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2014-08-15 12:00 | カテゴリ:文芸パンク・連


「魔法使いは君だった」


昼も夜も続く深海、漂う鯨が見た夢を、
いくつくらい想い浮かべる?
極彩色のオーロラを、星を一周する虹を、
澄ませた耳に花の歌、微かに耳たぶ揺らすくらいの、

砂漠の民はいまでもずっと、ラクダに乗って砂の海の絹の道、
凍える夜にはランプで地上に星をつくって、
賑やかなる街の歌をくちずさむ、

樹の減りつつある森の、王様みたいに振る舞うフクロウ、
いつか小さな村で見た、恋する少女と少年の、
わずか未来に祝福の、黄金色の鐘を鳴らした、
ざわめくミドリと生まれたばかりの花も舞う、

限りもなく描いたはずの、スケッチブックに粗い素描、
ノートの切れ端、幾数千もの願いたち、
アコーディオンとハーモニカ、なぞる音階、風になる、
生きているといま想う、今日も明日も旅に立とうと、

呼吸の先に誰がいる?
トビウオたちは海鳥真似て、乱反射のアーチを架ける、
廻り続ける観覧車、手のひらには砂時計、
歩き続ける、ふと止まる、
君を呼ぶ声、僕に挙げた手のひらよ、
魔法使いは君だった、
魔法使いは君だった、









FILM STARS NOT DEAD

閃 ロックンロール ワールズエンド
天 草原 蟻
ゾンビ 祈り 砂時計


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2013-11-09 11:45 | カテゴリ:文芸パンク・連

ジョゼとロズワース -part3-


生きる術さえ持たない無力なままの15歳、
貧しきばかりが集まる街には生きる手段も用意されない、

少女は夜の色を売り歩く、
いつか描いた光のまばゆさなんて日常に消されてく、

ナイフ手にした少年は、断ち切れなさを切り裂くように、
拭い去れない赤に手を染め、もう戻れないくらいの闇をゆく、

欲しかったもの、その何かを掴めない、
手にしたのは汚れ物に似た体、例えば放置された猫の轢死体にも似てる、

買われることに慣れない夜をゼロになってやり過ごす、
鳴りやまぬは悲鳴に似た風、僕らが生きるこの世界はそんなものに満ち溢れ、

“このナイフって、何のためにあるか知ってる?”
“知ってるけれど、知らないふりをしていたい、
また何か澱みに触れる、そんな気がして”

生き苦しさを抱えるふたり、いつか見た光のカタチ、
繋いだ手で宙に描いて、色はまだ思い出さない、
色はまだ思い出さない、たぶん忘れてしまったんだろ、
だけど、まだ消えたわけじゃないって気づく、

嵐の海に飲まれる船たち、声すら上げず飲み込まれるは棄てるに慣れた弱きものたち、
闇に慣れた病む街を、再び旅立つ決意はヒカリ、

この雨、この風、蘇らせたヒカリのありか、
ジョゼとロズはあのときみたいに手を取り合って、
鳴る雷雲の向こうに見えた、そんな気がしただけかもしれないけれど、

他の誰より早くゆける少年少女、また陽の射す場所を探して、
汚れを体に刻んだまんま、

また明日へ駆け出した、
また明日へ駆け出した、

生きる限りは未来にまた導かれ、
かすかであっても光を掬い上げながらゆく、
それは誰も同じだって、本当はわかってる、


“彷徨デイズ” ~無音のロックンロールを撃ち鳴らせ!!~-100820_160145.jpg


-end-
2013-11-09 11:43 | カテゴリ:文芸パンク・連
“彷徨デイズ” ~無音のロックンロールを撃ち鳴らせ!!~-100821_001332.jpg

ジョゼとロズワース -part2-


疲れに果てる互いに互い支え合う、
生まれ落ちた土地の影を振り切るように走り続けて見つけた街は、

すでに朽ちた廃船ばかりが集まる港、
落ち窪んで光のない目が憂鬱そうにふたりを睨む、
たどり着いたその場所は、

見慣れた街に酷く似た、錆び風さえも漂う景色、
描いたはずの世界は用意もされていなかった、

立ち尽くすジョゼとロズ、打ちひしがれる15歳、
走りつづけた疲弊ばかりが言葉さえも奪い去る、

もうどこにもたどり着けはしないんだ、
安い宿にさえも泊まれず、立ち塞がるリアルばかりがジョゼとロズを切り裂いて、

光なんてどこにもないって旅の終わりを告げるジョゼ、
たぶんここが最後の街だ、無力なだけで行き着く場所などなかったと、

ロズワースは唇を噛み締めた、鉄と海風、混ざる味、
これ以上は歩けやしない、光を追うのは無理なんだ、
もう、ここで旅を終わらせようとあきらめる15歳、

ふたりは諦めを握りしめて歯ぎしりをして、
まだ見ぬ光をなかったものだと言い聞かせてる、
2013-11-09 11:41 | カテゴリ:文芸パンク・連
“彷徨デイズ” ~無音のロックンロールを撃ち鳴らせ!!~-100906_183245.jpg

ジョゼとロズワース


月の光さえも届きはしない、弾ける灯に群がる羽虫、
朝昼なく点いたまんまの明けぬ街、

出てゆこう、そう決めたふたりは手を取り合った、
飾り気のないデニムとシャツで、その街、走り抜けると決めた、

買われた、飼われた、どちらでもいい、
ふたりは意思を奪い返す旅に立つ、夜さえ寄らない街を離れて、
温もりだけを信じるって、

優しさだとか愛だとか、
甘いだけのごまかしなんて期日を過ぎた切符みたいだ、
逞しくも気高い獣みたいに羽根を持つ、

駆けてゆくストリート、倒れたネオンを蹴散らした、
漁るネコはダストシュートに集まって、穴の開いたフットボールが転がった、

もうここには帰らないから、ジョゼとロズは暗闇にさえ指を突き刺す、

生きる場所ならどこにでもある、
まばたきさえなく二人は街が背負う影さえ置いてく速度で走る、

導き出す光のなかは、僕ら迎える新たな景色、
楽園なんかじゃないだろう、けれど、走り出すのは衝動で、
それを止める手段なんてないはずだ、
2013-11-09 11:06 | カテゴリ:文芸パンク・連
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「THE TIME CHANGES -part 1/3-」


〝時代は変わる、それは世界のありようさえも姿を変える、
いま、私はずいぶん老いた、
何かを変える力はない、だからだろうな、
私は私の意思を継ぐ、若さが愛おしくも感じてる〟

宴は終わり、閑散たるヴードゥー・ラウンジ、
疲れた顔のダンサーたちはそのきらびやかなる衣装を捨てた、
夜の終わりはもうすぐそこだ、

〝命は受けて継がれゆく、
それが家族だと知った、
例え血の繋がりがないにしてもね〟

男は少しくたびれた、闇がその老いを明らかにする、
ダンサーを愛おしげに眺めてた、
それはまるで我が子を想う眼差しで、

〝家族がいたんだ、私のような悪魔を慕うろくでなしだ、
それでも人は人を想うものだよ、君もそう思うだろう?〟

彼はその命のなかで、それが闇を統べるものだとしても、
確かに何かを手にしたはずだ、
それは繋がり、人と人が結びつく、
優しさとは呼べないまでも、幼き彼を思わせた、
それはやはり家族としか言い表せなきもの、

〝時代は変わる、父である私は老いた、
しかし私には達せずにいる何かがあって、
それは次の世代に引き継がれるはず、
そう、世界がどうあろうと、
汚れたままの姿を晒し、いくら失望に身を斬ろうとも〟

また新たに生きゆく命はあって、
成し得ぬものは成し得ぬままで、
やがて時代は変わりゆく、
そのすべてを見届けようと、
老いた男は席を立つ、

時代は変わる、ただひとことだけを残して、


“THE TIME CHANGES”
THE END(……?).
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