011-09-25 13:24 | カテゴリ:未分類
死神レイリー、光の射さない森に住んでる、昼間なのか夜なのか、時間なんてどうでもいい、それに意味すら感じない、

森に住んでた、何年くらい経つだろう、ここに居るだけ、それでいい、誰かの魂、狩らなくてもいい。

ヒトは勝手に訪れて、無駄に死にゆく、残した魂、レイリー、鋭いカマで狩り獲るだけ、

仲間のザッパー、紛いものの牧師をしてる、
それでもヒトは気付かない、
毎日、死の神、懺悔しに来る。

“人は勝手に死にたがる”
ザッパーは嘲笑う、ヒトの命を笑ってる、

ヒトはヒトを殺し合うが好きらしい、世界はいつでもどこか、皆殺しが起こってる、

同じ血の色、同じ神を持つでさえ、争い合うが好きなんだろう?

それを居眠りながら考えた、
“どうでもいい”
レイリーは首を振る、常夏、砂浜、眩しいビキニを眺めてる、

今日の夜も森を歩こう、1つや2つくらいなら、彷徨う魂、見つかるだろう、

夜だけ赤く紅く光る眼は、汚れた血に似た赤みたい、今夜も森の中を歩いてみよう。


original text by chukuma neco.

rewrite by billy.

THE END.
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2011-09-25 12:58 | カテゴリ:未分類
あの娘に貰ったラペルピンつけてゆく、
シグナルカラーのパラシュートが風に舞う演習地、そんな国境近くまで、ビトレイ走らすクルマに乗って、

“ここでいい、手間かけさせたな”
車を降りた、背中から飛ぶ声はビトレイ、俺の名前を叫んでた、振り向く瞬間、ヤツは赤い舌で笑ってた、

ガラガラ蛇を彫り込んだ、俺の右手の温もりを知る、鉄だってそれくらいは覚えてる、

瞬時にそんな事を考えた、引き金にかかるヤツの短い人差し指が、

“これしかないか”
瞬間を5つに分けたくらいのうちに、グラウル、利き手は腰にゆく、

“未来なんてものはさぁ、弾き金の向こうに広がりゃしねぇ”

目を閉じてはまた、開く、過ぎるイメージそのままに、吹き出す血と赤い泡にまみれるビトレイ、

あの娘の星はひしゃげて散った、歪んだまんま散ってしまった、
返り血吸ったブラック・スーツ、今もその色、生きているのか、あの娘の星はなくなった、

怒るだろうな、
泣くかもしれない、
血の匂いに気づくだろうか、

“流れ星は飛んじまう運命なんだ”

そんなふうに言ってみようか、彼女なら疑いやしないだろう、

“やられちまった”
どうしてだか笑顔になるね、
早くあの娘のところに行かなくちゃ、赤い足跡つけながら、とぼとぼでもいい、歩いてくんだ、やたら寒いや、引きずる赤は黒に混じった、

もうすぐそこだ、
覚えているは笑顔だけ、どうしてだろう、それ以外は思い出せない。


original text……
“neco-chukuma”.

rewrite……
“billy-t”.

thanks for “neco”.
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2011-09-21 12:52 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110915_145117.jpg


世界の終わりに吸い込むタバコはどれくらい美味いんだろう、
きっといまこの瞬間と同じ味だ、それでも乾ききった風に吹かれて断崖に立ち、
伸びた髪をなびかせて、ありもしない明日を思って苦笑い、
その瞬間がくるのなら、ビールとタバコをダースで買って、味わうように待っていよう、

命の最期に味わう煙、それはどれくらい美味いんだろう、
明日がそうでもおかしくないんだ、火を点けて吸い込む毒の変わらぬ香味、
継ぎ足す火が足りないみたい、体中が痛むんだ、
欲しいのは麻痺、眺める東に陽は昇らずに、
すべて終わる気配だけが生きてる、つぶやくことなんてない、

そんな夢想を君に話した、つまらないって笑われた、
だけど苛立ちなんてひとつもなくて、えくぼが光に照らされて、
吸い過ぎ注意なんて野暮だと、ちゃんと分かってくれてんだ、
退屈さえなきゃ少しくらい、はめを外さなくっちゃつまらない、
また氷河がやってくる、誰ひとりも生き残れない、

フラスコ越しに見る宇宙、ガラスのオーロラ光ってたんだ、
フラスコ越しに見る宇宙、ガラスのオーロラ光ってたんだ、


JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110919_162616.jpg




photograph,text,illustration by Billy.
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2011-09-17 15:47 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110914_121601.jpg


砂漠に雨が降っていた、極める苛烈に削られて、
不毛に過ぎる日々を追憶、浮上できぬ精霊たちは、
その定めを反転させよと血さえ飲み込む、

大いなる、慈愛は誰が何処で享受する?
与えられぬもまた寄る辺すらなく、続くは酔い夢、
たどりし金と銀の夜、柔らなる雨が流れた、

旅に生きしは、あらゆる枷から放たれど、森に帰る星を眺めた、
夜明けを待つ勇み足たち、ろくでなくもまた続く、

優しく降るは流星の、十字を描き滑りゆく、
尾が漂わせた光の金貨、盗賊たちは砂の上、手の平には溶けた砂、

激しく鳴るは惑星の、生まれては燃え尽きる、
影に沿うは自身の記憶、夜の惑う星たちも、やはりは雨を待つだろうか、



graphic and text by Billy.
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2011-09-14 08:58 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110625_185654.jpg



月の匂いを探すピンクは、揺れるウサギの鼻の色、
幼く触れた夜のミドリは、遠き丘の鳴き声を、
怯えながら麦畑を散歩した、真っ直ぐ伸びてさらさらとした、
子供の髪の毛みたいな風が、透き通る森の日々、
眠りに投じた身の連れを、声なく今日も泣いている、

テーブルクロスは焦げた紙、モーテル近くのレストランでは、
旅人たちが明日やら夢やら語り合ってた、破れ尽きた花びら散らせて、
見えないばかりを激しく歌う、きっとアルコールのせいなんだ、
鬱屈だらけに生きているのは、不誠実なる問いばかりに応えた証、
そんなもんさ、そんなもんだ、

何もかもを投げ出して、いっそ旅に出ようかと、
時々、夢にまで見る熱病、なんだ別に投げ出すほどの、
手にしたものなどないくせに、たかがしれた物だけをやたら大義みたいに思うんだ、
枯渇して水のない、渇いた泉を触れてみる、
どこへ行こうか、生きたい場所も見当たらない、

汽車にのって、片道だけの切符を買って、気ままに沿ってどこかゆこうか、



JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110912_190013.jpg




photograph,text,graphic by Billy.
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2011-09-12 20:46 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110909_154053.jpg


ただ生きる、生きてゆく、そこにどれくらいの傷が用意されているでしょう、
ただ生きる、生きてゆく、そこにどれくらいの孤独が待つのでしょう、
いつかそれを知るときが、あなたにだってくるのでしょう、
出会えば別れ、酷く泣いてはまた笑う、儚くも美しい、
醜くもたどたどしい、未知へと歩く以外にないでしょう、

その身を焦がす熱に苛立ちながら、
その身を削る氷の刺に貫かれ、
永久の眠りにつくまでは、小さな小さな物語を紡ぐでしょう、
呼吸を続けているうちは、仄かな明かりを探すのでしょう、

黄昏れる、その日まではそればかりが続くのでしょう、
美しいものはそこかしこに溢れていても、手を伸ばせば暗闇すらも触れるでしょう、

大地には花が咲く、それがどうしたというのでしょう、
やがてそれは枯れゆくサダメ、理想を語るもそれは寝言のようだと歎く日さえもくるでしょう、

その日までは生きるのです、聴きたい歌がないのなら、口ずさめばいいのです、
終わりまでは生きるのです、まるで酷い、笑えない冗談だと笑い飛ばすことができるなら、
君はそのとき、負けなかったことに気づくのでしょう、

生まれたことに意味なんてないんです、意味を持たず花が咲くよう、
意味をもたず枯れさえするよう、それでも命がある間、
ただただ呼吸を続けるのです、意味を欲しがる、それは人があまりに脆く、
なにかにつけて理由ばかりを探したがるだけ、

神様なんて便利なものは、この世界に存在しません、
同時にやはり君が生まれた、それにも意味などないのです、
“くだらない冗談だ”そう君がいつかは笑う、その日がくるのを待つのでしょう、




illustration and text by Billy.
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2011-09-10 23:10 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110824_182235.jpg


刻まない時の部屋、終わりだけが視線の先で手を振って、
逃れようもその術などなくて、茫漠たる刻が在る、
思わば孤立の地平に過ぎぬ、思わば四季すら感じぬ場所で、

吠える犬もいなければ、吠えるだけの狗に見張られ、
ときに憶えもなく笑顔による横暴に、眉のひとつもしかめずに、
不敵な笑みさえ浮かべる日々だ、焼けた鉄をその背に突かれようとも、

青みのなかを自在に舞う、魚たちや鳥たちと、追い回しては笑顔に充ちた、
奇跡の時間を取り戻そうと、囚われしも変わらない、
ただひとつの願いは自由、生きしのかたちに正否はないと、

灰色に囲まれて、見上げる碧みが小さくも、
ナイフの気分を胸に抱く、やがては再び狂い咲こうと、
いつか触れた恋人の、頬の温度はただひとつ、
砂漠ばかりが世界を覆う、それでも舌には刃物の錆びが残ってる、

太陽なんて落としてやれって、ダーツに見立てて投げつけた、
あのナイフの手触り覚えてる?
青みに刺さる鳥の背で、僕らはずっと飛び続けてた、
その日はきっとくるはずと、監獄船で含みの笑みさえ浮かべてる、


JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110908_151819.jpg




photograph,text,illustration by Billy.
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2011-09-08 16:37 | カテゴリ:未分類
JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110905_174658.jpg


ずっと見つめたつもりだった、その黄金は陽の光に吸いとるように輝いた、
惜し気もなく羽根を舞わせて、惜し気もなく光を舞いて、

どれくらい歩いたろう、地に果てなんてないと初めて知った、
僕らが生きる星にがけっぷちはないらしい、

また雪が降る季節が来るらしい、
吐く息、尖る氷の時期は、淋しさばかりが際立つ季節、

相も変わらず孤独で自由だ、望んだような違うような冬を待つ、
凍りついた右手はなくした、痛みさえありはしない、

夢を見る、そんな季節に生きられない、
ほら、凍えた母イヌ、濁る目で、最後に生まれた仔犬なんて知らないふりだ、

右も左も知らないままだ、それでしか生きられない、迷うままの棄てイヌみたいな気分、
嘘も真もどうでもいいや、汚れてゆくだけ、さまよう水は濁るだけ、
このわずかな僕らの命、意味を問うヒマなんてないはずだ、

この束の間、与えられしは限界ばかりを着地にすえる、
どれくらい生きたろう、地に果てなんてないと初めて知った、
僕らは生きる、それに無意味も意味もないらしい、

黄金に羽根は舞う、それがどうした、
黄金に羽根は舞う、一枚残らず舞わせてやりな、




photograph and text by Billy.
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2011-09-07 10:01 | カテゴリ:未分類
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JACKPOT DAYS!! -poetrical rock n'roll and beat gallery--110819_135640.jpg

気が狂いそう、それはときに暴れるくらいの美しさを持つ言葉、
その瞬間ばかりを作りたがる調香師、優しさに抱く夜の匂いばかりを探す、

冷たい水に跳ねる光の角度に気づいたら、
調光師は夜に凍える冬の水色ばかりを求めてた、
体温さえも届かず感情すらない透き通る水の色、

悪魔に抱かれた夜の匂いは光に満ちた、
その日に生まれたヒトでなきをワインに漬けた、

いまこの世界のどこかにロールスロイスは焼かれてて、
サイドミラーに“ざまあみろ”の落書きが、後部席の紳士らしきは泡を吹き出し裸になって、
醜さ隠す服を脱ぎ捨て醜態さらす、

その煙と焼けるガソリン、その匂いも悪くはないと思うなら、
光は何処にでもあるって気づく、
気が狂いそう、そんな制御のない気分、
悲しみだとか優しさだとか、そんなものは戯れ事だ、

狂うばかりで何を掴める?
狂うばかりで貫いてやれ、再びナイフみたいに尖る時間だ、




photograph and text by Billy.
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2011-09-07 00:48 | カテゴリ:未分類
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たどり着いた最果ては、雨が鳴る月の裏側みたいな砂漠、
連なる氷柱、氷河の世界、呼吸をやめた動物たちが、
眠りを欲しがり溶け落ちるよう影に飲まれて、

見えないものを描いている、恋人とふたりきり、
僕はそこでなにを想うか横顔の、彼女のキャンバス横目にしてた、
過ぎた景色を手の平のなか転がすように、鮮やかなる朝が塗られて、

抱き合う夜はまた深く、その濃さ増して青みが濁り、
ふたりは落ちてゆく気分、最期に吸い込む空気は冷えた、
溶けた雪が混ざる空、

むきになってはふざけて笑う、無邪気さばかりで僕らは手繰る、
やがて陽が死に絶えようと、この終わる世界に手を取り合う、
あらゆる虚無がふたりを包み、消えゆくだけを見つめてながら、
微笑みながら重なり合って、


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photograph,text,illustration by Billy.
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2011-09-06 23:41 | カテゴリ:未分類
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その日は台風の接近でひどく強い雨が降っていて、眠りから覚めて見上げた空は黒くて、とぐろを巻く煙みたいだった。
横からなぐる雨が窓を叩いて、風に振り回されている蔦がムチのようにしなって雨と一緒に窓を打っていた、テレビをつけるとレインコートのリポートがどこかの港で必死に声をあげていた、音量は絞ったままだったから、彼女が何を叫んでいたのか知らない。

台風の進路はパネルにされていて、その円はすっぽりと私の住む街を覆っていた、注意報や警報が出ているらしくて、恋人からのメールには「無理だったら来週でいいから」って、そっけなかった。

行くよ、行きますよ。
身支度をととのえた私はひと気のない街を滑るように走って、水滴の向こうには滲む光が尾を引いていた、飛ばされた傘や雑誌が車道でバタバタと暴れていて、立ち寄ったコンビニはいつもより薄暗かった。
台風の雨風に打たれてずぶ濡れの子供は普段と変わらない様子で、濡れたままの手でマンガ雑誌を立ち読んでいた。

ビールとナッツとプリンとシュークリームを買い、レシートをデニムに突っ込んで、私はまたクルマに戻る。
たったの数秒で髪もメイクも崩されて、ミラーでその元に戻りかけの私はあまり笑っていないみたいに見えた。

もう少しで彼の住む街に入る。風はますます強くなって、木々を倒したいがためにやけくそになってるようだった。
右カーブに差し掛かる、左の薬指のリングがちかっと光を跳ねる。
たぶんきっと幸せなんだ、そんな気がする。

だけど。
それなのに、いま、この瞬間、私はこの台風で世界中が消えてなくなってしまえばいいのに、そんなふうにふと思う自分もいるって知ってる。
そうならないことも知ってる。
もう子供じゃないから、そんな無邪気にばかりはいられない、らしい。

彼の住むアパートに着く、雨も気にせずベランダから手を振る、見慣れた笑顔。「バーカ」と喉の奥につぶやいて、私は彼の待つ部屋へゆく。
まだ世界は滅ばなくっても、それはそれでかまわない。
とりあえず、しばらくは。


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photograph,text,illustration by Billy.
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2011-09-03 22:30 | カテゴリ:未分類
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名前をいくつか持ってる女の子、昼間に名乗るはだいたいアンジー、
彼女の名前は記号みたいなもので、使い捨てはいくらでも、
夜毎に拾ってきた言葉をもじる、暗示もかけて、どこかの誰かになりきれる、
思いつかない、そんなときには名前をつけてもらったり、

仕事は週に3日か4日、ボスが鳩を飛ばして教えてくれる、
時間と場所だけ書いた愛想のない案内状、彼女を欲しがる相手もだいたい仮の名で、
合図にギターケースを持っててもらうことにして、

アンジー、別の誰かになりきって、脱がされるためにドレス着飾る、
ピンクリボンのコサージュつけて、わたしはギフトと分かっているから、

白夜の季節、始まらない夜にドレスのアンジー、おまじないして魔法をかけた、
天に向け立つ鉄骨は今日も群れ、アスファルトのつくる森、ろくに見たことなかったけれど、
見たくもないって中指立てた、

コサージュ探す男を見つけて、ブラインドで光を閉め出し夜を始める、
今夜はジリー、アパート近くの花屋の娘、昨日はロージー、
歌に出てきた女の子、ケリーはどこかの王妃から、

ほんとの名前は忘れるアンジー、明日の名前は決めている、
コールガールばかりを殺した悪魔の犠牲になった名前を順番にもらってく、
お気に入りの名前はアンジー、だけど夜は眠らせる、おやすみアンジー、
いい子のあなたはここにいるの、誰にも触れられないように、


“南へ逃げた恋人が、今も元気でいますように”

他の誰かに抱かれてながら、アンジー、今夜は偽名を捨てる、
吐き捨てるほど思いつくのに、お気に入りの名前で生きる、

愛を売り終えたらブラインドの外は朝、
まるきり何も失くした気分、ベッドに知らないバカが眠ってる、

“男たちを皆殺しにして手配犯になってみたい、
どうせコイツらアタマの中にはアレしかないし”

丸めたドレスに火を点けて、窓の向こうに放り出したい、
裸のまんまシャツを着て、湿ったタバコをふかしてる、

ほんとの名前は捨てたアンジー、それは死んだ仔犬の名前、
たぶん誰より大切な、彼女にだけなついた仔犬、
ほんとの名前は忘れたアンジー、昔のことは忘れたよ、
南へ逃げた恋人が、いまでも泣いてますように、

世界まるごと皆殺しにするマシンガンを手にしたい、
サイフの中身はまるごともらうね、汚いカネは汚いことに使ってあげる、

“どうせアイツら、カネさえあれば何でも買えると思ってる、
かざす偽善に乱射して、腹を抱えて笑ってみたい”

真っ赤な舌をチラつかせ、返り血なめるふりをした、
汚い血は臭いから、すぐに歯を磨かなきゃ、

“南へ逃げた恋人は、へらへら笑ってくれたらいいわ”

今日の仕事は終えたアンジー、少しだけ世界が澄んでる気分で、
屋上、奪った紙切れを風に踊らせて少し伸びた髪を指でつまんで、


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photograph,text,illustration by Billy.
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2011-09-02 21:18 | カテゴリ:未分類
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きらきらひかる、宝石でもガラスでも、
夜に見ればそう差はないって、押し潰したダイヤモンド、
跳ね飛ばされたハリネズミ、人工繊維のシルクシャツ、
カラスは闇に牙を研ぐ、

コールタールを流し込む、コンビナートの上を旋回、
掻き回したら空が血を吐く、足音もなく鳴き声もなく、
ちらつく影はヒトにも見える、

安住を得た俗物たちは、金のにおいに鼻が利く、
飢えたふりが得意なだけの、旅を忘れて海を嫌った、
カラスたちがまた呼んでいて、せせら笑いは聞こえないふり、


きらきらひかる、宝石でもガラスでも、
闇に映せば違いはないって、捻り潰したダイヤは破片、
蹴り上げられた朝の始まり、泥だらけはもういない、
ガラスに夜がまた映る、

音の速さで走れるのなら、邪気も無邪気もないだろう、
瞬間だけに生きるなら、感情ひとつもいらないだろう、




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photograph,text,illustration by Billy.
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2011-09-02 08:10 | カテゴリ:未分類
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もがき足掻いた、仰ぎ見る空の色、
半分くらいは灰色で、また汚れた水が降りそうで、
荷台にひしゃげたジャングルジム、
元の色はピンクと黄色、西のほうへ連れられてゆく、

どこか遠く、見たことのない廃棄の森で、
鉄は樹に生まれ変わって、やがて花まで咲かせばいいと、
空想ばかりさ、いつもそうだよ、そんなふうに生きてんだ、

どこもかしこもリアルは荒野ばかりに見える、
焼けた野原に生かされてんだ、理想が青くて何が悪い、
ロマンは残る最期の希望なんだから、

眠りながらそんなことを考えた、桟橋下のビキニのあの娘を思い出したり、
たぶん名前はシャーリーズ、そんなような気がするね、
もがき足掻いた、仰ぎ見る空の色、
半分くらいは灰色で、また汚れた水が降りそうで、

しばらくは慣れたソファに寝転がる、どうでもいいって決めてやる、
つまらないことばかり思うよ、相も変わらず、

眠るなかにロマンがあるなら、いつまでだって眠っていようか、
気付けば世界が燃え尽きてれば、

それでいいんだ、
悪くはないね、
それがいいんだ、
眠ってやるよ、

今日も僕はシャーリーズを想い出す、
今日も僕はシャーリーズを想い出す、

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2011-09-01 23:51 | カテゴリ:未分類
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エメラルドより澄み切った、冷たい水をまた探す、
終わらないはず、永遠の夏を求めて、
解放された旅人たちはまた夜へ、

太陽が眠った砂漠、月のかけらのポケットに、
あてにならない方位磁石、逆さに見る世界地図、
眠りたがるリスを尻目に、行き場のないウサギを抱いて、

夏の種族は積み荷がサーフボードとラジオ、
フェスティバルの音楽が鳴る、買い物カゴにはアルコール、
買い占めた赤いマルボロ、夏が射す、
永遠ばかりのオレンジを、夏の種族は追いかけてゆく、


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photograph,text,illustration by Billy.
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2011-09-01 10:33 | カテゴリ:短篇小説「祈り火と過ぎる夏」
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祈り火と過ぎる夏<1>
祈り火と過ぎる夏<2>
祈り火と過ぎる夏<3>
祈り火と過ぎる夏<4>
祈り火と過ぎる夏<5>
祈り火と過ぎる夏<6>
祈り火と過ぎる夏<7>
祈り火と過ぎる夏<8>
祈り火と過ぎる夏<9>
祈り火と過ぎる夏<10>


夏はもう残りも少なくなって、そのわずかな力を絞るように地上を照らしていた。
いまこの瞬間もどこかで誰が死を迎え、入れ替わるように新たな命が誕生したはずだ、それは繰り返し再生を続ける世界そのものの在り方とも言えるかもしれない。

ミズキは東京に戻り、いまはまた元の生活を続けていた。そしてまたひとつ年齢を重ね、20代も後半を迎えた。
あの夜と明け方に見た大輪……そう、集まった人々が祈りを託したあの太陽は今日もまだあの日と同じように遥か上空で輝きを続けている。
見上げるとあまりにまばゆく、目を細めて左手で日陰をつくる。
垂れ下がった銀色のチェーンの時計は正午を指していた。

あの日はまるで何かが始まり、何かが終わる、その両方を一度に経験したように記憶している。

父とは会っていない。
彼には彼の新たな生活があり、すれ違った私たちはまたそれぞれにそれぞれの道を歩く、そう思うことができる。
道行く人々は相変わらずの日常を過ごしているようで、きっとそうでないんだろうとミズキは命というものを思い描く。


昼食を終え、再び会社に戻る、次の取材先やその土地、プランを書き連ねたファイルを開こうとすると、見覚えのないメールが届いていることに気づいた、それは土地の再生を誓って奮闘する一人の青年からだった。

<元気ですか? 僕は変わらず元気です。まだまだ時間はかかるし、この先がどうなるかは分かりません。でも、この土地に生きることを選んだ者として、また新しい種をまき、少しずつ咲く花を見守り、いつかまた……いや、以前と同じには戻らないけれど……それを承知でゆっくりと歩いていきます。
また、祈り火の季節に会いましょう>

その手紙を息もつがずに読み切ると、ミズキは大きく深呼吸して目を閉じた。

また生きる。
まだ生きる。
どちらでもいい。生きることには違いない。
カメラを手にして、彼女はまた取材にゆく場所のピックアップ作業にとりかかった。
生きている限り、止まってはいられないのだ。


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<終わり>



photograph,illustration and story by Billy.

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