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2015-07-12 18:30 | カテゴリ:文芸パンク・焦熱


「屑星のブルーズ」


眠りの浅い、夜と朝の境界線を行き来している、
見上げる真上に雨の鳥がふわり舞い去る、
虚空に螺旋、滑空してゆく渡り鳥、

地に這いつくばる魂たちは、今日も呼吸を揺らして惑う、
地を這う以外に進む術を知らぬ私は、
溢れ落ちゆくため息を、知らぬ間に踵に擦り潰してた、

永遠なんぞを知ってしまった私たちの魂は、
手にはできぬと知っていながらどうにかそれを掴み取ろうと手を伸ばす、

陽炎、火花、運ばれゆく雲、
無言の水にさざめく波紋、静かな雨にて雫の垂れる青い葉よ、

どうやら今日も不器用ながらに足掻く候、
たった一粒、光を手繰る手には雨粒、
風に乗る鐘、南からは海の匂い、
泳ぎ疲れた飛沫を跳ねる、トビウオの背に映る虹、





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2015-04-10 18:30 | カテゴリ:文芸パンク・焦熱

「狗のバロウズ」


目覚めてしまうと視界を占めていたのは青い、
虚空が惑う青い夜が広がり続けているようだった、
昼間の鮮やか過ぎる色が生き延び、どうやら夜に溶けたみたいだ、そして鉛と混ざり合う、
気分も悪げに反転する金時計の塔の上には山羊の頭を持った黒い男が眼下を見据えて鳩を骨ごと噛んでいた、そして歯の隙間に指を差し込みこびりついたカスを弾いた、
明日には羽根が降るだろうと嗤ってやがる、

一歩ごとに踵を擦り、その地を削り取るよう歩く、
爪先が地上数センチの青を裂く、それから俺はタバコなんぞに火を点ける、
どうやら犬歯が伸びたみたいでフィルタに傷が残ってた、夢か現か、夜が終わればまた狗に、
地を這う狗に戻るんだろう、飢えた野犬のように獰猛ならいい、
飼われて飽きて捨てられた、そんな記憶があるからなんだ、
だから次は人を食おうと思ってた、人の思いなんぞは喰わぬ、人そのものを喰らい尽くしてやろうと眠る前にはいつも思った、
そのとき俺は四足にて立ち、視界は地を舐めるが如く低い、そんなものになっていた、
成り下がったか成り得たか、そんなことはどうでも良かった、
ともかく俺は狗になったのだ、

欲しいものは安寧か?
遥かになった頭上の月に塔の尖る先が貫通してた、
影になった黒い男が欠伸まじりに問いていた、

いや、要らない、とりあえず暇潰しにお前の命が欲しいと言う、

お前は俺を喰らいたいのか、その涎に光る牙は血肉を欲するか、
悪魔を喰うとは痛快ながら、薄汚い身なりの者など体に取り込みたくはない、
これ以上に血を汚すは青い夜をゆく俺には無粋に過ぎることであろう、

お前がいると月が見えない、其れも理由のひとつだけれど、
恨みなんぞは露ほども、しかしは疼き続けている奥歯が砕く肉を探しているのだ、だからお前を噛み殺すのだ、

俺は誰かと話し続ける、お前は狗に応え続ける、
あまりに青い、夜の空の下のことだった、鉄の扉をこじ開ければ其処にあるのは世界の底たる虚無を馴らした青い鉛に乾いた石を並べた路上、
それを見る、お星様たち嗤ってる、
数百億でも数えもきれぬ、
無限に近い、死神共に魅入られちまった儚き者が青に明滅、
そして生ある者を嘲り、憎しみ、慈しみ、多々ある情にて嗤ってる、

さらばだ、別れだ、俺は言う、
さらばだ夜よ、さらばだ朝よ、
お星様たちおやすみなさい、
止まっていようが反転だろうが其処に見張る時計たち、
鎖解かれた野犬は列なし言葉は発すこともなく、
目にするすべてを視界に捉え、射抜く視線で心臓だけを盗みにかかる、




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2015-03-15 18:30 | カテゴリ:文芸パンク・焦熱



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「機関銃が欲しいだけ」


四季はただ僕らを押し流し、見たくもなかった場所へと連れてゆく、
屑紙以下のチラシには、どこかの阿呆が下卑た笑みを浮かべてやがる、
夜な夜なおまえが咥えるそいつが拳銃だったら迷わず引き鉄弾いてやるって、
下品なのはお互い様で、見ているものが花か土かの違いくらいだ、

膝から流す血さえも笑い合えたあの日のことを、
いまは笑えないでいる、僕らはずっとこの世界に翻弄されて、
小便臭い言い逃れでもいくつか考えててやるか、
目にするすべてを壊したかった青いころこそ美しいと知ってしまった、
そいつだけはどうでもいいと吐き捨てられない、

四季にまたも押し流される、塗り潰せるなら黒か白のどちらがいい?
どこかの誰かのもっともらしい綺麗事など一語一句に火を点けろ、
生憎、寝言を抱えるなんざ手に枷、足枷、煩わしくて反吐が出る、
どうでもいい、それはまるで優しい歌だ、花やら土も嗤うだろうよ、
過ぎたことを忘れよう、背中からは倒れて錆びた鉄の匂いの風が走る、










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2015-03-14 18:30 | カテゴリ:文芸パンク・焦熱
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「君は僕は天を忘れたふりをする」


君は空を眺め忘れる、空も君を見落とし続ける、
それでも不甲斐ない僕は、気づけば青みを仰いでた、
何処にもゆかない想いを馳せて、嗚呼、もうやめちまおうか、
どうせ届きゃしないこと、子供じみた夢想に過ぎない、

君は空を睨んでた、空はそれを知らないふりで、
不愉快さを隠せない、だから僕は天に舌を出す、
鉛を溶かした黒い雲、逆さに向いて槍を放てば、
なにがなくとも救われる、そんな気分になれるだろうか、

途方に暮れるだけの夕刻、
美しく群れる鳥、廃棄ガスとオルゴール、
黄昏れ燃ゆる海だけが、この世で唯一灯火たるもの、
いつの日だったかそんな戯言吐いては煙を吸った、

僕が空を眺め忘れるそのわけは、
其処に希望があるかのような幻想なんぞが蔓延るからだ、
意味やら価値やらくだらねえ、記憶なんぞは昨日の便器に捨てちまえれば飄々と、
身軽に気分も良いだろう、実のところは己なんぞがどうでもいい、
空洞なんだと知ってしまったが為に、どれほど澄んだ透明の、
水を飲んでもそんな傍から零れ落ちてしまうんだ、

僕は天を眺めはしないし天も僕を見落とし続ける、
それでも不甲斐なさが故、気づけば青みを仰いでしまう、
何処にもゆかない想いを馳せて、嗚呼、もうやめちまおうか、
青を飲んでもその傍から垂れ流してしまうんだ、








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「グラディウス」


凍えながらも揺れては惑う心臓と、歩き疲れた靴の底、
トビウオ跳ねたら飛沫のアーチのなかに太陽、
リアリストに唾を吐き、ロマンティストをせせら笑う、
さらばだ真冬を選んだ花々よ、過ぎ去る地には「おやすみ」を、
振り向くのは消える前だけ、水平線はかすかに弧を描いてた、
そのとき某は、星が楕円形だと知った、

薄ら寒い枯れた草原、ミドリと褪せた金色に、
花持ち並ぶ白い葬送、氷上にて凍る頰、
頭上に旋回、鳥は群れ群れ、風に酔って風に舞う、
ペシミストは麦酒をあおり、サディストたちが泥を蹴る、
さらばだ真冬を選んだ花々よ、過ぎ去る地に「おやすみ」告げる、
振り返るさえ億劫だった、景は背中に流れて消えた、

聖域、地下鉄、海鳥たちの楽園よ、
オルガン、鐘の音、淋しがり屋の道化たち、
鹿の角でできた燭台、鉄を連ねた森の夜、
ラジカセ、残響、ゴールドラッシュの過ぎた街、
指笛鳴らして見上げる天には弾ける星が、

平和主義者と軍国主義者は遥か高みで見下ろしながら、
新たな共存、探るシナリオ描いてた、
黄昏れる神々は、滲む視界で地上を憂う、
赤い月にて終わりを告げる、
景色を揺らす指には蛇が、這い回って舌から涎を垂らしてやがる、
百年孤独に耐えた鍵盤、風を欲しがり地表を濡らす、
月の夜には旅の奏者が雨音にも似た叫び声を鳴らしてた、















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